自分の個性に向き合うことを諦めない
私は過去に己の個性を押し殺そうとしていた時期がありました。優等生でいるために。そして、周りに認めてもらうために。
私が所属するコミュニティー「note大学」のStudy部コンテストの記事を眺めていて、偶然見つけました。
感想文。いえ。本当にこの記事に感銘を受けたので、今回筆を取ることにした次第です。テーマは「個性」のあるべき姿について。
己の個性を認められない時期
冒頭で書いた通り、私は己の個性に蓋をしようとしていた時期がありました。自分で自分の個性を認められずにいたのです。
個性は普段の言動から滲み出てきます。隠そうとしても隠しきれない。だからこそ、自らの個性が余計に嫌いになります。その果てに行き着いたのが、優等生の殻を被ることでした。
記事の筆者(みゅうさん)の子ども時代。記事を拝見するに、優等生の気質があったのだと推察しました。
ただ、優等生が持つ負の側面「無個性」に苦しんだ時期も。私は「無個性」であることに喜びすら感じていたような人間でしたが、己の個性に悩み続ける日々の部分に共感を覚えました。
優等生という殻に依存する
己の個性を自ら潰しにかかる。平たく言えば「自己肯定感」が低いということ。私の場合は「自分を曝け出すこと」が怖かったんだと思います。
自分を曝け出すことで周りに笑われた。冷笑された。私の心に蓋が作られた最初の瞬間でした。
自分が自分であることは、否定しようがないのです。それに対して「違う!こんなのは私ではない!」と否定をかけていました。人生まで拗れる訳です。
私は過去にうつ病を発症しています。社会人になりたてのころ。会社のペースに追いつけず、上司に怒られ続けて心が崩壊したのだと、当時を思い出します。1年ほど休職を経験しました。
優等生という殻に閉じこもり、社会人になりそれが保てなくなった。私がうつ病を発症した経緯を一言で表現すると、こういうことなのだと思います。
己の個性を社会全体で認め合う
だいじなことなので改めて書きます。自分が自分であることは、否定しようがないのです。
詳細はみゅうさんの記事を見て頂きたいのですが、個人として、母親として、このことを貫き通したことは、ただただ素晴らしいことだと思います。
そしてもうひとつだいじなこと。個性を社会に反映させるとき、差別と区別を履き違えないこと。
これは言葉で表すほど容易なことではないです。障がい者のひとりである私でさえ、誤る場面があります。人間は神様ではない。
多様性という言葉が市民権を得てきていますが、本当に多様性を受け入れる心の準備はできているのか。各々が考えていかなければいけない問題であると、みゅうさんの実体験を拝見して、改めて思うところです。
自分の人生に対する責任
過去に何人かの人から聞かれたことがあります。
あなたは何がしたいの?
私はこの問いに対してまでも、優等生としての答えを自然と出していたように思います。
自分がしたいこと。ではなく、相手が納得すること。相手にも自分の立場があるので、当人の中にある正義に相手を沿わせようとします。
そのプレッシャーに向き合うのが怖くて、自分を曝け出すのも怖くて、私は相手が納得するであろうことを答え続けてきた。相手が自身の意見を通せて喜ぶ姿を望むように、相手の言いなりになろうとしていた。
私はたくさんの人に操られている人形。それは、自分が自分でしかないことを忘れて、優等生の殻にしがみつき続けた私の問題でもあると思います。
あなたは何がしたいの?
このシンプルな問いに答えること。これは自分の責任で行うしかない。これまでの優等生の殻は使えない。
私はブログを通して、自らの心の中にある声をすくい続けたい。いまこの瞬間の行き場のないエネルギーを、最後まで昇華させてあげたい。
それが現実社会の中で精一杯に生きる自分を救う。多くの意見の中で自分を保つことに必死で、疲れ果てた自分を自助努力として救う。そして、それは自分の人生の喜びに還元されると思うのです。
おわりに
昨日はブログの時間をどれほど確保するか、頭を悩ませていました。現在の自分は様々な立場がある。その中でバランスの取れた結論を出したつもりでした。
ところが、今日このように書く時間を改めて確保してみたことで、分かったことがあります。私の中でブログの存在は何よりも代え難くて、必要不可欠な時間であるということ。
これを制限するというのは、いまの私から生き甲斐を取り上げること。たとえ何を言われようとも、この時間は最優先で守らなけれなならない時間だと気づいた。
今回は「個性」を自身でも社会でも認め合うことについて考えてみました。その契機を頂けたみゅうさんの記事に感謝します。
そして、自分は自分でしかないということを、どのような形であれ、個人が正直に発揮できるような社会になることを切に願います。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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