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庭に散らした夜の光

中華粥の小さな底

かくしに 鏡面の渦

とぐろの一層を想起して

翻る月の光、斑石を汀に寄せる

布団が白く揺れ からまって日常の

立て髪が風を覚えはじめるように

螺子の回されない一幕にパターン帳が

よく映えて

つかまれそうになって

 つかまったふりなのか

たんつぇん交わす




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こんにちは。11月の投稿です。

 今月は内にもっておきたい出来事がいくつかあり、記録として言語化の文字の形となってしまうことを避けたくなりました。むしろ記録しない方が記憶に残る出来事ばかりだったので、言語化に安堵して手放すようには忘れたくないのです。言葉にした途端に溢れてしまうような。少しずつ詩の形になっている部分はありますが、複雑でしんとしたままでいてほしい、という固定化を免れた変化をできる限り愛でたいのです。



では、12月にまたお会いできますように。



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