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舞鶴 ――見たかった景色がそこに

2020年1月に舞鶴を訪れました。

京都駅から特急「まいづる」で約1時間40分。

お昼前に東舞鶴駅に到着後、中心市街地に向かって歩きはじめます。

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市街地が近づくにつれ、雁木と呼ばれる歩道についている屋根が目に入ります。これを見ると、否応なく日本海側の都市に来たなという気持ちになりますね。



ほどなくするとアーケード付の商店街があるので、通りを折れて入ってみましょう。

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おおう、ところどころに新しいお店が入っていますが、往時のまま残っているなこれは、という様子。
なお、この商店街がある通りは「八島通り」と呼ばれています。調べてみると東西方向の通りは戦艦の名前が付けられているようです。



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ノスタルジックな街並みや、まち文字が好きな人にとっては堪らないだろうな、と思いながら歩を進めます。
しかし、こんな本物を見てしまうと、昭和を模した「◯◯横丁」とか、本当にキッチュなのだなと。



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東舞鶴は旧海軍の鎮守府が置かれたために作り上げられた都市。そのため、先の東西に貫く通りの話の様に、都市の構造はしっかりと計画された格子状になっています。「条」とつくバス停からもそれは垣間見られます。



ぶらぶらと歩いていると、そろそろお昼ご飯の時間。おいしいと評判の海鮮料理のお店へGOです。

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海鮮丼おいしい。あまりのおいしさに、追加で金目鯛の頭も頼んでしまった。これもおいしおいし。


昼食後は赤レンガパークに向けて歩いていきます。


その赤レンガパークは入江に面しています。

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この入江を見た同行者の「青い木造屋根と海がまるでムーミンの世界のよう」という言葉にははっとさせられました。
確かにそこだけを見ればここはスカンジナビア半島。フィヨルドを京都で拝めるとは。


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そんでもってこちらが赤レンガパーク。旧海軍の保管庫として使用されていたものを、観光施設として転用しています。


車を借りて、次なる目的地の五老スカイタワーへ登っていきます。

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舞鶴湾のリアス海岸がよく見えます。ガントリークレーンのある埠頭が備えられていて、国際港の風格がしっかりとありますね。



車でそのまま舞鶴引揚記念館へ向かいます。

舞鶴は1958(昭和33)年まで、旧ソ連や中国大陸、朝鮮からの引き揚げ者を受け入れた日本最後の引揚港を擁する地でした。

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写真の右下には引き揚げ港の桟橋のレプリカが造られています。また、写真に見える湾の奥に、当時の引き揚げ者の受け入れ施設が建っていたようです。

記念館でかなりしんみりした気持ちになりましたが(特に蝋人形が苦手だったのでなおさら)、一度リセットして、最後の目的であるカニを食べに向かいます。



カニ食べ行こう~♪

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しかし、そんな簡単にカニにはありつけませんでした。カニにありつく道すがら、私は漁港の景色に出会ってしまいました。


車を端に停め、車外に出て思わず「見たかった景色だ!」と叫んでしまうほど、素敵な景色だったもので。

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漁港の重油タンクや製氷施設は内陸生まれの私にとっては非日常感があって、良き景色のポイント高し。



また、少し車を走らせると。

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今度は吉原入江と呼ばれる、よりヒューマンスケールな湊の景色を見つけてしまいました。
船溜まりに水産加工施設と、この地の生業の景観が詰まっています。


そんなことを思っていたら、カニが食べられる観光市場の閉まる時間が近づいてきました。まずいまずい。



ギリギリでしたが、滑り込みセーフ。

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まずは牡蠣、イカ、帆立の串をチョイス。

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続いてお目当てのカニ。流石に松葉ガニとはいきませんでしたが(地場でとれたカニはゆうに1万円を超えていた!)、ボイルされたズワイガニを頂く。身が詰まっているし、カニ味噌もうまい!

最後はドタバタでしたが、今度は覚悟を決めて松葉ガニを食べに行きたいところですね。

さて、次に舞鶴にいつ降り立つかはわかりませんが、京都丹後鉄道に乗って天橋立を見たり、日引の棚田(これはお隣の福井県だが)も見てみたいので、また中継地としてくるのかなあと。

お出かけ欲は尽きないです。

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