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【心の健康】ストレスは味方

昨日の記事に少し書きましたストレスについて。
(不安に感じるならこのケアしなさんな、っていうくだり)

今回はストレスの捉え方のお話。さて、皆様。
「ストレス=悪」
だと思ってません?

ストレスとは幅広い用途に該当する言葉で、日常や人生はそれだらけです。「やだな」「辛いな」と感じるのは分かりやすいストレスですが、
寒い・暑いといった気温の外的刺激も、
朝「起きる」という行動に移す労力も、
すべてそれです。

なので、「ストレスゼロ!」なんて人は存在しません。

仕事がストレス?
「職場の人間関係が悪い」
「給料が安い」
「作業が怠い」

などなど愚痴を吐く人を見かけますが、では、そんなあなたを雇用している側(社長や役員など)にストレスがないとでも?
行動範囲、責任、関わる事柄が増えるほどに比例してストレス要因も多く抱えます。答えはいわずとも、そんな愚痴愚痴社員を抱える上司はあなたよりよっぽど多くの他のストレッサーに晒されていますよ。

しかし、世の中の活躍している方々、パワフルかつ輝いて見えません?
「大会社の社長は部下に指示するだけだから」
「売れっ子芸能人は周りが何でもやってくれるから」
「フリーランスの人は好きな仕事だけして生きてるから」

はたまた身の回りの
「あそこの奥さんが自由なのは旦那が高給取りで悠々自適だから」
「あいつは親のコネで出世できるから」

などと表面だけ見て羨んでません?
〝隣の芝生は青く見える〟
もんで、他人の人生の裏側や本音なんて知れたもんじゃないです。

ひとつ共通して言えるのは、
〝どなた様も、ストレスにさらされている〟

だけど、どうしても、自分の周りにいる前述したような人たちを観察して
ストレスに悩んでいるようには見えない、と思う方もいるでしょう。そうなんです。そういう方々はですね、

ストレスとの付き合い方がうまい
んです。

もとい、

ストレスの捉え方がそもそも違うんです。


ストレス・・・
いわゆる、不安や緊張をどうとらえるか?

不安を、力やエネルギーに変えられるかどうかです。

想像してみて。
「不安=エネルギー」
と捉るという考え方があることをまず知ってください。

スポーツ選手がいざ試合の時も
緊張している時と、いつも通りのテンションで臨む時とは
パフォーマンスに大きな違いが出ると科学的に証明されているそうです。適度な緊張(ストレス)は本領発揮のエッセンスになる。

講演家が人前で話すときも、いつも通りのテンションで臨むより、舞台裏で、心臓ドキドキ、体の芯からぬぉ~~っと炎のような緊張のエネルギー(ストレス)が湧き出した状態で話す方が、より聞き手に伝わるという。

ストレスは悪者ではありません。
むしろ、自分を向上してくれる、成長させてくれる救世主・相棒のような存在でもある。

上記のような人たちは、それを知っているか自然とそう捉えているんですね。なので、ストレスがいわゆるストレスにならない。

数多くいるのが、
何でもかんでも不安、ネガティブに捉える人。変化を恐れる人。
「どうせ私なんて・・・」「こんな事やったって」
「だって」「ほらね」「やっぱりね」

入口でそう感じること自体はまったく問題ないです。不安や心配事に感じるのは性分ですし、それだけ一生懸命考えている証拠ですから。

大事なのはその後。
その不安や心配を、ネガティブなままではなく、自分にとってポジティブなことだと置き換える。そして、良きことへと変換するアイディアを出したり、行動するエネルギーにしてしまうこと。

そうすれば、むしろ、何事も深く考えない思慮に欠ける人より、何倍も成長、前進できる人となれます。

そしてね、

ストレスをポジティブなものと捉えていると
体を壊したり、疲れを感じたり、しない
の。

例えていうと、
4月入社の新卒社員が5月のゴールデンウイークに入って風邪を引くのはよくある話。これ、緊張が体調を壊さずに保ってくれてるんですね。しかし、休みに緊張が消えた瞬間やられる。

ちょっとまがった例を挙げましたが、緊張(ストレス)が免疫を保つということはわかりましたね?

仕事や日常で起こるストレスが自分にとって「ネガティブに捉えるもの」ならば続けば続くほど、悪ストレスに身も心も晒され、いずれ崩壊します。
慢性的に脳(前頭葉)がストレス要因に晒されることで機能低下し、様々な変化や刺激に対してうまく対応できなくなって心や身体が過剰に反応してしまう状態です。

しかし、自分が楽しいと感じる仕事や日常のできごとで発生するストレスをポジティブな類いと捉えるなら、そうはならないのです。

そういった人たちはストレスを悪ストレスと感じる割合が少ないのもありますが、もちろん「ゼロ」ではない。いくら仕事が楽しくても中にはイラつくこと、面倒だと感じることも交じりますが、総じて、

「これらを片付ければ(解決できれば)(乗り越えれば)、明るい未来が待っている!」

に結び付けられるんですね。
●今、目の前のこの作業は面倒だ、しかし、これをやればこのプロジェクトは一歩前進!
●この仕事は厄介だ。しかし、これを成功させれば自分の経験値はグンと上がる!
●このトレ―ニングはしんどい。しかし、これを積み重ねればバーベルを持ち上げられるようになる!

などなど。
なので、ストレスが悪者ではなくなる。
だけど、その過程でその瞬間はストレスっちゃストレスじゃないですか。ストレスの化学物質「コルチゾール」や疲労物質の「乳酸」は発生しますし。

だけどそういった人たちは、それらのリリースも上手ですね。
有酸素運動で神経の興奮や緊張を静める作用のある「セロトニン」や「GABA」を発生させることで鎮静させたり。
あと・・・森林浴やヨガで呼吸法を行ったり、最近マインドフルネス瞑想が流行っているのもその一環かと。瞑想が精神的な幸福感を増したり、ストレスを軽減させる効果があることはどんどん実証されていますね。
マッサージや整体、エステで体をケアすることもそうです。筋肉のコリや筋膜の癒着、節々の痛み(炎症)はエネルギー循環を妨げますから、体の不健康は心の不健康を招きます。自分の経験上、常にボディケアをしている人はマインドも安定していますね。

そうやってリリースして前頭葉の機能の低下を防いでいけば、ストレスで心や体がやられることはなくなります。

あとは・・・
そんなん言うても頑張れない!俺は、私はしんどいー!!
という人は・・・周りの人を巻き込んじゃうとかね。
「自分にはいい加減だけど、人のためなら頑張れる!」
という人、多いよね。
「一人だと頑張れない・・・」
な人こそ、人に話すことによってデトックスになるし、人は他人の力になりたいと本来考える生き物なので、話すことによって応援者が増えるというメリットも。(しかし、人は持ちつ持たれつなので、自分が応援されたければまずは自分が人を応援するくせをつけましょー)


というわけで、まとめ。

✖「ストレスは心と体をむしばむ」

これはストレス=悪、と捉える場合のみです。
確かにそういうストレスは少ないに越したことはない。

「ストレスは味方」

この発想で、ストレスと仲良くしていこう!
その先に明るい未来が待ってるから!!

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朝井麗華
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!