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#コラム
私、僧侶。29歳。何から解放されたいかって、そりゃあ◯◯から解放されたいです。
自信を持って自己紹介できたことがありません。
私はこういう人です!(ビシッ)
こういうことをしています!(バシッ)
今後はこれを目指しています!(ジャーン)
こんな立派に自己を紹介できたことはなく、私の自己紹介にはいつも(一応…)という枕詞が必要でした。
(一応…)こういう人です…
(一応…)こういうことしてたり…
(一応…)今後はこれを目指したいなーとか…
そこにあるのは、自信のなさ。
私は「エモい」文章が書けない。
「エモい文章、きてるよね〜」
という話題を、SNSでよく見かける。
書くことが好きだし、書く仕事をしているので、ライティングに関するノウハウや流行はできるだけチェックするようにしているけれど、
「エモい」
とは……、いったい………なんじゃろか………?
★★★
もちろん、「エモい」という言葉自体は聞いたことがある。でも、それが一体何を差して語られているのか、まだよくわからない。ちなみに、
まるで、地球の裏側からきたような。
恋愛体質な人と恋愛の話をするのが苦手なのは、哀れみの目で見られることが面倒だ、という理由が大きいように思う。
「(私みたいに)すごく好きになれる人が現れるといいね!きっといるよ!」
という励ましの言葉も、30年近く言われ慣れるともう反論する気も起きない。
恋愛体質であることは、そんなに偉いものなのだろうか。
人生において絶対的な正義だと、無邪気に信じるべきものなのだろうか。
「好き」より「