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自分の気持ちを愛する方法〜例えば"許す"ことについて〜

"許すこと"
をふと考えてみる。
(この文章は、今の自分自身と、この文章を気に留めてくれた優しい方への応援のお手紙のような感覚で記しています。)

それって自己との対話の中に、段階を経て初めて、人は得られるんじゃないかと思う。

"怒る"
"悲しむ"
そして"許せない"気持ち。

その感情そのものは全く悪じゃない。
その感情たちは全て必要で大切なもの。

喜怒哀楽って絶対平等に大切にされるべきだ。
私はそう思う。

悲しいときは気のすむまで泣けばいい。
怒れるときは真剣に怒っていい。

喜びや楽しみだって思う存分そうするのだから。

きっと感情や、気持ちそのものは悪者でもなんでもなく、必要だから生まれてくる。

傷ついたならば、その傷をさすって癒す必要があるし、理不尽や意地悪なことにはきちんと怒るべきだ。
その感情に蓋をしてはいけない。排除してはいけない。なかったことになんてする必要は全然ない。
「私ってこんなことで人を責めて、こころが狭いのか」
「こんなことで傷つくなんて私って弱いのか」なんてがっかりすることもない。

他人がどう言おうが、自分は悲しいものは悲しいし、痛いものは痛いのだから。
理不尽だと自分は感じたのだから。
"私がそう感じた"
それだけで、その感情を持つには充分だ。

大事なのは、その感情そのもの一つ一つに縛られないこと、執着しないことなのかなと思う。

特に怒りってかなりエネルギッシュで、自分の心が削がれてしまうから。もったいないんだ。きっと。

私たちの多くは、この日本社会で、幼いころからなんとなく道徳倫理を学んできた。
人を許しましょうとか、人に感謝を持とうとか、教えられてきた。
しかし、私たちは皆、この人間の生きる世界で、人を責めてはいけない、恨んではいけないと指をさして咎められているのではない。

他でもない自分のこころを守るため、その感情には終止符を打った方がいいのだ。

"一喜一憂しない"というけれど、それは喜びにもそう言える。

私は"人間万事塞翁が馬"という言葉が好きで、座右の銘にもしている。
(幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかはわからないので、安易に喜んだり悲しんだりしてはいけないということわざ)

心ゆくまでその感情に向き合って、その先にその出来事を克服したり、人を許したりして心を整えていく。
そこに人生の醍醐味があると思う。
そうしていく過程こそがその人のオリジナルの旨みになると思う。
まだまだ許せない、感謝なんて毛頭できない、ならば、それでいい。
あなたは、私は、その過程の途中なのだから。
結果ではなく、そこにいたるまでのプロセスこそが大切なんだ。苦しくて辛いけれど。


全てに真っ向から向き合う必要もない。
放っておいたっていい。
何か別のことをしてでも忘れてしまえたらいい。

でも、自分の思ってもみないタイミングで、突然ふと、今までの答えが降ってきたりすることもある。
期待せずに、意識せずにその時を待てばよい。

そして、心ゆくまで、きちんと怒ったり、泣いた後には、きっと顔を上げられる。
そこまで心配しなくて大丈夫。
そして、あなたに意地悪した人は、どんな背景を持ち、どんな理由があろうとも、それはよくない。
傷つけ合ってしまうのが人間だけれど、意図して傷つけられていい正当な理由等存在しない。
でもだからこそ、あなたがその思いにずっと縛られてはいけない。
あなたの心がもったいないから。
自分を守るために人を許す。そこから離れる。
そしてそれができたら、その相手ではなく、自分の心を成長させてくれたその出来事に感謝してみる。

自分を鍛えてくれたんだ、あの人は自分の人生の脇役として彩りをくれたんだなって思ってみる。
そしてできるだけ早く相手のことは忘れる。そんな人は人生に何の関係もない人なのだから。

人間ってすごい生き物なんだ。きっととても、想像よりずっと。
自分の底力をまだまだ自覚してない人だらけなんだ。


人や自分の愛し方も生き方も探求して、迷って悩んで、葛藤して、それこそが大事なエッセンス。
これこそが生きていく意味かもしれない。


私はおそらく人間の寿命を統計的に考えると、まだ残り長い人生の旅が続くだろう。
そういう探求を、ひたすらもがいてやっていきたいと思う。
まだ答えのでないことが多いままで、納得しないままでいいやと思う。
一生涯という長い目で見て、人を愛することを知っていきたい。学んでいきたい。
せっかく人として生まれたのだからとことん。

あれもこれも今すぐには思えなくても、いつかこれでよかったと思えるように。


これは、冒頭の通り、この文章を見てくださる方(もしいてくださるならば)と、自分への応援の言葉です。
特にHSPの私は自己と他者との境界線が薄くて、「あれでよかったのかな、私が悪かったのかな」と悶々とし、1人反省会をよく繰り広げてしまいます。

自分を応援し、「いいよ、その調子、そのままのあなたでいい」と言い聞かせてあげるためにも、ここに綴ってみました。

例に漏れず思いのまま綴っていて、ぐちゃぐちゃな文章で申し訳ないです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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