エート・ドーシヨー

プロフィールなんて、じゃまな先入観。楽しんで書いてるから、楽しんで読んで!

エート・ドーシヨー

プロフィールなんて、じゃまな先入観。楽しんで書いてるから、楽しんで読んで!

最近の記事

未来のためのきれいごと

「未来のためにできること」か。小学生かギリ中学生の作文のテーマである。いい大人たちが「文藝春秋に掲載されるかもよ」という飴玉につられて、この8月9月を夏休みの子どものように宿題に追われながら過ごしている図はなんとも滑稽だ。「よりよい未来のためにあなたがやりたいと考えていることや実際に行動していること」を募集しているらしい。が、こんなお仕着せのテーマでは、育ちの良いお上品なユーザーのきれいごと選手権に終わるのが目に見えている。 未来のために、何をすべきか。まずは、この手のテキ

    • ホリエモンに見る、進次郎推しの限界。

      ホリエモンはあらゆる面で有能だと思うが、ほんとに世論操作が下手だと思う。と、ふた記事つづけて同じ書き出しをするとは思わなんだ。 進次郎推しというポジションを決めたから、これからどんどん進次郎推しを続けていくだろう的なことを書いていたら、早速、はじめやがりましたね。 「レジ袋を有料化したのは小泉進次郎さんではなかった件」 をアップした後の投稿が 「高市早苗さんが総裁選前に文書を郵送していた件」 前もって言っておくと、当方全く高市を推してはおらず、むしろ右すぎるスタンス

      • 進次郎とは、進次郎を演じる役者である。

        ホリエモンはあらゆる面で有能だと思うが、ほんとに世論操作が下手だと思う。本心で推してないときの企業案件などは演技が下手で目も当てられない。田中龍作よろしく「知的レベルが低い」、と一般人を見下しているせいでもあると思うな。もっと真剣に世論操作と向き合ってほしいもんだ。知的レベルが低いひとに合わせていたら、自分もレベルが低く見えちゃうよ。 ホリエモンは、イメージ操作に積極的なのに、なんでうまくならないんだろうと、いつも思う。 最近でいうと都知事選。露骨な石丸推しで「石丸伸二ひ

        • 進次郎は、二位で散るのが似合いの花。

          総裁選は混戦と言われてるけど、麻生と菅の代理戦争、というシンプルな構図になっていると思う。少なくとも1回目投票に関しては。 11人だっけか。こんだけ立候補したら、1回目の投票で過半数を得られるわけがなく、ほぼ決戦投票になる。決選投票は、国会議員票367票と47都道府県連各1票の計414票。党員人気がどんだけあっても党員票の影響はMAX1割程度、議員票がなくては総裁にはなれん構造。国会議員票を多くまとめられる麻生と菅のご威光がここぞとばかりに輝くときだ。んで、党員だけに人気が

          石破茂は誰に人気なのか

          「背中から撃つ男」でおなじみの国民的人気者、石破茂は一体、誰に人気なんだろう。 百田尚樹が言うには、日韓合意に関する石破のコメント「納得を得るまで(韓国に)謝罪するしかない」という弱腰を見て、「朝日新聞が石破を押す理由はこれだ」と批判している。 でも、これって、2017年の情報だ。 2018年に、石破はこうも言っている。 「(植民支配が)合法的だったとしても、独立国だった韓国を併合して(彼らの)姓を変えた歴史があったという事実を認識する必要がある」 だがしかし、20

          石破茂は誰に人気なのか

          情報の民主化とテレビCMの衰退

          きょうは、たまりにたまった仕事のうっぷんを、論理立てて書いてみよう。長い長い愚痴になるだろう。まあ、ビールでも飲みながら聞いとくれ。 カ⚪︎リーメイトはCMで受験生を応援している。「だから買っている」というひとが少なからずおる。サ⚪︎トリーのB⚪︎SSは働くひとの味方をしてる。「だから買っちゃう」というひともまだまだおる。だが最近、それら企業の商品に込めた思いを、バカ正直に受け止めて買う人は減ってきている、と思う。 これら「企業が商品に込めた思い」とやらは、ピュアで清らか

          情報の民主化とテレビCMの衰退

          パリ五輪、ハマス暗殺、キーウ襲撃...

          何から書けばいいのか迷う日だった。まあ、気になることを、はしから全部書いてみよう。たぶん、うすっぺらい感想の羅列日記になるので、まとまりのなさにご注意ください。 今日は本当にいろいろあった。ネットニュースに目をやれば、パリ五輪で柔道の阿部詩が2回戦で負けちゃって大号泣して「礼を重んじてないぞ!」と、礼を重んじているどこに出しても恥ずかしくない立派な日本人の部外者から叩かれている。 主に苦言を呈しているのは東国原、米山隆一、石原良純という礼節に定評のある面々。かれらはいつも

          パリ五輪、ハマス暗殺、キーウ襲撃...

          さよなら東京。こんにちはパリ。

          パリ五輪開会式は、近年まれにみる出来だったと思う。 なるほど、五輪開会式を、閉鎖的空間での映像鑑賞会にする必要はない。開催国を紹介したいなら、でっかい体育館にみんなで集まる必要はなく、その名所をリアル見せていけばいいわけだ。「開会式会場はセーヌ川」とするなんて、誰もしなかった発想だと思う。聞くだけでイメージもふくらむし、人に話しやすくてとってもキャッチー。 今までの五輪は、空間だけじゃなく、文字どおり閉鎖的だったんだろうな。 商業主義だと指摘される五輪のエンターテイメン

          さよなら東京。こんにちはパリ。

          石丸伸二、おもちゃになる。

          ドラマ石丸伸二は「都知事選篇」が終わり、Season2に突入した。 Season1の終わりでは、敗戦後にマイクを向けられた石丸が、ヒーローの仮面を脱ぎ、イライラしながら、まさかのブチ切れ対応。主人公は闇落ちしてしまったのか!?と、尾を引く展開で幕を閉じた。 なぜそんなことをしたのか。と、問われたところから第二話ははじまる。 「こちらがこれだけ真面目にやっているのに、腑抜けたインタビューをしているんじゃないよ。放映権を持っているなら責任感を持ちましょうよ」 と、石丸は共

          石丸伸二、おもちゃになる。

          宇宙兄弟44巻、正直しんどい。

          宇宙兄弟の最新刊が出た。紙で買っている最後の本である。正直、早く終わってくれないか、と思いながら買っている。もう44巻だぜ。もっとタイトにまとめてくれよ。 主人公が宇宙飛行士になるまでの苦難を描いた5巻くらいは最高に面白かった。宇宙飛行士になってからのアメリカで地道に訓練を続ける10巻あたりは次に面白かった。その後、無理やり苦難を挟み込み、それを乗り越えてクサい名言で締め、新たな苦難を用意しては乗り越えてクサい名言で締める、という展開に飽き飽きし、これはクサいセリフを用意し

          宇宙兄弟44巻、正直しんどい。

          PFAS問題は、がんばれ共産党。

          大前提として、共産党なんて大きらい。左翼もきらいだし、共産主義もどうかと思うし、マルクス主義者もどうかしてると思うわけだが、時折応援したくなる案件もある。それが、共産党が対策委員会まで立ち上げた「PFAS(ピーファス)」の件だ。 なんだそれ、って思われるかもしれないが。わけあって大きく扱われるニュースでもなく、大手メディアでは埋もれるタイプの順位の低いニュースである。 PFAS(ピーファス)とは、有機フッ素化合物の総称で、PFOSとかPFOAとかPFHxSとか約12,00

          PFAS問題は、がんばれ共産党。

          佐久間宣行のいやらしさ

          佐久間宣行は、なぜテレビに出ているんだろう。裏方がテレビに出ると叩かれる、はずだったのに、なんだか意外と好意的。無理して叩く必要はないんだけど、こんな時代にしては叩く力が弱すぎる。 個人的には、裏方がしゃしゃり出てしゃべるのは、ずっとうっすら気持ち悪い。そこまでひどい嫌悪感じゃなくて、むしろ下手な芸人より見てられるんだけど。ときおり宣行からは、ただの裏方以上の、芸人とプロデューサーの力関係とか、テレビの見たくなかったタテ社会的側面が漏れでてくる。 youtubeでは、芸人

          佐久間宣行のいやらしさ

          藤井聡太と内田梨瑚と世代論

          きょう、藤井聡太七冠が誕生日を迎えて22歳になった。そういえば、ココイチFC社長に就任した諸沢莉乃も22歳だな。そういえばそういえば、旭川・女子高生殺人事件の内田梨瑚被告は同世代の21歳。ここいらの世代は、コロナ世代と隠語で呼ばれ「コミュニケーションに不安のある世代」とされる。でも、藤井くんも諸沢さんも内田被告も、コミュニケーションが苦手という印象はない。並べちゃ失礼か。 団塊、バブル、氷河期、Zとか、世代で切りたがる風潮がいまだに根強いが、飛び抜けた人には世代論が通じない

          藤井聡太と内田梨瑚と世代論

          「note」への提案

          noteには、なんでこんなにスピリチュアルな人があふれているのだろう。病んでいる人が多い印象もある。noteを否定するようで悪いんだが、「誰でも気軽に情報発信ができる」という一見メリットに見えるところに罠があると思う。罠って言い方もアレだが。 タレントでも芸能人でもインフルエンサーでもない一般人が、大多数に向けて発信すべき情報や見識などあんまりない。気軽さゆえにみんな筆をとるわけだけど、「記事」になるようなネタを持っているわけでもなく、自分に何か大きなニュースが立て続けに起

          知名度が先か、ブランドが先か。

          また、石丸と選挙の話をしてしまうが。 自分というブランドを育てるには、まず知名度を広げてバズらせないと話にならない、という人がいる。一方、知名度の広げかたに問題があってはいけない、と批判する人もいる。 どちらも正しい。東京都知事選というのは広大な土壌に、わかりやすい政策という種をばら蒔いて、とにかくファンという芽を出させる「プロモーション」というお仕事だ。選挙でファンがたくさん出てきたら、それを大切に育てていかなくてはいけない。そこからが「ブランディング」というお仕事なの

          知名度が先か、ブランドが先か。

          トランプの一枚と中国人の商魂

          なんという構成力だろう。しびれた。 銃撃直後のトランプを見上げるようにとらえた一枚。スーツをきたシークレットサービスのエージェント三人がトライアングルの構図でトランプを囲み、それでも腕をつきあげるトランプが真ん中にいて、そのやや左に空に掲げられたアメリカ国旗がはためいている。トランプのすぐ左にいるエージェントの一人はこちらを見つめ返している。その視線は、今まさに私たちが、そこにいるような気にさせる。 青い空、赤い血、紺色のスーツ。手前に共和党の赤白の旗。背景に星条旗。色彩

          トランプの一枚と中国人の商魂