人は如何にして体制翼賛へとなるか -宇ロ戦争の論壇から考える
ウクライナ・ロシア戦争によって表面化した事が多くありました。
とりわけ、西側のジャーナリズムや学術・言論の著しい劣化だけではなく、現実を直視しないで空理空論で突き進む政治や社会・インテリゲンチャやエリートのありようは、痛ましすぎて目を覆うものがあるばかりです。
ウソを伝える、伝えるべきを伝えない。だけではなく、特定のイデオロギー…新保守主義など…に、左右を問わずに凝り固まって、昔の日本の大政翼賛会のように、異論や議論を許さない流れが非常に強まってます。
「体制翼賛」とでも言うべきこの流れ、長い親友の加藤直樹くんが2024年3月に上梓した
『ウクライナ侵略を考える 「大国」の垣根を超えて』(あけび書房)
での論述が非常にいいサンプルにできると考えたので、これを強く批判的に読み解き・私の抱える関連情報をも絡めながら、何故こうなってしまったのか。について考えてみようと思います。