文月の日記 ASDに閉じ込められることはない
Ⅰ.ASDさんは『ASD』に縛られやすい?
最近私が思うのは
「ASDさんは自分が『ASD』であることに囚われすぎじゃないか」
ということです。
私達ASDは
自分が『ASD』であることを強く意識します。
ASDさんは定型発達さんと
考え方や世界の見え方や感じ方が違うので
普通とは「違う」自分に違和感を感じます。
そして小さい頃から
何かと周りから叱責されることも多いです。
その影響から自分に自信を無くしていきます。
自分に自信を無くし
ずっと苦しい思いをしながら生きている
ASDさんの数は多いです。
カムフラージュという仮面を被り
「普通」を装いながら日々を過ごす
ASDさんもたくさんいます。
ASDの特性は
自覚/無自覚関係なく
ASD当事者を苦しめます。
私も時々
「もし自分が定型発達だったら
良い子になっていたんだろうか」
と考えることがあります。
愛嬌はあっても失言が多く
何かとズレた対応や言動ばかりで
特に親から叱責されたり
恥ずかしい思いをさせたりしてきたので
「自分なんかいない方が良かったのでは」
と思うこともしばしばでした。
Ⅱ. できる限りのことに日々取り組む
ASDの特性に日々悩み苦しむ
ASDさん達に伝えたいのは
「ASDに閉じ込められる必要は無い」
ということです。
ASDの特性はあくまでも
「私」が持つ側面の一つだからです。
ASDは「私」を形成する一部分に過ぎず
一番の個性というわけではありません。
興味の幅が限られている
定型発達の人とは見えている世界が違う
感覚過敏が強い…etc.
ASDさんは特性から生じる
様々な悩み事を抱えています。
ASDさんにできることは
ASDの特性を理解した上で
自分の「限界」を知り
その中で
できる限りのことをやっていくこと。
私自身も
「ASDはあくまでも私の一部」と
いう考えを持つようになってから
多少気持ちが軽くなりました。
今でもASDでも生きやすい道を模索中ですが
私はASDの自分に自身を持っていきたいです。
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