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#XPro2
記憶のための適正露出
見たままを写しとることから写真、とはよく言ったな、と思う。しかしphotographの意味合いとはだいぶ違っていて、見たままを写すことが何も正しいというわけではない。みな淡く儚い感じにしていたり、ノスタルジックにしていたりする。それは色や明暗が、見る人の気持ちを揺さぶるようにできているということで、単にきれいな花ですよ、と見たままを報告しているのではない。
レストランの小さな会場を借りてはじ
街中でスナップするなら、シルバーのカメラがいいのではないか。
ここ最近、とみにそう思うようになった。
昔のライカがシルバーよりもブラックの方が値段が高かったのは、塗装という手間や原料が必要だったことに加え、ステルス性が高い、という特徴があったからだ。いわゆるプロ仕様というわけだ。
ガラスに映りこむのも抑えられるし、なにより黒いボディのカッコよさといったら、ということもある。
フジフィルムのカメラ、X100は、最初シルバーモデルしかなかった。あとで、
趣味に救われてきたんだと思う(金銭面以外)。
週に一度くらい、自分のしたいこともできなくなったら、その仕事はやめた方がいい。
そんな言葉をどこかで見て、うん、なるほどな。そうだな、と思った。
そんなに人と接することが得意でもなく、またそれを好むわけでもない自分の休日は、何事もなくて、写真を始める前は、部屋で漫画を読むのが好きな超絶インドアな日々だった。
子どもの頃から、独りが好きな人間だったし、なんなら同世代がハマっていたもの……ミ
桜の季節に思う写真旅
我が家のすぐ近くに桜の名所があるため、朝早く出て行き、撮影する。すると朝の6時前、ちょうど空が明るくなってきた頃にはもう自分と同じような人がいて、絶好のポイントをうまくゲットできないでいる。
桜並木できれいなところが駐車場になっていて、車のない状態は朝くらいしかない。が、先に来られている方がこれまた絶妙な位置に駐車していたりしてアングルが限られてしまう。
昨日休日出勤の代休で、さすがに平日
半径500メートルの撮影旅
撮影のために遠くへ行くことはあまりない。それこそ日帰りできるような県内のスポットを撮りにいくなんてこともしない。わりと昔からそうで、時間に自由のきいた独身のころでも、カメラを持って行く場所は限られていた。今思えばちょっともったいなかった。
万事がそんな感じで、日常の生活圏を飛び出すことを面倒に思うきらいがある。県北にあるネモフィラと太平洋の景色を撮りに、とか、巨大な人形と練り歩く祭を撮りにと
マニュアルフォーカスの官能
ピッとやってパッと撮る。
半押し、親指フォーカス、なんとも便利な機能だな、と思う。正確さはともあれ、一眼レフのあのオート性能は、決定的瞬間という意味を、違えてしまった、そのくらいの機能だと僕は思う。
僕の初めてカメラはα7000 ミノルタのオートフォーカスカメラだから、マニュアルでフォーカスを合わせないといけないということを知らないままできた。
のちに手に入れたフィルム一眼レフのOM1
写真は記憶の先取りなんだと思う。
ライカを使う人のスナップのやり方がゾーンフォーカス。
レンズ指標を頼りに、絞りを絞り込んで、被写界深度を深く取る撮り方。これだと確かに近づいてくる被写体、近づいていく被写体に、だいたいここへん、という感じで写真を撮ることが可能です。
しかし僕としては、好きな画角が50mmということもあり、そして何よりF値の低い、つまり、ボケやすいレンズを使っているのに、あるいはレンズの特性は開放にあると考え
買った時より高いってどういうこと?
某新宿の防湿庫からやってくるメールを見るとx100fが、買った時より高値で売れるとあるじゃあないか。それで調べてみたら、何なら初代x100も買った時の半値ほどで買取、下取りにすると、これ一体何が起こっているの?という状態だ。かなりの額になる。
それで、もうどうせならx100fと初代と、テレコンワイコン売ってしまってx-t5をと、計算するとほとんど持ち出しなく手に入ってしまう。さらにxpro2