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アートやデザイン

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好きなアートやデザインにまつわる記事です。
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横浜美術館「常設展」より

横浜美術館「常設展」より

昨日の企画展に続き常設展です。
ネタバレ?なので新鮮な気持ちで展示を見たい方は鑑賞後に読んでください。

2/14に見に行った横浜美術館の常設展で撮りまくった写真からいくつかピックアップしました。

淺井裕介
《八百万の森へ》2023年 
土、アクリル樹脂、木炭、鉛筆、弁柄、パネル 325×390 cm
横浜信用金庫創立100周年記念寄附による購入

クリス・ヒュン・シンカン
《ボーチー、ムイムイ

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「おかえり、ヨコハマ」展 おかわり

「おかえり、ヨコハマ」展 おかわり

昨日、横浜美術館の「おかえり、ヨコハマ」展について書きました。

ピックアップした作品以外にも撮った写真が沢山あるので、ザッピングしてご紹介します。

(左)
盾持人形埴輪(戸塚区上矢部町富士山古墳)
古墳時代後期
横浜市歴史博物館 *横浜市指定有形文化財

(右)
中島清之
《古代より(一)》
1952(昭和27)133.5×165.5 cm 紙本着色 横浜美術館 山口和久氏寄贈

宮川香山(初

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おかえり、ヨコハマ

おかえり、ヨコハマ

一時は月に何度か通っていた横浜美術館。
2021年から3年以上にわたり、開館以来初となる大規模改修工事のため休館していたけれど、いよいよ全館オープンということで足を運びました。
展覧会タイトルは「おかえり、ヨコハマ」です。本当におかえりなさい。

好きだなぁと思った作品2つについて、感想を書きます。

NO.1 
牛田鶏村《藁街の夕(蟹港二題より)》1926(大正15/昭和元)絹本着色 横浜市民ギ

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MetaMask

MetaMask

ついに、というかやっと、というか。
MetaMaskでウォレットを作りました。
ずっと暗号資産には興味があったけど、資産運用するほどお金は余ってないし(泣)そもそも短期売買で利益を出すのは自分には向かないし、そういう使い方はいまも興味がないです。
どちらかというと現代アートが好きなのでNFTアートには興味があって。
でも正直NFTアートって持っててもどうするの…部屋に飾れるわけじゃないしなぁ、と買

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ギャラリーに行きました

ギャラリーに行きました

ちょうど1年くらい前に多摩美の卒業制作展を見に行きました。

とても面白く観てきたのですが、卒業制作展にお誘いしてくれた学生さんが今年は個展を開催するというので、またお邪魔してきました。

個展を開いている石井さんとは美術館ボランティアをしていた時に知り合ったのですが、このボランティアでは沢山の刺激的な人達と知り合うチャンスがあり、また仕事では学べない知識や面白さを知ることができて、大変だったけれ

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もやい工藝

もやい工藝

昨日の鎌倉散策で、すてきなお店を教えてもらいました。
佐助にあるもやい工藝さんです。

お店は外から一見しただけでは住宅だと思ってしまう佇まい。
黒っぽい塀に小さく「もやい工藝」の表札がでていました。
お客さんが一人、吸い込まれるように中に入るのが見えました。後を追いかけてみることに。

お庭の奥にガラス戸の入り口があります。
中に入ると、ところ狭しと焼きものが置いてありました。

入り口近くに豆

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鎌倉の「かま展」へ

鎌倉の「かま展」へ

今日は久しぶりに鎌倉へ足を運びました。
友人の絵を展示している「かま展」へ行くためです。

友人3人で鎌倉駅に集合。日曜日の鎌倉は予想以上に混雑していて、改めてインバウンドの観光客の多さを感じました。(自分も含め日本人も多かったですが。)
ランチのお店も、予約がなかったら入れなかっただろうなぁ。
鎌倉は2年ぶりくらい。人も多いし知らないお店も多くて、すっかりお上りさん状態でした。

「かま展」は、

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憧れのDICへ③西川勝人の白い世界

憧れのDICへ③西川勝人の白い世界

DIC訪問記、③は企画展の感想です。
わたしが行った日はちょうど「西川勝人 静寂の響き」を開催していました。

わたしは不勉強で西川勝人さんを初めて知りましたが、今回は一度に作品をまとめて見ることができて、作風がだいぶ理解できた気がします。
大きな部屋にゆったりと作品が展示され、神殿か遺跡の中にいるような雰囲気でした。

その中で気になった作品について感想を書きます。

西川勝人《翼》

作品の素

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憧れのDICへ②ロスコ・ルーム

憧れのDICへ②ロスコ・ルーム

昨日の続きです。
連休に訪れたDIC川村記念美術館。
今回訪問の最大の動機であるロスコ・ルームへ。

作品の前に、マーク・ロスコとはどんな画家でしょうか。
ウィキペディアにはこんな紹介がされていました。

めちゃアッサリした説明ですね。

わたしが初めてロスコの絵を見たのは、アメリカ、ワシントンのNational Gallery of Artでした。

白くて広々とした部屋で対峙した、大きなロスコ

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憧れのDICへ①常設展示

憧れのDICへ①常設展示

連休にエイッと出かけた今年初めての美術館。
ずっと行きたかった、DIC川村記念美術館です。

3月の移転前に、なんとしてもロスコルームが見たくて。
今まで躊躇していたのは、我が家から結構遠いのでなかなか時間が取れなかったためです。車なら2時間以内で行けそうなのですが、運転に自信がないので電車とバスで3時間の道のりを頑張って出かけました。

この美術館は、基本的に撮影禁止でした。
最近は一部なりとも

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そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠

そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠

東京都庭園美術館で開催中の展覧会に行ってきました。

青木野枝さんが好きで行きたいなと思ったのがきっかけですが、実は青木野枝さんの作品をまとめて観たのは初めてで、スケッチなどの周辺作品も観ることができてとても良かったです。
三嶋りつ惠さんのガラスの作品も、今回初めてじっくり鑑賞して好きになりました。
そして庭園美術館も数十年ぶりの再訪で大好きな美術館の一つ。お庭も素敵なので、天気がいい日ならお散歩

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「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展③

「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展③

最後に淺井裕介さんのパートを観ました。

今回、この展示でぜひやってみたかったこと。それは「作品の上を歩くこと」。

淺井裕介さんの《在処》は、作品を足で感じることができます。土を絵の具にした作品なので、まるで大地を歩くように作品を体で体感できます。すごい!

せっかくなので裸足で歩いてみました。
思ったよりトゲトゲはせず、少しザラザラしてヒヤッとしました。
作品の上を歩いていると思うと、自然とそ

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「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展②

「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展②

昨日に続いて展覧会の感想を。
企画展では、二人の作家さんが岡本太郎といわばコラボをして展示してあります。

岡本太郎に苦手意識のあったわたしが今回の展示に惹かれたのは、この二人、福田美蘭さんと淺井裕介さんの作品を観たかったからです。

特に淺井さんは横浜美術館のトークを聞いたときに岡本太郎美術館での展示について意気込みを語っていたので、ぜひ観たいなぁと思って待っていたのでした。

企画展は福田美蘭

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「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展

「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展

今日は朝から川崎市岡本太郎美術館へ行ってきました。

川崎市岡本太郎美術館は小田急線沿いの生田緑地の中にあります。同館に行くのは初めてで、駅の改札降り口を間違えたり、散々地図を確認しながら、生田緑地の入口に辿り着きました。

校外学習なのか、小学生がクリップボードを持って三々五々と園内を歩いていました。

美術館は緑地の端のほう、わたしが入った東口からは真反対でした。

美術館は常設展と企画展に分

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