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#フランス滞在
フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑦ストラスブールへ~
葡萄摘みの仕事が始まって、2回目の週末がやって来た。
先週は、コルマールと、二―デルモルシュヴィルへ行った。
以前にも書いたが、週末になると住み込みをしていたフランス人達は、自分の家へと帰り、週末を過ごしていた。
それで、今回は独りぼっちになってしまう私を、相部屋のフランス人女性が
「ウチくる?」
と、誘ってくれたので、いくいく!とお言葉に甘えたのだった。
彼女の自宅は、ストラスブール
フランス・季節の仕事~葡萄摘み⑥
朝の食堂では、いつもラジオのニュースが流れていた。
パトロンが読むアルザスの地方紙を横目に見ながら頂く焼きたてバゲットは、私のお楽しみだった。私はフランス語のニュースが好きだ。全部意味が解らなくても、好きだ。ニュースならではの話し方があるように思うのだが、流れるようなフランス語が好きなのだと思う。
以前にも書いたが、ここでの朝食がきっかけで、私はバターが大好きになった。ノルマンディ産のビオの無
フランス・季節の仕事~葡萄摘み②~
朝8時前、私達を乗せたトラックは、村を出ると広大な葡萄畑の中を走った。
ブルルン!
車が停車し、エンジンが止まった。
私達は次々にトラックの荷台から飛び降り、一斉にバケツや大きなキューブ型の樽を降ろすと、パトロン(オーナー)の周りに集まった。
パトロンが次々に従業員たちに支持を出し、私達(Les filles/ 同じ部屋のフランス人女性と私)はペアになってパトロンの指さした列に配置された。
フランス・季節の仕事~葡萄摘み①~
2007年9月16日…
2か月過ごしたリヨンから、電車で揺られること5時間以上…。
私はようやくリヨンからずっと北北東にある、アルザス地方・コルマールの駅に辿り着いた。ここで私は、葡萄農家さんと待ち合わせをしていた。
わざわざ車で迎えに来てくれたのだ。
今日が初対面。いや、もしかしたら、以前に会っていたかもしれない。
実は以前、こちらのワイナリーに旅行で訪れており、今回お願いしたのも、そ
フランスでショコラトリー店員になる#9 契約
私は、部屋探しに明け暮れていた。
Perrache駅の近くのシェアハウスは予算オーバーで断念。それから、リヨンの端にあるGrange-Blanche駅のアパルトマンも内覧した。
埃まみれのがらんどうの部屋を見て、改めて気付いた。
そうだ、家具なしに住んだら、一から揃えないといけないんだ…。
途方に暮れ、ガードレールに寄りかかり、道路を行き交う車を暫く眺めていた。
1年以上住むなら家具なし
フランスでショコラトリー店員になる#6突然の嵐
こうして、地方のパティスリーでの販売の仕事が白紙になった私は、残りの内定先、つまり、ムッシュが紹介してくれた近所のショコラトリーでの仕事を考え始めていた。
葡萄摘みの仕事から帰って来たら、すぐに仕事が始まるだろう。だったらそれまでに、ある程度の商品を少しずつ味見して覚えておいた方が良い。
そう思って、時間を見つけてはちょくちょくと通い、食べていないケーキを少しずつ購入して、ノートに書き留めてい
フランスでショコラトリー店員になる#5 白紙に戻る
フランスに到着して、間もなく―。
朝、起きてマダムと話していると、
「そうそう、ちょっと来てくれる?」
とシャワールームへ連れていかれた。
「上を見て」
こちらのシャワールームは、バスタブもあり綺麗だったが、窓がない。それなのに、備え付けの換気扇がとても小さかった。マダムが言うには、この換気扇に水滴が付いて壊れてしまっても、業者はすぐには来てくれない上に、費用が高いという。
つまり、何
フランスでショコラトリー店員になる#4 リヨン到着
パリからTGVに乗り、約2時間―。
遂に、リヨンに辿り着いた。
駅まで迎えに来てくれたステイ先のムッシュは、南仏育ちの元気の良いおじいちゃんだった。日本を発つ直前に決定した、例の新しいステイ先だ。私達は駅から真っすぐに伸びる通りを、ゆっくりと歩き始めた。商店街のような通りだった。右にも左にも小さな商店が並び、賑わっていた。小さなパティスリーを通りかかると、入口付近に小さな赤いテントがあり、その
フランスでショコラトリー店員になる#2
ところで、渡仏前に決めた語学学校(Alliance Française de Lyon)。
日本にいるうちに、学校のホームページにアクセスし、仮登録(Préinscription)をした。内金を支払い、現地に着いてからテストを受け、クラス分けをするシステムだった。
学校選びのポイントは以前にも書いたが、学費や斡旋してくれるステイ先の費用等が高すぎないことと、授業数、入学時期も考慮した。大学も検