自慢史観でも自虐史観でもない歴史-山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」
自慢史観でも自虐史観でもない歴史-山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」
「自慢史観」というのは、ボクの造語である。
専門家の用語ではないみたいなので、気をつけてほしい。
本書の帯には、こう書いてある。
まあ、
自慢史観でも自虐史観でもない日本の近現代史を書いた本
という触れ込みである。
「自慢史観」というのは、ボクの造語なので、説明しておこう。
要するに、
わかりやすくいえば、小林よしのりさんが「戦争論」で展開した歴史観、みたいなものをさす。
たぶん、本書帯が「自慢」と書いているのは、小林よしのりさんを想定していると思ったからだ。
しかし、山崎雅弘さんも、
自慢史観、自虐史観、両方の側から攻撃される本を書くとは、意欲的ではないか?
・・・などと思うのだが、いかがだろうか?
この本との出会いは、近くの図書館であった。
人気の本ばかりおいてあるスペースにおいてあったので、借りたのが出会いの始まりである。
結局、
気に入ったので、古本を買ってしまった。
自虐史観と自慢史観については、小林よしのり「戦争論」「戦争論2」で学んだので、大体の内容はわかっている。そこで、
両者を検討する材料の一助として、買って読んでみることにしたのだ。
次回は、
本書での南京事件の扱いについて、書こうと思う。
面白い本だし、図書館でも人気の本なので、