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臨床検査技師

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臨床検査技師に関するマガジンです。といっても専門知識よりマネジメントテクニックやマインドなど、新しい時代を生き抜くための noteを書きます!
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Laboratory Real〜「生理機能検査vs検体検査」そんなことやってる場合じゃない〜

Laboratory Real〜「生理機能検査vs検体検査」そんなことやってる場合じゃない〜

みなさん、お疲れさまです。

「生理機能検査vs検体検査」がバトル勃発するするのは珍しいことではありません。もはや風物詩というか、お馴染みのイベント感すらあります。

そこで、弊院とは言いませんが、ある某臨床検査室で起きているバトルを描いてみました。総数2万7000文字。そこそこの大作に仕上がっていると思います。

起きていることは珍しいこともあるかもしれませんが、おそらくどこでも起きえることだと

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部下を「認める」ことの大切さ

部下を「認める」ことの大切さ

昨日少しだけ深酒してしまったので
今日はライトにいきます。

部下の能力がなかなか伸びないな…
と感じているなら読んでみてください。

■ちゃんと評価するもちろん頑張っている
結果を残しているというのが前提ですが……

ひとつ仕事を完遂したら
ちゃんと評価してあげましょう。

これができないリーダーがいるチームは
メンバーのクオリティが低いです。

それもそのはず。

頑張っても良い評価されないだ

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"やってくれると思っていました"が招く業務の落とし穴

"やってくれると思っていました"が招く業務の落とし穴

「やってくれると思っていました」

ある日、メンバーのひとりにこう言われました。

今回は業務遂行時の「思い込みと責任感」について触れていきます。

■不慣れな業務こそ確認を
ある件で、外部から業務状況についての確認のコンタクトがあり、まだ仕事が未完了だったことが発覚しました。

クレームなどにはつながりませんでしたが、部署としては仕事しているとはいえないものだったので、あるメンバーに進捗を確認。

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サッカーから学んだチームつくりの真髄

サッカーから学んだチームつくりの真髄

業界団体も臨床検査室は「サッカー型組織だよね」って言ってますが、珍しくここは同意です。マジでサッカー型組織です。

ということで今日も始めます。
だぴてぃの「臨床検査室ビルディング」。

絶対に悩むはず職場のチームをどうまとめたらいいか、悩むことありますよね?
というか悩んでください。

僕が技師長になって気づいたのは『監督の視点』を持つことの大事さでした。それがないとまとまるものもまとまらない!

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8年目のリーダーが大事にしていること

8年目のリーダーが大事にしていること

こんにちは、だぴてぃです。
今月はチーム論・リーダー論monthlyとして書いていきますね。

8年経ったけど大事なことは……チームのリーダーを任されたときは、何かスペシャルなものがないといけないと思っていました。
拝命するにあたって、特段セミナーや講習会のような教育はされなかったので、独学で様々な書籍を読み、リーダーとして大事なことを探っている状態でした。

どんな本にもこう書かれています。

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いい職場とは「切り替えが早い職場」

いい職場とは「切り替えが早い職場」

12月ですね、だぴてぃです。
noteでも年内最後まで駆け抜けていきたいと思います。

いい職場とは?あなたはどんなイメージですか?

・メンバーがみんな優しい
・いい上司がいる
・福利厚生がいい
・柔軟な勤務体系
・働き方に理解がある

挙げればキリがないほどだと思います。どれも欲しいですよね。

部門責任者を務めてから早くも8年くらいが経ちました。はっきり言って最初の5年間は大失敗だらけです(

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リーダーとマネジャーの違いとは

リーダーとマネジャーの違いとは


自分の中では明確に答えが出ている部分なんですが、臨床検査技師として働いていると「なーんか勘違いしている人多いなー」と感じるので、一度改めて書いておこうと思います。

まず前提を揃えておきましょう。

ここでいうリーダーとは「技師長」
マネジャーとは「他の役職」
です。

その上で話を進めます。

役割の違いでしかないまず結論から。

リーダーは「方針決めて、決断する人」
マネジャーは「情報をまと

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組織づくりの評価を受けて - リーダーシップにおける本質とエゴの境界線 -

組織づくりの評価を受けて - リーダーシップにおける本質とエゴの境界線 -

小さな部署ではあるが、上司や経営から「組織つくりをよくやっている」と誉めていただいた。

自分としてはそこまで実感がないどころか、ここ数年は失敗のことが多かったから満足感はない。むしろ評価されたことがむず痒く感じていた。

でも、客観的にみてそうならば、少なくてもひどいものではない。確かに他の部署と比べているとも思うこともある。確他の部署のリーダーたちとお話しする限りではあまり組織について考えてい

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プロジェクトはベクトルが揃わないと成功しない

プロジェクトはベクトルが揃わないと成功しない

こんな風に、声高らかに目標を掲げた会議がスタートした。

なんのプロジェクトかは企業秘密らしいので言えないが、スタートからメンバー全員に意思統一を図ったのはいいアクションだなと感じた。

ただ……

そこから会議が進み、ある会議では
「うちの部署はこういう事情があるので難しいです」
「それならあちらの部署の方が適任なのでは?」
といった類の「うちは関係したくないですよー」的な発言。

そんな雰囲気

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いいチームや職場の絶対条件とは?

いいチームや職場の絶対条件とは?

プロジェクト・アリストテレスって知ってますか?

あのGoogle神が進めたあるプロジェクトの名前なんですが、これが導き出したのが「心理的安全性」というものチームにおける心臓みたいな要素。

チームや心理に関わる勉強をしている人なら絶対に1一度は見聞きしたことがある、もはや算数でいうところの「1+1」レベルの基本みたいなもので。

会社や企業の中にはいろんな形態・規模のチームがあります。でも残念な

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5年目現在で感じているチームリーダーとして大切なこと

5年目現在で感じているチームリーダーとして大切なこと

リーダーというのはとても難しいポジションだと日々痛感さえられている毎日です。

だからこそやりがいもあるんですが、自分の至らなさに打ちひしがれる方が確立としては多い印象です。いや、90%はだいたい凹まされます。

その中でもたくさんの気づきがあるので、日々成長するのも実感できるのも面白さのひとつかなとも思っています。

で、チームリーダーとなって5年目なわけですが、今現在感じている「リーダーとして

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変化を恐れていたらリーダーなんて務まらない

はい、だぴてぃです。

リーダーシップにはいろんな形があるんです。

リーダーがリーダーシップを取るとき、
そのプロジェクトや作業について成果を出すということが目的でありゴールなわけです。

そのゴールから逆算して考える。

ということを常に考えないと
時の流れに追いつきません。

あっという間に置いていかれます。

そして・・・

ある程度結果がでても
決して喜んではいけないし
(メンバーの成功

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チームの効率性を高めるのはシステムじゃない

チームで働いていると嫌でも「効率性」というワードが僕たちの耳に飛び込んできます。

これはもう仕方のないことで、企業というのはより少ない人数で、より多くの成果を求めるものだから。そこにケチをつけるのはナンセンスというものでしょう。

だから毎日毎日くどいくらいに「効率を高めるんだ!」という呪文が聞こえてくるのです。

じゃあ効率性を高めるのは一体なんなの?ってお話になります。

どんな業界にも「業

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新人リーダーがやりがちなミス~勘違い編~

新人リーダーとは多くのミスをするもの。

それはそれはいちメンバー時代よりも致命的で影響が大きいミスをしてしまいます。

日本では多くのリーダーがリーダーシップ研修を受けておらず、年功序列または専門能力が評価されての昇進・昇格となるため、リーダーとしての適性があるかどうかなんてガン無視されているからです。

昇進試験があるところもありますが、これらだってリーダーやマネジャーとしての適性を見るものは

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