実は「国連」の訳名は「連合国」が正しい?! 山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」
実は「国連」の訳名は「連合国」が正しい?! 山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」
ボクら日本人は、国際連合「国連」のことを、おおむね正当な機関と認識しているじゃない?
だって、国際連合「国連」だと、国家的な連合なんだから、いい機関じゃないか。
でもさ、実は、「国連」の日本語訳は誤りで、実は「連合国」という日本語訳のほうが正しいとしたら、どう思う?
なんか不公平な機関、といった印象に変わるかもしれないね。
アナタもご存じの通り、第二次世界大戦は、「連合国」(アメリカやイギリスなど)対「枢軸国」(日本やドイツなど)の戦いだったからね。
「連合国」だと戦前の敵みたくなっちゃうじゃん・・・。
実は、「ユナイテッド・ネーションズ」って、「連合国」を意味してたんだ。
今は「ユナイテッド・ネーションズ」は「国連」と日本語訳されているのに?!
そうなんだ。実は、日本人が「国連」と訳すのは「誤訳」とまではいかないけど、日本以外の国では、「国連」のことは、「連合国」と呼ばれているらしい。
これは、日本人の多くが知らない事実だね。
本書に書いてあるよ。
じゃあ、結局、日本人は、「国連」「国連」!ってありがたがってるけど、戦前は敵だったわけじゃん。
まあ、なんか印象が変わるよね。要するに、戦前は敵だったのと同じ名前の機関、「ユナイテッド・ネーションズ」すなわち「連合国」なんだからさー。
なんか、そうなると、国連自体、中立的な国際機関というイメージも危ういわけじゃん・・・。
有名な「敵国条項」とか、未だに残ってるのも、まあ、うなずける話だよね。
そっか、「国連」って、「連合国」だったんだね。
そうなんだ。戦前は日本人の敵だったんだぜ?!実は、創設時は明らかに敵みたいな感じだったんだけどね。そこら辺の歴史は本書を読んでほしい。
なかなか日本が国連に入れてもらえなかったのも、うなずける話だな・・・。
そうなんだ。本書に記述がある。
まあ、「国連」は日本以外の国では、「連合国」と呼ばれている。この事実だけは、日本人のアナタも、知っておいた方がいいと思うんだ。
今回の対話も、だいぶ意義があったね。
そう思いたいね!(笑)