ASDは我が強い?
ASDさんは「俺様」になりやすい?
■はじめに
ASDさんて良くも悪くも
「我が強い」タイプが多いと感じます。
いわゆる「俺様」ですね。
その影響から周囲の人と
色々摩擦が生じやすいところがあります…🤔
私自身も「決まり事だから」と言われても
内心では納得できず不服に感じることも
しばしばです。
また他の人にとっては
当たり前に馴染んでいることでも
なかなか馴染めず
それでも我慢して合わせることも
しょっちゅう…💦
今回の記事は
ASDさんの「我が強い」と言われる背景
ASDさんの持つ基準やこだわり特性
我が強いASDさんを支援するには?
この3点を中心にお話ししようと思います。
■合わないものは合わない!
ASD女子もASD男子も共通している点は
いくら社会で通用している
ルールだからと言っても
自分にとってしっくり来ないものには
従いたくないということ。
しっくり来ない
納得しない(できない)ものには
抵抗する態度を見せます。
要は「合わないものは合わない」のが
ASDさんです。
自分に素直なところがあるため
ハッキリと「自分には合いません」と
拒絶するASDさんもいますが
内心では納得できていなくても
口に出すと変人扱いされることから
不承不承従うASDさんもいます。
ここにはASDの特性の一つでもある
「こだわりの強さ」も関係しています。
■ASDの基準は「自分」
ASDさんの基準は
「自分に合っているかどうか」。
視線が基本自分基準なのです。
しかしこの自分基準自体
周囲の人から
「わがまま」
「社会のルールから外れている」
「自分勝手」
と見られる原因にもなり摩擦が生じます。
ここの摩擦がASDさん・周囲の人にとって
本当に悩みのタネでもあるのです。
他にASDさんの中には
自分の価値観を相手に押し付けてくる
というタイプの人が存在します。
「私はこういう考えを持っている」など
自分の考えを一方的に押し付けてきては
議論をふっかけてくることも。
ASDをはじめとする発達障害の人は
『自分ルールが絶対!』
と考えている傾向が強いです(私もそうです💦)
定型と比べると
ASDさんが自分のこだわりが強い理由は
『防衛本能が強い』傾向にあります。
防衛本能は生きていく上で不可欠ですが
発達障害の人は
この防衛本能が先天的に強く
様々な場面において
無意識に恐怖心を抱いてしまいやすいです。
様々な場面において
無意識に恐怖心を抱くだけでなく
発達障害の特性ゆえに
小さい頃から怒られてきた経験も重なり
自己肯定感が低いASDさんは多いです…😢
恐怖心を避けるため、ASDさんは
自分なりのルールを設けて自己防衛します。
しかし、ASDさんのこだわり行動は
定型さんからすれば
理解できないものが多いものばかりです。
ASDさんにとって「常識」なことでも
世間一般から見たら「非常識」なんですよね。
でも、世間一般の常識であっても
感覚過敏などの影響から
「どうしても受け入れられない」という部分を
抱えているのがASDさんの悩みです…
■ASDさんをサポートするには?
我が強いASDさんの背景には
主に以下の特性が絡んでいます。
こだわりが強い
「マイルール」がある
感覚過敏がある
ASDさんはこだわりが強く
また完璧主義思考ゆえに
些細なことでも気にしてしまいがち。
また自分独自の
「マイルール」を持っています。
他に健常者さんと比べると
感覚が過剰に強い/鈍い影響もあります。
ASDさんをサポートするにあたり
世間一般のルールを教えるのも大切ですが
ASDさんには
自分にとってしっくり来ない
自分に馴染めないものには従いたくない
という特徴があることを
まず理解してほしいと考えます。
また、ASDさんがルールを理解した上で
それでもあえてそうする道を取る場合
ASDさんに合った支援をする必要があります。
世間一般のルールとの向き合い方や理解
理解した上でどう折り合いをつけるか
どこまで許容するべきか
「我が強い」と言われるASDさんですが
上記に挙げた主な3点の問題と
どう向き合うかが課題かなと考えます。