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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)最終回「どうだっ!僕は冒険家だ!」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)最終回「どうだっ!僕は冒険家だ!」

 今飛行機は、インディラ・ガンディー国際空港を発ち、日本に向かっている。
 僕のインド旅行が終わる。もう日常に戻る。飛行機の座席に座ると、猛烈な睡魔に襲われた。

 少し眠ると、機内食を配る雰囲気で目が覚めた。

 チキンカレー、サラダ、スイーツなど。機内食のこのお弁当感、やはりワクワクする。

 機内食を食べてから、スマホでこのインド旅行の写真をスクロールしながら、いつの間にかグッスリ眠っていた

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)⑩「TDIモールに向かう途中の駅トイレで絶叫したのだ」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編🇮🇳)⑩「TDIモールに向かう途中の駅トイレで絶叫したのだ」

 今日。夜8時。僕はインディラ・ガンディー国際空港から日本に帰る。インドの旅もついに最終日を迎えた。

 昨晩、3時間遅れでワーラナシーからデリーに飛行機で戻り、それから電車を使って何とかホテルに着いた。(これも大変であった)夜10時くらいに、ホテルの近くでマクドナルドの夜食をとった。

 朝ホテルでインド最後の朝食を楽しむ。
 汚い話だが・・・お腹を壊した状態がずっと続いている。ラージ・キラーの

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑨🇮🇳「ワーラナシー空港でパニックに陥った」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑨🇮🇳「ワーラナシー空港でパニックに陥った」

 日本では、そう、日本ではー なんとかなることが多かった。
 会社員時代、仕事で終電を乗り過ごした上、手持ちのお金が無かった事があった。僕とラジ君の先輩であるマサニイは、「オギヤマー お前お金もってないんだろ。一緒にタクシー乗ってけよ」て言ってくれた。  
 僕とマサニイは住む場所が全然違うから、タクシーで一緒に帰ったら時間もお金もめっちゃかかるはずなのに、マサニイは僕にそういってくれた。僕は若く

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑧🇮🇳「帰れなくなった!!!」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑧🇮🇳「帰れなくなった!!!」

 インド旅行も5日目になる。今日デリーに戻り、明日帰国する。この旅行も間も無く終わる。旅行が終わったら、僕はまた一独身教師に戻るのだ。学校でせっせと働くのだ。給食を食べて頑張るのだ。

 昨日、ガンジス川からホテルに帰ってから食べた夜ご飯。
 大皿に2種類のカレー。サラダ。ナン。真ん中は豆粉を薄く焼いたパパド。ヨーグルト。チキン。なかなかヘルシーじゃないか?ターリー、というインドの定食らしい。
 

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)🇮🇳⑦「ガンジス川で夢をみたのか?」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)🇮🇳⑦「ガンジス川で夢をみたのか?」

 僕はホテルのロビーでshibさんと待ち合わせ、用意された車に乗りサールナートへと向かった。
 「サールナートを見学し、その後ガンジス川に向かいます」
shibさんはそれ以外何にも言わなかった。僕は「はい」とうなずいた。
 サールナートとは、釈迦が悟りを開いた後、鹿が生息する林の中で初めて説法を説いた地であり、仏教4大聖地のひとつでもあるらしい。ホテルから30分も経たぬ内にサールナートに到着した。

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑥🇮🇳「ワーラナシーで最強のガイドshibさんに出会ったのだ」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑥🇮🇳「ワーラナシーで最強のガイドshibさんに出会ったのだ」

 さっきからCoccoの「強く儚いものたち」が頭の中でリフレインされている。
 なぜにCocco?聞いたこともあんまりないのに?

 朝5時半。まだ真っ暗だ。僕はHISデリー支店のアラカワさんが用意してくれたタクシーに乗って、またインディラ・ガンディー空港に向かっている。

 昨晩僕は雑踏の中でラジ君を見た。あれはラジ君に似たインド人じゃない。確かにラジ君だった。間違いないのだ。なあラジ君、ラジ君

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑤「デリーの路地裏で会社の同期を見たのだ」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)⑤「デリーの路地裏で会社の同期を見たのだ」

 そして僕はまたリキシャに乗っている。運転手の運転はかなり荒く、ガタガタ体を揺らされまくりながら僕はリキシャに乗っている。

「オギヤマさん、基本インドでは誘いにはのらないことです。日本人の旅行者を狙うインド人は多いですから。リキシャに乗りたい時は自分から声をかけることです」
HISデリー支店のアラカワさん(日本人)は言った。
「デリーで観光したいんですが、どこかおススメとかはないですかね?」

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編) ④「This is India!」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編) ④「This is India!」

 インディラ・ガンディー空港近くにあるホリデイインは僕史上、最高にイケてるホテルだった。14000円位だったが、その値段を出せばインドならば相当豪華なホテルに泊まれるらしい。

 時間はもう深夜2時半を過ぎていた。眠かった。非常に眠かった。が、寝てしまったらこの豪華な夜が終わっちまうじゃないか。
 回転する豪華なイスに座りグルグル回った。夜景を観てウットリした。用もないのに2回ロビーに降りた。しか

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)③「インディラ・ガンディー国際空港へ」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)③「インディラ・ガンディー国際空港へ」

 何が好きかっていったら、やはり飛行機から降りて、初めてその国に降り立つ瞬間だ。その国の空気を、においを、雰囲気を身体全体で受け止める。この瞬間、自分はスターになったような、無敵になれたような気になる。

 大学時代、レゲエダンサーみたいな髪型をしたシュウちゃんはタバコを吸いながら言った。
「旅してると、生きてるって実感するっちゃんね」
その時は「ふーん」くらいに思っていたけど、今ならわかる気がす

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)②「北京」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)②「北京」

「ついたよ」
 スーツの男に言われ、ワゴン車から降りた。暗くてよくわからなかったが、辺りにはまばらに高い建物が並んでいた。目の前には10階建てくらいのホテルが建っていた。
 ビクビクしながらホテルに入る。パッと明るいロビーが現れた!清潔だ!まともなホテルだ!良かったよ!フロントのお姉さんもどう考えても優しい雰囲気で、僕は胸を撫で下ろした。

 伊丹から北京にきただけではあるが、けっこうくたびれてい

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42歳一独身公務員の旅行記(インド編)①「出発」

42歳一独身公務員の旅行記(インド編)①「出発」

2016年12月。当時35歳。
公務員になって6年目。一通り仕事に慣れてきた頃。
色んなことに飽きてきていた。友人達はどんどん結婚していった。若い教師たちはガンガンカップルになっていった。しかし僕は独身だった。エネルギーだけは有り余っていた。いつもと全然違うことをしたい!ドキドキすることがしたい!と渇望していた。
 当時読んでいた沢木耕太郎さんの「深夜特急」の影響だろうか。冬休みにインドに行くこと

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