巻貝ないし鰐
淡く生活感におぼれかけて身の丈三分の一にまでほどけたその写真はかざり棚の幕間に象を結ぶ。さびしさは海の砂に散らばる遠景の石ころに陽を延ばすと塩の風にまぶたが隣に黄ばんで腑にこぼした。ミモザの部屋は不在の中から青く光っている。待ちくたびれた呼吸音でブランコ酔いをしちゃったと大げさに、物陰の花冠をたたき起こす。ただ布地をたたいている。ベーコンと卵、焼く風の吹いてくるすき間に慎重なほどに戸惑う。
・すんでくらして・
(2023.6.1)
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こんにちは、1ヶ月ぶりです。
6月に入ってすぐ、詩を公募に送ってみようと書いていたものを意気揚々と集めていました。同時に、新しく始めたことに追われてもいました。終わってすぐに全然疲れを感じなかったので、わたしに限ってそんなことある?!と思っていたら、じりじりと切り替えられずに、気づくと半月以上が終わってました。
詩はぽつぽつと書いていましたが、応募したい気分ではなくなり今回は見送りました。来月は実現したいです…!
残りの月日は詩以外の文章も書いていました。
いつもは抽象的な部分も今回の文章では明確にしようと言葉を選ぶので、恥ずかしいような緊張するような感情に襲われました。文章を書くのはずっと苦手で、この明確にする/さらけるという作業も相まっているからだと気づけました。
去年の7月ころから詩を書き始めたのでもう一年が経ちそうです。滅多に長続きしないので続けられたってだけで嬉しいです。
本は多和田葉子さんのエッセイと蜂飼耳さんの詩集とエッセイを読みました。どれも面白いです。
ではまた7月に。お会いしましょう〜〜
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