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少子化対策は2.0を念頭において議論すべき―日本の少子化議論の誤り
■ 現状の少子化論は、すべて無責任な議論である少子化をめぐる議論で、筆者が長年、疑問に思っていることがある。
それは少子化問題の「解決」となる出生率2.0という数字が、目標値としてなぜ置かれていないのかという疑問である。
なぜなら2.0という基準が不在だと、無責任な提言がいくらでも言えてしまうからだ。 たとえば高校大学・保育園の無償化、第三子に1千万、消費税廃止、デフレ解消、事実婚、選択別姓、育児
ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』
【本書概要】
1. 社会道徳の基盤は直観であって理性ではない。直観は理性で制御できないがゆえに拘束力を発揮する。
2. 人間の脳は、社会維持のための自己抑制をこの拘束性の高い直観道徳で身につけるように進化した。
3. 直観の源泉はその社会が慣習的に育んできた社会的事実である。リベラルはそれを変更しようとする。
4. 直観道徳を失った社会は社会道徳を理性道徳により多く依存せざるを得なくなるため不安