成瀬或火/ナルセアルヒ |大学生

日常の気づき、映画、小説の感想、心理学や行動経済学の知識や考察などを投稿していきます。…

成瀬或火/ナルセアルヒ |大学生

日常の気づき、映画、小説の感想、心理学や行動経済学の知識や考察などを投稿していきます。 |20歳|大学生|デュエマ|行動経済学|心理学|スマホ依存|小説|バイアスユーザー|

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最近の記事

『白雪姫症候群』Today's心理効果

今回紹介する心理効果は『白雪姫症候群』です。 白雪姫症候群とは『子供の時、虐待をされた女性が自分の娘に対して、今度は自分が虐待をする側に回ってしまうこと』をいいます。 わたしたちは意思決定をする多くのときに、他人の行動を指針にします。 そして、自分の行動を決める時、長い時間を共に過ごしており想起しやすい『親』が多くの状況で指針の対象となります。 子供のころに親にされた虐待は、例えダメなことだとわかっていても、社会的証明により、心理的なハードルが下がってしまうのかもしれ

    • 『報酬のワナ』なぜ報酬でやる気がそがれてしまうのか

      今回紹介する心理バイアスは『報酬のワナ』です。 報酬のワナとは『内発的な動機から何かを行う人に、外発的なインティブを与えることにより、やる気がそがれてしまう現象のこと』です。 例を挙げると、自ら好んで勉学に励み、テストで好成績を取った息子に、次も好成績をとることを期待して、『テスト90点以上取ったら5000円上げるよ』などと言って息子を鼓舞すると、息子は勉強するのは『お金をもらえるから』だと考えてしまい、『好きだから勉強する』というモチベーションを失ってしまうことになりか

      • 読書感想文『アルヒのシンギュラリティ』

        注意:ごりごりネタバレあり 『蛍と月の真ん中で』を読んで、それがすごく自分好みな小説で川邊徹さんの本にはまった。 はや4冊目。 『アルヒのシンギュラリティ』を読んだ。 一言で言えば、凄く読みごたえがある物語だった。 なにせ、話の移り変わりが激しくて、読んでるこっちが緊張するようなシーンが何回も出てくるのだから。 ここからは印象的なシーンを挙げる。 まず、知の塔に上ったあと、クオリー工場から脱出するシーン。 人工知能センサーに反応したのが、サシャに渡したセンサー妨

        • 『不確実性回避』~ねぜ我々は曖昧なものを嫌うのか~

          今回紹介する心理バイアスは『不確実性回避』です。 不確実性回避とは『確率やリスクが分からないものを過剰に避けようとすること』をいいます。 ある実験で、被験者は『二つの壺から片方を選び、選んだ壺にみないで手を入れてボールを一つ取り出し、それが赤色のボールだったら報酬を与える』と言われ、壺を選ぶように指示されます。 壺Aには赤色のボールが50個、白色のボールが50個が入っています。 壺Bには赤色、白色のボールがそれぞれ何個入っているがわからないが、計100個の赤と白のボー

        『白雪姫症候群』Today's心理効果

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        記事

          投影バイアス『なぜついつい買いすぎてしまうのか』

          今回紹介する心理バイアスは『投影バイアス』です。 投影バイアスとは『未来の感情や欲求を予測するとき、現在の感情や欲求を基準に予測をしてしまうこと』です。 これは『未来の精神状態の予測』という難しいタスクを『現在の精神状態の読み取り』という比較的楽で直観的に解決できるタスクに置き換えてしまうという『難易度が違うタスクのすり替え』によって起きています。 ですが、難易度の変更によって、タスクの簡易化からくるエネルギーの節約以外のメリットはなく、結果として、不合理な決断をしてし

          投影バイアス『なぜついつい買いすぎてしまうのか』

          my学習論:アウトプットと習慣の『負』の側面

          はじめに、勉強には入力(インプット)と出力(アウトプット)の段がそれぞれあると思う。 インプットの段階で、新しいことを学び、自分の中に落とし込む。 そして、その学んだことを人に話したり、記事にしたりしてアウトプットする。 アウトプットで知識を自分の言葉にして初めて、情報が血肉となる。 情報は絶対的なものではなく、重なる部分もあるので、インプットとアウトプットのサイクルを繰り返すことで雪だるま式に知識が増えていく。 サイクルを習慣化することで、知識の継続的な増加が期待

          my学習論:アウトプットと習慣の『負』の側面

          Today's心理バイアス~ディドロ効果~

          今回紹介する心理バイアスは『ディドロ効果』です。 ディドロ効果とは『消費者が物を買ったとき、その物に合わせて 部屋の意匠など、身の回りの物を一新しようとすること』をいいます。 目新しいものに古いものを合わせようとするということですね。 例を挙げると、新しくアンティークなソファーを買った人が、そのソファーにあわせて、キャスター付きの椅子を木の椅子に変えたり、観葉植物を部屋に置いてみたりして、ソファーに部屋を合わせようとしてしまうことがあります。 新しいものを買ったら時の

          Today's心理バイアス~ディドロ効果~

          SNSの罪

          今日ふと思いついた疑問がある。それは、 『一体SNSは人間からどれほどの時間を奪っているのか』だ。 もちろんSNS体験で幸福感を得ているのなら、モーマンタイだ。 SNSでお金を得ているのならばなおさら。 しかし、多くの人(僕の周りだけかもしれないが)がSNSで時間を浪費したことを後から悔いている。 御多分に漏れずこの僕も。 10000人の人が2時間だらだらとyoutubeを眺め、時間をどぶに捨てた(気づかずに落とした)とすれば20000時間の損失が生まれる。 2

          Today's心理バイアス~多様性バイアス~

          今回紹介する心理バイアスは『多様性バイアス』です。 このバイアスは実験を先に見た方が分かりやすいです。 ある実験で被験者はこれから、3コマの授業を受けるように指示されます。 そして、1コマにつき1つのお菓子を6種類(一度は食べたことあるような市販のお菓子)のお菓子の中から選ぶように言われます。同じお菓子を3つ選ぶことも許されています。 被験者は3つお菓子を選んでもらえるわけです。 ここで被験者は2つのグループに分けられます。 一方のグループの被験者は授業が始まる前

          Today's心理バイアス~多様性バイアス~

          Today's心理バイアス~利用可能性ヒューリスティック~

          今回紹介する心理バイアスは『利用可能性ヒューリスティック』です。 利用可能性ヒューリスティックとは『物事の頻度や判断を予測するとき、『思い出しやすさ』が判断の基準となってしまい、不合理な判断をしてしまうこと』です。 例を挙げると、『人間を一番殺している生き物はなんでしょう?』と尋ねられたとき、ニュースとかでよく見聞きするクマや、映画にもなってるサメを挙げてしまいます。 答えは、思い出しやすい特性を持つクマやサメではなく、あまりニュースとかで話題にならない『蚊』です。(蚊

          Today's心理バイアス~利用可能性ヒューリスティック~

          戯言:逆宗教洗脳状態

          逆宗教洗脳状態 定義上、宗教洗脳状態と呼ぶが、宗教洗脳状態とは、宗教が対象を社会から切り離し、孤立させ、その宗教が社会全体である、かのように思い込ませる状態である。 そうして、対象の行動の指針を宗教に入っている人に合わせさせるのだ(社会的証明の原理:我々は何をすべきかわからない時、自分に似た人間の行動を行動の指針にする)。 この意味で、逆宗教洗脳状態とは、一人の人間が自分に対して、「他人と比べるのは間違っている」、「孤独を好む人間ほど頭がいい」などの言葉に惑わされ、自分を自分

          映画感想文『VENOM:THE LAST DANCE』

          ヴェノムの新作映画を早速見てきた。 映画あるあるだと思うけど、見たいと思っていた新しい映画を用事が重なって見そびれているときに、SNSでネタバレをくらってしまって、映画の面白みが半減してしまう現象。 それを防ぐために自分は、映画が公開されて3日以内には映画館に足を運ぶことにしている。 さっそく、ここからはこの映画を見て感じたことを、この映画を見た人と共有するために、つづります。 ネタバレあり。注意。 正直、一番初めの感想はヴェノムいなくなっちゃうんだーってことだな。

          映画感想文『VENOM:THE LAST DANCE』

          Today's心理バイアス~損失回避~

          今回紹介する心理バイアスは『損失回避』です。 損失回避とは『我々は何かを失うことに対して、何かを得ることよりも、過剰に重きを置いてしまう傾向があること』です。 この損失回避の倍率は1.5~2.5倍だといわれています。 すなわち、損失回避倍率は約2倍です。 我々が賭けを持ちかけられたとき、勝てば1500円得られるが、負ければ1000円失う賭けには乗らず、勝てば2000円以上もらわないと、負けた時1000円失う賭けには乗らないというわけです。 合理的に期待値を計算すると

          Today's心理バイアス~損失回避~

          読書感想文『ヒカリノオト』川邊徹

          やっぱり川邊徹さんの本が好きだな。 そんなことをまた感じた本だった。 この本ではシンガーソングライターの染谷達也の音楽に救われるたくさんの人が出てくる。 彼の曲が年齢場所問わずに色んな人に希望を与え、思い出を残してくれるのだ。 そして、彼の曲と出会った人は、彼の曲を聞くたびに、その時の思い出を思い出す。 音楽は思い出と共(友)にあり、音楽と再会するとき、思い出とも再開する。 そんなことを気づかせてくれる話だった。 偶然かな。僕はなぜか知ってた。思考の上で。 だ

          読書感想文『ヒカリノオト』川邊徹

          Today's心理バイアス~心理的リアクタンス~

          久しぶりの投稿です。 求)毎日投稿 今回紹介する心理バイアスは『心理的リアクタンス』です。 心理的リアクタンスとは『選択肢を奪われたりして、自由を奪われると、選択肢を奪われるより前に、その選択肢が魅力的に見えてしまうこと』をいいます。 例を挙げると、ロミオとジュリエットがあります。 その話では、ロミオとジュリエット恋に落ちますが、彼らの親が互いを目の敵にしており、敵の子供との結婚なんてけしからん、とその恋に反対します。 ですが、親たちからの反対を受けたロミオとジュ

          Today's心理バイアス~心理的リアクタンス~

          猫を求めて仙台へ~田代島旅行記~

          事の発端は写真アプリ。 何気なく、いままで撮ってきた写真をスクロールしていると、野良猫を映した写真を見つけた。 前に住んでいた場所での地域猫だ。 その写真を眺めていると無性にリアルな猫(野生という面も含めて)と戯れたくなり、ネット上でいろいろ調べていると、”猫島”なるものがあることを知った。宮城県に。 それが田代島だ。 仙台から石巻に向かう。(90分) 石巻から船の発着所まで歩く。(30分) 発着所から田代島までフェリーで向かう。(45分) 仙台まで行ってしま

          猫を求めて仙台へ~田代島旅行記~