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実例から学ぶCI,BI,VIデザイン

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#デザイン

デザイナーはブランドをどう説明する?

デザイナーはブランドをどう説明する?

ブランドの説明を求められたことはありますか?
私個人は、増えてるなと思います。しかし、多業種がそれぞれ別の目的で、『ブランディング』という単語を使って、日々施策・制作を進める中で、
どう説明したらいいのだろうかとなったことはないでしょうか。

これはコンサルティング領域に踏み入る話かもしれませんが、強力なデザインを目指す上で、視点・指標を知るのはいいことかなと思います。
ということで、以下のトピッ

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U-NEXTのブランドはやっとスタート地点に辿り着いた——アートディレクター・Nicolas Gonin

U-NEXTのブランドはやっとスタート地点に辿り着いた——アートディレクター・Nicolas Gonin

2020年4月、U-NEXTはミッションとバリュー、そしてビジュアル・アイデンティティ(VI)を刷新しました。

遊び心・フレキシビリティ・インパクト・ユニークネス。このデザインコンセプトの策定から制作までを担ったのは、U-NEXTのアートディレクター ニコラス・ゴニン(Nicolas Gonin)です。

ニコラスはフランスの大手広告代理店で、企業から行政機関まで、幅広いクライアントのVIデザイ

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D2Cブランドが世界観を伝えるために

D2Cブランドが世界観を伝えるために

たいそうなテーマで書いていきます。
キービジュアルはAppleStoreですが、ほとんどの方がすぐに分かったのではないでしょうか?
これが世界観の力です。スティーブ・ジョブズは、亡くなる前にガラス張りの特許を取ったといいます。ここからも、世界観に対する強いこだわりが伺えます。

なぜ、世界観を伝えるのかこれはまさに「自社ブランドを選んでもらう確率」を高める為です。
元USJ森岡毅さんによると、消費

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「教えて上司チャンネル」ロゴ制作過程のすべて

「教えて上司チャンネル」ロゴ制作過程のすべて

ご無沙汰しております。せんざきです。更新できていないうちに、いつのまにか800人もの方にフォローいただいていてびっくりしました。ありがとうございます。

さて、本日ですが、ご存知の方も多いであろうデザイナー、上司ニシグチさんからのご依頼で作った、Youtubeチャンネル「教えて上司チャンネル」のロゴの制作過程についてお話できればと思っております。
何か役に立つことがあれば嬉しいです。

(ニシグチ

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BXデザイナーが振り返る、 グッドパッチIPOブランディングの舞台裏🌹

BXデザイナーが振り返る、 グッドパッチIPOブランディングの舞台裏🌹

2017年の7月、私は組織崩壊真っ只中のグッドパッチに入社し、誰も上場を信じていなかった頃から今日まで、Goodpatchがたくさんのストーリーを作りながら成長する姿を、いち社員として内側から見てきました。

そして、2020年6月30日、Goodpatchはたくさんの方に支えられマザーズ上場。

上場の数ヶ月前、土屋さん直下でIPOブランディングの運営チームが結成され、私はBXデザイナーとしてP

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それは、デザイン案ではない。

それは、デザイン案ではない。

「デザイン提案」についてずっとモヤモヤしてることがあって、今回の「キヨ地下」のロゴ提案がちょうど伝わりすい事例なので書いてみた。ぜひ、若いデザイナーや学生に読んで欲しい。結論からいうと、「ロゴ案とは色や形の違いではない。」というのを訴えたい。

アソビカタサロンのオーナーのKiyoto(萩原清澄)さんが「キヨ地下」というサービスを始めた。一言でいうと「デパ地下グルメのECサイト版」。そのKiyot

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シンプルとミニマル。ローソンと良品計画。

シンプルとミニマル。ローソンと良品計画。

2020年春、ローソンがプライベートブランドのパッケージデザインを一新しましたが、ユニバーサルデザインの観点が抜けているとして批判が多く集まりました。

私も駅前のローソンに通っているので顧客のひとりですが、たしかに冷凍食品などは如実に分別がつきにくいと感じます。

見た目から察しやすいように「無印良品を目指したのでは?」と囁かれていましたが、先程ローソンがその無印良品を展開する良品計画と提携した

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FOLIOリブランディングの裏側 ──構想からリリースまでの8ヶ月の軌跡──

FOLIOリブランディングの裏側 ──構想からリリースまでの8ヶ月の軌跡──

株式会社FOLIO CDO(Chief Design Officer)の広野です。

この度、オンライン証券サービス「フォリオ」の正式リリースに伴いまして、思い切ったリブランディングをおこないました。

ビフォーアフターはこちらです。

ご覧の通り、今回のリブランディングプロジェクトはいわゆる「ロゴリニューアル」に留まらず、サービスを提供する上でのスタンスを改めて定義し直した、新たなブランドとして

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kurashiruブランドリニューアルのプロセス

kurashiruブランドリニューアルのプロセス

こんにちは、ブランド部の小林 (@kazkobay)です。
10/1にkurashiruのロゴおよびブランドをリニューアルしました。
また、それに合わせて動画のリニューアル/ブランドガイドの制定/UIおよびキーカラーの一部変更などを行いました。

今回のロゴ変更は、くらしをおいしく、あたたかくをコンセプトに、
より人に寄り添い、生活に豊かさをもたらすサービスであろうとする象徴としてのリブランディン

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noteのロゴをリファインしました。

noteのロゴをリファインしました。

どうも、ピースオブケイクでデザイナーやってる佐賀野です。
突然ですが、本日noteのロゴをリファインしました。

リファイン、と一口に言ってもいろいろですが、今回はロゴの印象を大きく変えることはせずに、全体的な整合性を高める方向に注力しました。

リファイン前後の比較がこちら。ご覧の通り全体的な印象はほぼそのままです。

リファインの目的さて、なぜ今回リファインに至ったかについてですが、大きく2つ

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