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【読書記録】ローマ人の物語ⅩⅢ 最後の努力 / 塩野七生
塩野七生先生の「ローマ人の物語ⅩⅢ 最後の努力」を読み終えたので記録を残します。
要約シリーズ13作目となる本著では、3世紀後半から4世紀のローマ帝国を描きます。
3世紀前半のローマは度重なる蛮族の侵入やペルシアからの攻撃、疫病や災害に悩まされました。
軍事的な緊急度が高まったこともあり、この時代は軍人が皇帝に成り上がります。
ディオクレティアヌス
短命の連続だった軍人皇帝時代に終わりを告
【読書感想文】自省録
マルクス・アウレリウス著 「自省録」を読みました。
感想だけでなく著者と時代背景についても記しておこうと思います。
マルクス・アウレリウスマルクス・アウレリウス(121〜180)は、第16代ローマ皇帝です。
彼の2代前の皇帝であるハドリアヌスから寵愛を受けたこともあり、エリートの道を歩みました。
身体的には強くない一方で、幼い頃から哲学を愛し、賢明な人物であったと言われています。
前皇帝であるア