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天窓の感嘆詞を抱えんとする伏目鱗
背骨を火照らせている黴臭い窓辺に
屑みたいに転がって
つやつやと光を浴び
冗談すら言えない目つきをした工場の煙を崇高した
影法師と遊んでいるときに聞こえてくる声は翅みたいで
晴れながら雨ながら
性別のなかった声で反射している
さっきの小雨にぬれ
眠ったり笑ったり 鏡にうつしだした指に湯気が溺れている
静けさのある身体とてのひらをわたす
海の砂漠で拾った石ころに
小指の影を照らす涙は消えること
背骨を火照らせている黴臭い窓辺に
屑みたいに転がって
つやつやと光を浴び
冗談すら言えない目つきをした工場の煙を崇高した
影法師と遊んでいるときに聞こえてくる声は翅みたいで
晴れながら雨ながら
性別のなかった声で反射している
さっきの小雨にぬれ
眠ったり笑ったり 鏡にうつしだした指に湯気が溺れている
静けさのある身体とてのひらをわたす
海の砂漠で拾った石ころに
小指の影を照らす涙は消えること