シライタイガ

サークル綜合果汁にて旅行・評論・グルメ系のZINEを作ってます 働いて、お出かけし、生活し、自分を見つめるためにここでアウトプット 通販はこちら→→→https://byakko0583.booth.pm/ 大阪・シカクさんでも委託販売中

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最近の記事

星新一。おもしろー。

という軽い感じは著者には失礼かもしれないが、やはり読書量が少ないこの私でも星新一(の特にショートショート)は面白い。 今読んでいるのは『ようこそ地球さん』。なかでも、「弱点」というショートショートが好み。 あらすじとしては、海で拾われた大きな白い玉を調査するため、やれX線を照射したりハンマーで叩いてみたりするものの、びくともしない白い玉。 なんとか開けようと役人に話を持ちかけ予算をとりつけ、広い土地に機械を据え付けあの手この手で白い玉を割ろうとするものの無しの礫。2ヶ月後

    • SNSとの距離感

      私はSNSに向いてない。 旧Twitterを始めたのはまだ思春期の頃、2010年代前半でした。その頃はアングラ感が残る今よりも穏やかな空間でしたが、私はその頃からフォロワーが200人以上になるあたりで強烈な不快感を抱いていました(成長してからダンバー数という存在を知る)。 あれからまもなく15年。結局、SNSでの繋がりは増やせないままでアラサーになっています。 ソーシャルネットワーク全盛のいま、そして何かとフォロワーが多ければ良いに越したことがない価値観が猛威を振るって

      • ヤシの木と高知市 ――南国土佐を訪れて♪

        高知県の県庁所在地、高知市。この街では印象的なヤシの並木を見ることができます。それにしても、高知市の東に南国市(なんこくし)があるとはなんとも象徴的ですね。 高知駅前に植えられたフェニックス。駅前ロータリーにはこの1本しか植えられていませんが、昭和35年(1960年)時点では、小さなワシントンヤシが植えられていたようです。 ※高知新聞PLUS「写真でタイムスリップ!○○年前はどんな街? 今回は高知駅です」(https://www.kochinews.co.jp/articl

        ¥100〜
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        • ヤシの木と宇和島 ――愛媛の南であふれる南国情緒?

          愛媛県の南部に位置する宇和島市。ここにもヤシの木が植えられています。 鉄道の玄関口であるJR宇和島駅前に植えられたヤシの木たち。列車で南へ南へと進んだ終着駅を出ると目に入るヤシの木に、降り立った人は何を感じるのでしょうか。 駅前を通る国道320号の道路沿いにはヤシの木が立ち並んでいます。ここは、街路樹の景観が優れている場所として「新・日本街路樹100景」(読売新聞社主催)に選ばれています。 このワシントンヤシは1964年頃に街路樹として植えられたとのこと。車道が拡幅され

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          筑後吉井 ――白壁となまこ壁のある街

          みなさんは「なまこ壁」というものをご存じでしょうか。蔵などの壁の下の部分に黒地に白い模様が入っている、アレです。 私はヤシの木以外にも、町中に潜んでいるなまこ壁を採集しています。採集とはいっても、なまこ壁が好きだからコレクションしているというより、なまこ壁がどのように使われているかが気になるから、事例を集めているというほうが正確です。 前置きが過ぎました。今回はそんななまこ壁がいたるところにみられる、福岡県うきは市の筑後吉井という街を紹介します。 久留米から久大本線の列

          筑後吉井 ――白壁となまこ壁のある街

          ヤシの木と館山 ――リゾート開発がもたらした南欧の景観

          千葉県館山市 漁業、そして観光地としても知られているこの街の一部地域では、オレンジ色の屋根と白い壁、そしてヤシの木という組み合わせの景観を見ることができます。 このような景観はどのように生まれたのか、さっそく理由を探っていきましょう。 館山駅から海へ向かって広がる「リゾート」のような街並み鉄道の玄関口であるJR館山駅を降り、海側の西口へ出ると、まるでヨーロッパのリゾートに降り立ったかのような景観を見ることができます。 オレンジ色の屋根と、白い壁が青空に映えますね。

          ¥100〜
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          ヤシの木と館山 ――リゾート開発がもたらした南欧の景観

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          貨物列車と四日市 ――DD51との邂逅

          2018年10月27日、ふと「貨物列車が見たい」と思い立った私は三重県四日市市を訪れた。 当時、日本で唯一ディーゼル機関車のDD51が牽引する貨物列車が走っていた。しかも、それはセメント輸送列車ということで、貨物好きの私はかなり興奮して四日市を訪れたことを覚えている。 お昼前、近鉄特急で近鉄四日市駅に降り立つ。 駅の列車案内表示には、いわゆる「パタパタ」のタイプが使われていたが、2019年の年末に液晶式に変わってしまったようだ。 近鉄四日市駅を出る。この写真の左手前に

          貨物列車と四日市 ――DD51との邂逅

          ヤシの木と徳島市 ――国体が生んだ?駅前通りのシンボルツリー

          徳島県徳島市の鉄道の玄関口であるJR徳島駅前には、背の高いヤシの木が植えられています。 徳島市のどこに植えられている?駅前に立つヤシの種類はワシントンヤシです。その背の高さには存在感があり、駅前ロータリーのシンボルツリーとしての役割をしっかり果たしているように思われます。 また、ヤシの木は駅前から徳島市のシンボル的存在の眉山の麓までの道に、中央分離帯の街路樹として植えられています。 その他、市内を流れる新町川沿いの公園に植えられています。 ヤシの木はいつ植えられたのか

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          ヤシの木と徳島市 ――国体が生んだ?駅前通りのシンボルツリー

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          舞鶴 ――見たかった景色がそこに

          2020年1月に舞鶴を訪れました。 京都駅から特急「まいづる」で約1時間40分。 お昼前に東舞鶴駅に到着後、中心市街地に向かって歩きはじめます。 市街地が近づくにつれ、雁木と呼ばれる歩道についている屋根が目に入ります。これを見ると、否応なく日本海側の都市に来たなという気持ちになりますね。 ほどなくするとアーケード付の商店街があるので、通りを折れて入ってみましょう。 おおう、ところどころに新しいお店が入っていますが、往時のまま残っているなこれは、という様子。 なお、こ

          舞鶴 ――見たかった景色がそこに

          八戸 ――東北新幹線のCMの記憶から、出張者のまなざしへ

          2017年3月、私は北海道&東日本パスを片手に東北の街と函館を巡る道中で、青森県八戸市へ訪れた。 特にコレといった観光名所に行ったわけではないが、その街は3年以上たった今でも印象深い。それは「ーー果てなき風の道 心の旅は今」という歌詞からはじまる東北新幹線のCMと紐づけられながら。 八戸駅から気動車に乗って2駅、本八戸駅に着く。今は引退してしまった車両を見送り、街へと繰り出す。 本八戸駅前はさっと通り過ぎて。 緩やかな坂を登ると、市役所が右手に見える。知らなかったけれ

          八戸 ――東北新幹線のCMの記憶から、出張者のまなざしへ

          青い空、白い雲、緑のキャベツ畑 ――嬬恋

          ああ、高原に行きたい……青と白と緑がバチっとキマった景色を見て初夏の訪れを感じたい……。 写真で旅行気分というのはピンと来ませんが、やむを得ないので当座の気分転換をしましょう。選んだのは群馬県は嬬恋村です。 どーんとキャベツ。「嬬恋高原キャベツ」として有名ですが、嬬恋では玉菜と呼ぶそうです。 山とキャベツ。 トラクターとキャベツ。 トラクターの赤色がアクセントになっていい感じ。 キャベツの高原。 ここらでパノラマを。なんという清々しい景色。パノラマ写真を撮っておい

          青い空、白い雲、緑のキャベツ畑 ――嬬恋

          ヤシの木と白浜 ――京阪神の人々の理想郷として

          和歌山県は白浜。 新大阪からJRの特急で2時間半、京阪神地域の南に位置し、白良浜や温泉で有名なその地にもヤシの木は植えられています。 白浜のどこに植えられている?文字通り、真っ白の砂浜が続く白良浜。ここにはリゾートムードを引き立たせるかのように、浜辺に沿ってヤシの木が植えられています。 白い砂に青い海、そしてヤシの木と絵に描いたような南国らしい風景が広がっています(ちょっとヤシの木が遠すぎました。今度白浜に行った時に撮り直してきます)。 続いては街路樹として植えられてい

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          ヤシの木と白浜 ――京阪神の人々の理想郷として

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          佐世保 ――素敵な海街

          こうやって旅行記のようなものを書くのはたぶん初めてです。気張らずぼちぼちとやっていきましょう。 さて、一発目は長崎県佐世保市を訪れた時の記録です。2019年5月上旬、ゴールデンウイークに四国から九州を巡った移動の中での来訪でした。 佐賀からの特急「みどり」で佐世保に降り着きます。 佐世保駅の北口を出ると、目の前に高台が迫っているのにまず気づきます。そして駅前にはちゃっかりカナリーヤシが植わってる。海が近いし年中暖かいからでしょうか。 駅前の国道沿いに歩いていくと、尖塔

          佐世保 ――素敵な海街

          ヤシの木のイメージ

          今回は、ヤシの木が持つ/ヤシの木へ抱くイメージについて整理していこうと思います。 例えば、南国 イメージ[検索]で出てくる画像は、青い海に白い砂、そしてヤシの木が組み合わさったものがあります。南国といえば、ヤシの木という点に、違和感を抱くことはあまりないのではないでしょうか。 今度は、リゾート イメージと検索してみましょう。今度は青い海に白い砂とまでは同じなのですが、ヤシだけでなく、パラソルやコテージなど、他の対象が含まれてきます。 ※なお、海 イメージで検索すると、単

          ヤシの木のイメージ

          「ヤシの木の本」を作る

          「ヤシの木の本」構想を練ったのは2016年になるでしょうか。 日本各地へ出かけていた私が、四国を訪れた時に思い浮かんだのが「なんで四国の駅前にはヤシの木が植えられているのだろうか」ということでした。 ヤシと言えば「南国」や「リゾート」、「海」というイメージがあるかもしれませんが、私が四国に抱くイメージと、ヤシの木のイメージが、イマイチ重なり合いませんでした(強いて言えば「南国」)。 上の写真は、徳島県の鳴門駅のロータリーに植えられていたヤシの木(ワシントンヤシか)です。

          「ヤシの木の本」を作る