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サンタクロース劇場終演の翌年は、どうなる!?

今、私は息子用に買った腕時計を一時預かりしている。

腕時計は、息子と一緒に買いに行って、彼の好みのものを買った。
「クリスマスプレゼントにするね」と言って預かったわけだ。

***

さて、ある夜のこと。

「あぁ~。今年はサンタさん、来てくれるかなー」
「来ないでしょ!何歳なのよ」
「プレゼントないのかー…」
「だからこの前、クリプレ用に腕時計買ったでしょ」
「あぁ、そっかー」
「そうだよ」
「でも、なんかさ」
「?」
「お母さんには悪いけど、サンタさんより下っていうか…」
「見劣りするって?」
「うん」
「ははは…」

これには注釈が必要かもしれない。
息子は今、大学1年。
昨年まで高校生だった。

そしてもっと大事な注釈がある。
なんと昨年まで、彼の元にはサンタさんが来てくれていたのだ。
そして「サンタ終了宣言」的なことは何もしていない。

つまり彼は昨年まできてくれたサンタさんが、今年も来てくれることを願っていたのである。
もちろんその正体は分かっていても、だ。

正体はともかく「サンタさんから」という名目で、毎年「お楽しみ福袋」的なクリスマスプレゼントをもらっていた息子。

その中身はわりと豪華だった。
少なくとも点数が多かった。

なにしろ一年かけて集めたいろんな面白いモノがギュウヅメになってるのだから。

腕時計一本ではたしかに華やかさに欠ける。
それは分かる。

しかし私の中ではサンタクロース劇場は終焉をむかえたのだ。
今さら復活は出来ない。

ここで日和ったらオンナがすたる。(?)

ははは…と曖昧に笑って流しておくしかない。

***

さて、ここで問題です。
私が今座っている椅子の下には大きな紙袋があります。
その中身はなんでしょう?

ほほほ。

ユニクロでバッグ、買っておいた。
腕時計だけじゃないんだわ。
それに好きそうなお菓子も買っといた。

結局、福袋方向に流れてるかもしれない。


ちなみに昨年のサンタクロース劇場終演の物語はこちらをどうぞ。


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あさのしずく
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