Artanejp

あっしゃぁ、ただのあそびにんでさぁ…

Artanejp

あっしゃぁ、ただのあそびにんでさぁ…

マガジン

  • 社会科学系

  • 人は如何にして体制翼賛へとなるか -宇ロ戦争の論壇から考える

    ウクライナ・ロシア戦争によって表面化した事が多くありました。 とりわけ、西側のジャーナリズムや学術・言論の著しい劣化だけではなく、現実を直視しないで空理空論で突き進む政治や社会・インテリゲンチャやエリートのありようは、痛ましすぎて目を覆うものがあるばかりです。 ウソを伝える、伝えるべきを伝えない。だけではなく、特定のイデオロギー…新保守主義など…に、左右を問わずに凝り固まって、昔の日本の大政翼賛会のように、異論や議論を許さない流れが非常に強まってます。 「体制翼賛」とでも言うべきこの流れ、長い親友の加藤直樹くんが2024年3月に上梓した 『ウクライナ侵略を考える 「大国」の垣根を超えて』(あけび書房) での論述が非常にいいサンプルにできると考えたので、これを強く批判的に読み解き・私の抱える関連情報をも絡めながら、何故こうなってしまったのか。について考えてみようと思います。

  • 科学系論文

  • IT系?

最近の記事

  • 固定された記事

左翼・左派、リベラルの皆様へ:一般社団法人Colaboと暇空茜氏の対立に端を発する諸問題に対して、認知のコペルニクス的転回を迫られる局面に備えて欲しい。

 今回は、いつもとは違う人たちに向けて書こうと思うので、文体とかを変えることになると思います。  一般社団法人Colaboを巡っては、この2年間以上に亘って、多くの人たちが対立をすることになっています。そして、左派の側・左翼の側が総じて、Colaboや周辺の団体、主にラディカル・フェミニズム運動の重鎮達や有力な弁護士・ジャーナリストがセクト的に(フラクションとして)固まってるとでも言えるような、そういう界隈の人々の言うことを100%信じる一方で、その外側で「事実は違う」「ウ

¥198〜
割引あり
    • 人は如何にして体制翼賛へとなるか:「かけはし」紙なる情報操作や感情動員の結節点の存在、そして、「殺すな!」という言葉の重要さ。 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(結2)

       この文章は、前半(”人は如何にして体制翼賛へとなるか:視野の歪み、認知の歪みは如何にして「左翼」にもたらされていったか - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(結1)”)からの続きです。 連載は、こちらから: ※今回は、長くなったので、2分割しました。当面、両方とも全文無料で読めるようにはしますが、じきに一部についてご購入をお願いすることにします。  全文を読まなくても後半だけでも話が通じるようには努力しましたが、前半もお読みいただいた上で、出来ました

      ¥162〜
      割引あり
      • 人は如何にして体制翼賛へとなるか:視野の歪み、認知の歪みは如何にして「左翼」にもたらされていったか - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(結1)

        さて、文章を半月ほど書くどころではないくらいに弱っていましたが、再開しましょう。 終盤三章(第八章〜終章)に関しては、既に出尽くしてる論点の焼き直し以上の物がないので、まずは結んでしまいましょう。 実はこの間、「人は如何にして体制翼賛へとなるか」シリーズに関して、非常に構成に迷っていました。 連載は、こちらから:  というのも、私が批判してきた、加藤直樹くんの『ウクライナ進攻を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房,2024 4月)なのですが、残り3章・残り約10

        ¥162〜
        割引あり
        • [TIPS]TwitterことXで、Re Captcha認証を求められたときにやったらいけないこと、もしくは、システム不具合トラップの話(あくまで2024年10月22日現在の話)

          こんなに尖ってるというかいちびった人物がTwitterやってて、しかもフォロワー4300人ほど・フォロー5500人弱ともなると、妙な攻撃でも受けることが多くなってるのか、結構頻繁にRe Captcha認証画面に飛ばされちゃう訳です。 で、今回、Chromiumブラウザ(Google ChromeのFOSS版ですね)からCaptcha認証をやったら、なぜか成功してるのに繰り返しやれと言われる。それを繰り返してると、今度は、ロックされる…(TдT) で、異議申し立てして、前の

          ¥162〜
          割引あり
        • 固定された記事

        左翼・左派、リベラルの皆様へ:一般社団法人Colaboと暇空茜氏の対立に端を発する諸問題に対して、認知のコペルニクス的転回を迫られる局面に備えて欲しい。

        • 人は如何にして体制翼賛へとなるか:「かけはし」紙なる情報操作や感情動員の結節点の存在、そして、「殺すな!」という言葉の重要さ。 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(結2)

          ¥162〜
        • 人は如何にして体制翼賛へとなるか:視野の歪み、認知の歪みは如何にして「左翼」にもたらされていったか - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(結1)

          ¥162〜
        • [TIPS]TwitterことXで、Re Captcha認証を求められたときにやったらいけないこと、もしくは、システム不具合トラップの話(あくまで2024年10月22日現在の話)

        マガジン

        • 社会科学系
          91本
        • 人は如何にして体制翼賛へとなるか -宇ロ戦争の論壇から考える
          16本
        • 科学系論文
          7本
        • IT系?
          4本

        記事

          【急告】 Twitter の @Artanejp と @Artanejp2 が同時に、「セキュリティ的な理由により」凍結状態です。 現状、Re-Captchaの不備や2段階認証の不備によって解除が出来ないという状況なので、X社に問い合わせを行ってます。 暫しお待ちを!(;´Д`)

          【急告】 Twitter の @Artanejp と @Artanejp2 が同時に、「セキュリティ的な理由により」凍結状態です。 現状、Re-Captchaの不備や2段階認証の不備によって解除が出来ないという状況なので、X社に問い合わせを行ってます。 暫しお待ちを!(;´Д`)

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:ウクライナ・ロシア戦争の2年半の間に日本にもたらされた、最悪の置き土産とは? - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(7)

           さて、一ヶ月以上経ってしまいました。  本シリーズに至っては、2ヶ月近くあいてしまいました。  この間、知り合いから「つまらなくなった」「同じところをぐるぐる廻ってる」などと厳しいツッコミが入って、「確かにそうなんだよなぁ…どういうふうにすればいいものか」とエラく悩んでおりました。正直、今も、特にこのシリーズの残りについてどう書いたものか結論が出てないですが、加藤直樹『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房)を読み解くことで、日本の言論、とりわけ左派

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:ウクライナ・ロシア戦争の2年半の間に日本にもたらされた、最悪の置き土産とは? - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(7)

          ¥198〜

          2024年も9月となる時に、12年半以上前に「名無しさん」として書いたと思う文章が話題になってる件について。

           いつもの連載の続きを続けようとしてエンジンがかからずにいて、どうにか書き始めようと思ったら幾つかの大きな事があり、そちらについて書くことで頭を整理してたら、こういうツイートが流れてきました。 で、おへんじかいた。 まとめまで作られてた。 多分、この文章、私が書いてる。 さて、これ、2012年の2月9日に、当時の2ちゃんねるで書かれた文章なんですが、私が書いた記憶が強くあるんです。そして、この「呪い言」は、少し後にはてなブログで始めた「壊れたのだから、直すよりない。」や

          ¥198〜
          割引あり

          2024年も9月となる時に、12年半以上前に「名無しさん」として書いたと思う文章が話題になってる件について。

          ¥198〜

          79回目の終戦記念日を前に、あるドキュメンタリー番組を見て「自分が歯向かい続けてること」の意味と理由を書こうと思ったので、書いてみる。

           79年前、日本が敗戦した「終戦記念日」が近づいてきました。  今朝(2024年8月11日)の早朝に、NHK Eテレで再放送された、中沢啓治の「はだしのゲン」を中国語版に翻訳した坂東弘美氏を取材したドキュメンタリーの再放送を録画したのを今見ていますが、それを途中まで見て、衝動的にこの文章を書いています。  これの最初の25分くらいを見て、ウクライナとロシアの戦争に対して、私がここまでこだわって「歯向かってる」のか。ということについて、書くべきだと思ったからです。 ※この

          ¥198〜
          割引あり

          79回目の終戦記念日を前に、あるドキュメンタリー番組を見て「自分が歯向かい続けてること」の意味と理由を書こうと思ったので、書いてみる。

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:客観と主観の葛藤、そして、主観主導で歪んでいく、認知 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(6)

           もうすぐ7月も終わりますが、シリーズの続きを書き始めましょう。  さて、加藤直樹『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房)を読み解くことで、日本の言論、とりわけ左派が如何にして無責任になり劣化してるか。ということを漁っていくシリーズ、章が深まるにつれてどんどんと個人的にはいやーな気持ちになっていくような、なんというか、こんな軽い物事の見方をしてて良いのだろうか?と言う風に、加藤くんだけではなく加藤くんと同じ様な考えや世界観で動いてる左右の人達全般に対

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:客観と主観の葛藤、そして、主観主導で歪んでいく、認知 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(6)

          ¥198〜

          「Colabo vs 暇空茜」裁判での大きな節目である地裁判決を受けて、この問題≒WBPC問題や左派泥棒政治問題の構造について考察してみる。

           連載してるシリーズを書くための読み込み作業がなかなか進まない状況で書くのが滞ってましたが、今回は少し趣を変えます。 前回はこちら: 「公開処刑記者会見」に始まる一年八ヶ月の裁判の末の一審判決、余りにおかしくも不当な判決。 暇空茜氏が、一般社団法人Colaboの不正会計を入口としたいろいろな問題を情報公開請求や公式の情報などを駆使して暴き世論を盛り上げてる件、最初に世間が沸き立ったきっかけと言っていい2022年11月29日に衆議院第二議員会館で行われた「公開処刑」と呼ぶべ

          ¥198〜
          割引あり

          「Colabo vs 暇空茜」裁判での大きな節目である地裁判決を受けて、この問題≒WBPC問題や左派泥棒政治問題の構造について考察してみる。

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:アメリカやネオコンのナラティブを内面化することの、悲喜劇 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(5)

           ちょっと間があいてしまいました。  この間に、ウクライナが戦争を終わらせる方向に微妙に舵を切りはじめました。 まえがき:停戦/終戦に向かう世界と、あらわになってきた「隠された現実」。  数日前にも、ハンガリーのオルバン首相が、キエフとモスクワを訪問して停戦に向けての箸渡しに動き始めたり、ロシアのプーチン大統領が「戦争終結の具体的条件」をウクライナや米英・NATOに対して改めて示して、その内容が比較的「現実的な」中身だったりする訳です。  昨日(2024年7月7日)にウ

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:アメリカやネオコンのナラティブを内面化することの、悲喜劇 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(5)

          ¥198〜

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:「英雄願望」のもたらす知的頽廃 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(4)

           少し間が明いてしまいましたが、再開していきましょう。  この一ヶ月ほどで、ロシア・ウクライナ戦争も大きく動きました。とうとう、ロシアが、ウクライナ国内の発電所やガス貯蔵施設を全面的に攻撃するという最悪の状況になってきてる。ハリコフにせよその他の前線にせよ、ウクライナ側の兵隊が時間稼ぎだけのためにすり潰されるような「肉の盾」にされてしまうことが、目立つようにもなってきました。ウクライナ側での「肉の盾」自体は、2022年の末くらいから行われ始めていたのですが…。 ウクライナ

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:「英雄願望」のもたらす知的頽廃 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(4)

          人は如何にして体制翼賛へとなるか: 『加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら』執筆にあたっての覚書 - 二度と過ちを繰り返さない・騙されない。

           今回は、少し趣向を変えて、今やってるシリーズ『加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら』をなぜやってるか。ということについて少し書いておきましょう。  私のはてなダイヤリーやnoteを長いこと読まれてる方々には新しいことはないかもしれませんが。 最大の思いは、一つ。 最大の思いは、一つ。 「もう、過ちを繰り返したくない。ウクライナの次に我々が前線に立たされることになるのを防ぎたい。」  どういうことかというと、今回のロシア・ウクライナ戦争に限らないのですが、

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか: 『加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら』執筆にあたっての覚書 - 二度と過ちを繰り返さない・騙されない。

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:ウクライナ人を蔑視してるのは、誰か?「ネットde真実」の二番煎じという、喜劇 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(3)

           さて、シリーズ再開です。  この一週間に色々とありました。ロシア軍がハリコフ攻略を始め(一応表向きは緩衝地帯を作るだけのようですが、どうなることか…)、中国とロシアのトップ会談が北京で行われ、中国とロシアの間の関係の「5つの堅持」、要は固い絆を宣言したりなどしました。  そして、イランの大統領と外務大臣が、ヘリコプターに乗ってる時に、謎の事故死…。  イランの方は本当のところがよくわかってないのでアレですが、中国とロシアの会談の方は、実は、今回のシリーズともかなーり絡

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:ウクライナ人を蔑視してるのは、誰か?「ネットde真実」の二番煎じという、喜劇 - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(3)

          ¥198〜

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:リアリズムと政治的正しさの狭間で - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(2)

          今回は、加藤直樹くん「ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』に関して色々私の考えを書いていくシリーズの続きです。 前回は: 第3章まで書こうとしたけど長くなったので2章だけです。ごめんなさい(´・ω・`)今回は、基本的に第2章について書いていこうと思います。本当は3章まで入れたかったのですが、長くなってるので…ただまぁ、前回書いたように と言う辺りは、このシリーズでは貫きますので、そこはお許しを。 ※この文章は、次の文章が出るか・5月18日あたりのどちらか短

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか:リアリズムと政治的正しさの狭間で - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(2)

          ¥198〜

          人は如何にして体制翼賛へとなるか - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(1)

           さて、一ヶ月以上空いてしまいました。てか、二ヶ月か(´・ω・`)  この間、ちょっと頼まれごとがあって3月の終わりから一ヶ月ちょっとかかりっきりだったのです(´・ω・`)  しかも、その間に色々生活面でも動きがあってバタバタしてたので…(´・ω・`)  と言う事で、ちょっと、間が空いてしまいましたが、始めます。今回は多分、続き物になります。  古くからの親友の加藤直樹くんが、3月にあけび書房から『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて」という本を出しました。

          ¥198〜
          割引あり

          人は如何にして体制翼賛へとなるか - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(1)

          ¥198〜