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エッセイでっせぃ★

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日々思うことを書いています。ブックカフェ風の家にしたいなーとか。家庭料理とか。読書の記録も。ピアノはドビュッシーが好き。息子の大学生活。
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#高校生

恋に至る前の。

恋に至る前の。

いちごの季節だ。
いろいろ美味しい食べ方はあるけれど、いちごミルクの美味しさはまた格別だと思う。

高校の時、昇降口付近にブリックパックの自販機があった。
ブリックパックは、四角い紙パックの飲み物の総称である。

なかでも人気なのが、いちごミルクだったと記憶している。
可愛いピンクのパッケージで、女子はもちろん男子からも人気を得ていた。

私自身は自販機を使ったのは3年間で数回程度だ。
そのせいか

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専業主婦が18年かけて我が子にしてきたこと。

専業主婦が18年かけて我が子にしてきたこと。

私は専業主婦を18年続けている。
現代日本では希少価値のある生物だという自覚はもちろん、ある。

諸般の事情により専業主婦を続けることになったのだが、残念ながら割り切った気持ちで18年を生きてきたわけではない。
よく言われるように、社会(?)から取り残された感、ただ飯食い感は半端ではないのだ。

スケジュール確認などの事務的な意味での「お仕事してますか?」という質問に対して、あえて「今はしてないで

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子育ての卒業と、新たな修行と。

子育ての卒業と、新たな修行と。

息子の卒園や卒業を、この春までにあわせて4回迎えた。

卒園したのは忘れもしない、2011年3月。
あの東日本大震災の4日後に、息子は卒園式を迎えた。

余震に怯えながらの卒園式で、謝恩会は省略。名残を惜しむ暇もなく解散したのだった。

小学校の卒業式では、ひとりずつ将来の夢を語ることになっていて、事前に原稿を作り暗記してのぞんだ。

しかしなんと卒業式の1週間前に変声期が始まってしまったのだ。

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グッドタイミング!「乾杯」

グッドタイミング!「乾杯」

長渕剛の「乾杯」。
この曲を今、私は力いっぱい歌い上げたい気分だ。

私が2月から3月中旬くらいにかけて歌いたいのは、いきものがかりの「SAKURA」であることが多い。
他にも春の曲や卒業ソングは山ほどあるけど、この曲が一番グッとくる。

この「SAKURA」は、春に卒業をむかえた経験のある人なら、つまりほとんどの老若男女が共感できてしまうのではないか。もちろん私にとっても、自分の中学・高校時代の

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【映画】THE FIRST SLAM DUNK

【映画】THE FIRST SLAM DUNK

今私のアタマの中には「君が好きだと叫びたい」と「世界が終わるまでは…」が交互に流れている。

高校時代、友だちが持ってきた「SLAM DUNK」を、私たちは夢中で読んだ。登場人物も高校生だからか、等身大の青春を感じた。湘南の海のイメージとも相まって、「SLAM DUNK」は今でも私の中でキラキラした青春の匂いのする作品だ。

そんな「SLAM DUNK」が今、映画になっている。「THE FIRST

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【大学受験】指定校推薦の流れと、手続きの煩雑さについて語る。

【大学受験】指定校推薦の流れと、手続きの煩雑さについて語る。

数年のうちに大学受験生になるお子さんをお持ちの保護者の方に告ぐ。
手続きのすべてを子どもに任せきりにするのは危険!である。

我が息子は全日本「うっかり八兵衛」総連合会の会長なので、私も安心して任せきったりはしない。
本人にやらせつつ、必ず最終チェックを行う。というかそれ以前に一度、こっそりスケジュールその他を勝手に確認しておく。

しかし普通にしっかりしたお子さんをお持ちの方は、少し油断するので

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卒業式は譲らない。

卒業式は譲らない。

高3の息子がいて、3月には卒業式を迎える。

高校の卒業というのは、ちょっと感慨深いものがある。

中学の卒業は義務教育との別れではあるが、大半の生徒は近隣のいずれかの高校に進学する。
家は変わらないのだから、登下校の途中で偶然会うこともある。遭遇率は、生徒数の多い中学でのクラスも部活も違う者同士のようなものだろう。
だとすれば卒業したからといってさほど変わらないという考え方も出来る。

しかし高

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クリスマスの朝に、子育て終了について知らされる。

クリスマスの朝に、子育て終了について知らされる。

クリスマスの朝、普段どおりの時間に目が覚めた。
枕元にはダンナがセットしたプレゼントが置いてある。

よし!

息子はプレゼントが楽しみすぎて、もう起きてることだろう。

我が家のクリスマスプレゼントは1年かけて集めた、ささやかで面白いモノたちの詰め合わせだ。
きっと中身を広げてあれこれ堪能してるに違いない。

今年はどれが一番ウケてるのかな。

自分で中身を用意しラッピングしてダンナが枕元に置て

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大人の本音、高校生に届け!

大人の本音、高校生に届け!

現役高校生たちの作った短歌を読んだ。

国語の授業では短歌も扱う。名作を鑑賞したのち、彼らも一首詠むことになったのだ。そしてそれを先生がまとめてプリントにしたものを、息子が持ち帰った。

1クラス分の短歌たちは、氏名はもちろん性別でさえも不明。「あの人の短歌である」という背景(あるいは裏設定)なしに読み解かねばならない。分かるのは、息子と同じく「現役高校生である」ということだけ。

いつも短歌を読

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短歌「夏の記憶」

気づけば八月も中旬。息子の夏休みがつい先日始まったばかりなので、まだ七月のような気分でいました。
短歌作りの練習として、「夏の記憶」をテーマに三十九首。幼稚園くらいから高校生までの夏の記憶を少しずつたどってみました。

砂利だらけの庭で転がすとりたてのスイカ思わぬほうへとジャンプ
浴衣着て兵児帯締めて踊るのは練習重ねたよーちえん音頭

朝顔にアルミホイルを巻きつけて昼の朝顔観察日記
背丈より大きく

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プリント保管が苦手な中高生のために~手段はいろいろある~

プリント保管が苦手な中高生のために~手段はいろいろある~

どういうわけか、中高生は学校で山ほどプリントをもらう。
保護者あてのお手紙程度しかもらわなかった、現役中高生の親世代とはもらう紙の量が桁違いだ。

するとそこで発生するのが「大量のプリントを保管する」というミッション。

そもそもこれをミッションと思わない人は、本能的にプリント整理がうまくいってる可能性が高い。

また「たしかにミッションだよね」と思う人も、プリント整理ライフはそれなりなのではない

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