短歌 甘美な夏の夜の詩
ボロボロになった君への愛の歌 星月夜には雨が降らない
星の海 瞬く時の眞金なり 少年を連れる光の剣
アーモンドこんな心も甘くする 少女の昼寝に小鳥も休む
水晶の孤独と咽ぶ少年の夜の日記はそこかしこ、青い
孤独感 万年筆のインク似て夏の夜にさ迷う小鳥
星菫の永遠に忍べよ、星落ちて 花の雫に風鈴鳴らす
暮れの月 日永を壊す共犯者 僕らのテストも燃やす、キリンと
星の雨 君の手ぬるい交差点 黒髪さえも夜空に溶ける
星の秋 拙いレターをしたためる君はいつも空と喚いた
星の恋 僕が捧げる愛の詩 早く君の背中を見たいの
古本に月に明かした君と逝く 屋上の風に君の唇
星凉し 君の涙に光あり ドールハウスに僕はいないよ
夏の霜 甘美なソナタを聞き給え 僕は君をバンパイアにするよ
月凉し撫子千切れ、千切られて僕の悶えた恋も終われば
夏の月僕が捧げたクレチマス 君の瞳に月光臨んだ
千鳥草 月夜の願いを叶えてよ 花氷さえ僕は叩くの
花笑みのサザンリリーに僕は見る傷を追った君の心を
玉鬘 君に憂いを見せつけた 身体の奥が少し、熱いの
浜木綿は君のような夏の花 花筐に君の心を入れ
露草の想いと君と夏の月 僕らに巣くう宿痾と共に
短歌deダイアリー | 物語詳細 - monogatary.com
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