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エッセイでっせぃ★

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日々思うことを書いています。ブックカフェ風の家にしたいなーとか。家庭料理とか。読書の記録も。ピアノはドビュッシーが好き。息子の大学生活。
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#息子

見送りは盛大に。

見送りは盛大に。

ゲーセンに行った。
さらにゲーセンに行った。
そしてゲーセンに戻った。

何をやってるんだ、私は。
ヒマか!
詳細を書いてみる。

まず駅前のゲーセンに行った
競走馬の小さいぬいぐるみをチェックした。
これは私の、ゲーセン訪問時のルーティン。

置いてあるのはすでに持っている馬。
残念だがスルーするー。

ついでに店内を巡回する。
中くらいの競走馬のぬいぐるみの新製品が出ていた。

なんと発走のと

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指輪に使命をあたえる。

指輪に使命をあたえる。

数年前のある日、ダンナが結婚指輪をなくしてきた。
気づいたらなくなっていたらしい。

ゆるくなってきたなと思っていたところで、すっぽ抜けてしまったに違いないと言う。
すぐに、建物の管理室だとか交番だとかに声をかけてみたものの、結局見つからなかった。

側溝に落ちたのかもしれないし、あるいは線路に落ちたのかもしれない。
数年に一度の大掃除、みたいなタイミングで誰かが見つけるのかも。

もしかしたら未

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息子の、生まれる前の記憶かもしれない話。

息子の、生まれる前の記憶かもしれない話。

息子が小学校低学年の頃に、教えてくれた「夢」の話。

息子はそのとき雲の上にいて、真っ白い長い服を着たおじいさんと話をしていた。
おじいさんが、雲の下のたくさんの家の中から、星のように光るひとつの家を指して「あそこがおまえの生まれるところだよ」と言った。

それだけの話。
息子はずっと小さい頃から、この「夢」のことを何度も思い出していたんだそう。

もしかしたら「夢」じゃなくて、本当の話だったりし

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青と黒の人。青と白の歌。

青と黒の人。青と白の歌。

朝、ダンナの後ろ姿をしげしげと見つめて、息子が言った。
「海の青と空の青って感じだね」
ダンナは聞こえなかったようで、そのままゴミ出しに出かけてしまった。

紺のデニムパンツが、海の青。
水色のデニムシャツが、空の青。

私は上下ともデニムなことが気になっていたが、息子は色を見ていたのか。
息子の発想の良さに感心する。

「でも、あいだの黒が分からない…」
黒いベルトが何を示すのかで悩み始めている

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サンタクロース劇場終演の翌年は、どうなる!?

サンタクロース劇場終演の翌年は、どうなる!?

今、私は息子用に買った腕時計を一時預かりしている。

腕時計は、息子と一緒に買いに行って、彼の好みのものを買った。
「クリスマスプレゼントにするね」と言って預かったわけだ。

***

さて、ある夜のこと。

「あぁ~。今年はサンタさん、来てくれるかなー」
「来ないでしょ!何歳なのよ」
「プレゼントないのかー…」
「だからこの前、クリプレ用に腕時計買ったでしょ」
「あぁ、そっかー」
「そうだよ」

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夏休みの大学生息子に夕食作りを任せてみた。

夏休みの大学生息子に夕食作りを任せてみた。

息子の夏休み中、昼や夜の食事作りを一緒にやってきた。

そもそも彼への料理指導は、春に私が五十肩になり、家事がつらくなったことから始まった。

しかし彼も18歳。
簡単な食事作りくらい出来なくてどうする?
食事作りを指導するのも、母の仕事のひとつ。
そんな思いがある。

詳細は下記の記事をご覧いただきたい。

夏休みの息子、料理を頑張る。|あさのしずく (note.com)

さらにその前、5月の

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夏休みの息子、料理を頑張る。

夏休みの息子、料理を頑張る。

大学生の息子の夏休みの私の課題として、「献立を考えられるようになる」という目標を設定した。

冒頭からややこしくてすみませぬ。

息子に、料理だけでなく献立を考えられるようになって欲しかったのだ。

そう思うようになったきっかけは5月の連休までさかのぼる。

私は連休直前に、五十肩のリハビリ期間を短縮すべく、痛~い治療を受けた。
直後の3日ほどは痛み止めを服用するほど痛かったのだ。

3日を過ぎる

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「カレーは疲れる」と息子は知った。

「カレーは疲れる」と息子は知った。

今年のGWは9連休とたいへん長かった。
連休の前日に五十肩の痛~い治療をした私は「GWは徹底的に腕を休めることにした!」と宣言した。

さいわいダンナも大学生の息子も、家事に(気持ちの上での)抵抗はない。
普段からいろいろやってくれているので、私が家事もろもろから離脱しても二人で出来るはずだ。

GW中に彼らが取り組んだ家事は、洗濯、掃除、料理、皿洗いである。

なかでも特筆すべきは息子の料理。

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専業主婦が18年かけて我が子にしてきたこと。

専業主婦が18年かけて我が子にしてきたこと。

私は専業主婦を18年続けている。
現代日本では希少価値のある生物だという自覚はもちろん、ある。

諸般の事情により専業主婦を続けることになったのだが、残念ながら割り切った気持ちで18年を生きてきたわけではない。
よく言われるように、社会(?)から取り残された感、ただ飯食い感は半端ではないのだ。

スケジュール確認などの事務的な意味での「お仕事してますか?」という質問に対して、あえて「今はしてないで

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子育ての卒業と、新たな修行と。

子育ての卒業と、新たな修行と。

息子の卒園や卒業を、この春までにあわせて4回迎えた。

卒園したのは忘れもしない、2011年3月。
あの東日本大震災の4日後に、息子は卒園式を迎えた。

余震に怯えながらの卒園式で、謝恩会は省略。名残を惜しむ暇もなく解散したのだった。

小学校の卒業式では、ひとりずつ将来の夢を語ることになっていて、事前に原稿を作り暗記してのぞんだ。

しかしなんと卒業式の1週間前に変声期が始まってしまったのだ。

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グッドタイミング!「乾杯」

グッドタイミング!「乾杯」

長渕剛の「乾杯」。
この曲を今、私は力いっぱい歌い上げたい気分だ。

私が2月から3月中旬くらいにかけて歌いたいのは、いきものがかりの「SAKURA」であることが多い。
他にも春の曲や卒業ソングは山ほどあるけど、この曲が一番グッとくる。

この「SAKURA」は、春に卒業をむかえた経験のある人なら、つまりほとんどの老若男女が共感できてしまうのではないか。もちろん私にとっても、自分の中学・高校時代の

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卒業式は譲らない。

卒業式は譲らない。

高3の息子がいて、3月には卒業式を迎える。

高校の卒業というのは、ちょっと感慨深いものがある。

中学の卒業は義務教育との別れではあるが、大半の生徒は近隣のいずれかの高校に進学する。
家は変わらないのだから、登下校の途中で偶然会うこともある。遭遇率は、生徒数の多い中学でのクラスも部活も違う者同士のようなものだろう。
だとすれば卒業したからといってさほど変わらないという考え方も出来る。

しかし高

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休日のすごし方~1曲リピート・ダンス・スイーツ~

休日のすごし方~1曲リピート・ダンス・スイーツ~

この2年半というもの、私はひとりの時間をほとんど確保できていない。
まるでワンオペ育児をしていたあの頃のよう…。

3年前の私はダンナと子どもの通勤・通学により、1日のうち最低でも8時間、長い日は11時間くらいはひとりだったと思う。

コロナ禍によるテレワークへの移行で、ダンナは在宅ワークの人となった。息子もブラック部活を無事に引退した。
週末や盆暮れ正月などには、家族全員が狭い家にひしめく日も増

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パソコンのその先へ

パソコンのその先へ

世の中は常に変わっていく。
息子と私とでは、全然違う世の中を生き抜いていかねばならない。

たとえばパソコン。
私が初めて触ったのは大学に入ってからだ。
「時代の先を読みたい欲求」の強い父が購入したものを主に使用したのは私だった。

就職して初ボーナスをもらった私は、すぐに大型電器店に行った。
そして初月給からボーナスまでの収入をかき集めて、自分のノートパソコンを購入した。

そのパソコンはWor

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