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人は如何にして体制翼賛へとなるか:ウクライナ・ロシア戦争の2年半の間に日本にもたらされた、最悪の置き土産とは? - 加藤直樹「ウクライナ侵略を考える」を読み解きながら(7)

割引あり

 さて、一ヶ月以上経ってしまいました。
 本シリーズに至っては、2ヶ月近くあいてしまいました。

 この間、知り合いから「つまらなくなった」「同じところをぐるぐる廻ってる」などと厳しいツッコミが入って、「確かにそうなんだよなぁ…どういうふうにすればいいものか」とエラく悩んでおりました。正直、今も、特にこのシリーズの残りについてどう書いたものか結論が出てないですが、加藤直樹『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房)を読み解くことで、日本の言論、とりわけ左派が如何にして無責任になり劣化してるか。ということを漁っていくシリーズ、第7章から再開していきましょう。

前回はこちら:

マガジンは:

第7章『ロシア擁護論は「2014年」をどう語っているのか②』に関して、なるべく手短に書いてみる。

 第7章『ロシア擁護論は「2014年」をどう語っているのか②』なんですが、クーデターの定義を最初からごたごたと論じた上で、

 結局、ロシア擁護論においてマイダン革命が「クーデター」と呼ばれる根拠は、「選挙で倒された政権を違法に倒したから」というだけのようだが、それだけでクーデターと呼ぶのであれば、大衆運動によるものを含め、多くの政変が「クーデター」になってしまう。

p.197, ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて 第7章, 加藤直樹, あけび書房, 2024

 と、韓国やフィリピンでの「民主化」政変を引っ張ってきて、ウクライナのをクーデターと呼ぶのは適切ではない。と結論づけてる訳ですね。民衆運動による体制転覆・政変を以て「クーデター」と出来ない。ということについては、さほど間違ってはいないかも知れない。

 しかし、少し考えてみるとわかるように、ここには色々な問題が出てきてて、例えば今年の8月にバングラデシュで起きた暴動が発展して、首相がインドに逃亡・完全に治安や政治が崩壊してしまって、(バングラデシュでは国民からの信頼が未だ高い)軍が主導して選挙までの臨時政権を作るという事があったではないですか。アレの状況を見ていると、確かにクーデターとは程遠いのだけど、革命でもない。

 加藤くんが挙げてるフィリピンの「ピープルパワー革命」ことエドゥサ革命(1986年)に関しても、確かに、アレは民衆によって当時の独裁者にして今のフィリピン大統領の父親でもある、フェイデルナント・マルコス大統領があまりにひどい独裁政治を行い、腐敗も著しくさせて行ったのが限界に来た人々が街に出て、「ボルテスV」にも勇気をもらいつつ戦った結果です。

※その「ボルテスV」、元々は1970年代に東映と日本サンライズが制作した、長浜忠夫監督による日本のアニメで、フィリピンではそれこそ今も愛されてるどころか、数年前にフィリピンで全80話の特撮ドラマとして制作しなおされた物が放送され、来る2024年の10月以降、20話に再編集した上で日本語吹き替えしたものを日本国内でも放送・ネット配信したり、映画館向けに再編集・吹き替えしたものの上映が始まります。

日本版サイト:

フィリピン英語版サイト:

10月2日から、東京MXTVなどでまずは70年代当時のアニメのセレクションを放送した後、11月から特撮吹き替え版の放送が始まるようです。
放送と配信スケジュールは:
https://voltes-v-legacy.jp/streaming/

 その後、暗殺されたベニグノ・アキノ氏の妻のコラソン・アキノ氏が大統領となり善政を布き、退任後のラモス大統領が再び腐敗を引き起こし…と言う流れになるのですが。韓国の場合も軍事政権を担ってた全斗煥大統領が1987年に政権の座を降りた後民主化が進み、経済的な問題から再び国が混乱をして、大きな分断へとつながってますが、これも又、善政というか人々のための政治を布くことに重点が置かれている。

※この文章はお値段をつけた上で多少の間全文読めるようにしておきますが、その後は後半ご購入頂くことになります。
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おさらいもかねて、2014年マイダン政変について書いておく。

 さて、ウクライナの2014年マイダン政変の場合

 元々経済的にも厳しく・マフィアの存在感が非常に大きな社会であったのは、ヤヌコビッチ政権に始まった話ではなく、ソ連が崩壊してウクライナとして独立して以降ずっと続いてた話で、ヤヌコビッチがフェルディナント・マルコスや全斗煥のように恐怖政治を布いていたか。といえば、そうは言い切れなかった訳ですよ。それどころか、マイダン政変の切っ掛けとなってるヤヌコビッチ大統領がロシアに擦り寄り・EU加盟が怪しくなった問題自体、その理由が、その更に前の政権≒「オレンジ革命政権」とその後継者たちが、国を米国などと一緒になって私物化し、マフィアも野放しにするし人々の生活も良くしないままに私腹を肥やしたり外国企業に資源を安売りし続けた結果、国の金庫がガタガタになったので、まずはIMFに支援を仰いだら、更に過激な民営化・それこそ今の日本でも色んな所で歪みが噴き出してるようなインフラのさらなる民営化や国内のインフラと資源と産業全般を米英などの大企業に激安で明け渡せ。と言う条件を付けられて困ってたところに、ロシアが経済支援や産業支援と融資などを普通に行っていく。内政干渉は最小限にする。という破格の条件を出してきたから飛びついた結果なんですよ。

ウクライナ全体の「西側植民地化」を要求してきたIMFと、独立自治を維持させつつ普通の支援や融資を申し出てきたロシアのどちらを取るべきであったか?

 ロシアがいい条件出したから飛びついたら、ウクライナ国内の「民主派」が、EU加盟しないとは何事か!?的な形で怒りだし、キエフのマイダン広場などに陣取って平和的に抗議活動してたら、そこにいつの間にかオルト右翼やネオナチなどの極右が混ざってきて、警察との衝突を引きずり出すように火炎瓶投げたり投石したりとなって大混乱、スナイパーまで現れたので反政府派と政府派と警察との間での戦いになってしまった結果、ヤヌコビッチが逃げることで状況を治めるしかなくなったんですよね。

 そして、この「革命」の担い手達が政府に入ったことで、抗議活動を暴力化させた直接犯である極右の人達が、内務省を牛耳ったり軍に入り込んだり、民兵に予算が行くようにしたりして、ウクライナ各地で「ウクライナ民族主義」を掲げて、自分達が「非ウクライナ的」とする人々に対して、暴力や誘拐などを国の御旗で始めだした。ドンバス地方への攻撃を本格的に始めたので、地元住民が立ち上がって内戦となり、これまたロシアに泣きついてどうにか生き残る方向にならざるを得なくなった。

フィリピンや韓国の「民主化革命」と、ウクライナの「革命」の、特に結果論的な意味での、落差。

 つまり、同じ「革命」と名付けるのだとしても、フィリピンや韓国のそれと、ウクライナのそれとではものすごい格差があるんですよね。

 その後のポロシェンコ前大統領が取った政治路線も含めて考えると、「革命」は「革命」でも、ロシア革命での最初の10年間ほどの内戦期のような血生臭さがあるし、1970年にチリで起こった軍事クーデターで、当時のアジェンデ大統領が軍によって殺されてピノチェトをトップとした軍事政権が出来、それから15年間以上、親米だけど独裁政治で・しかも軍が沢山の人々を誘拐して殺害するような最悪の政治を行ったのに、結果としては近いという言い方が出来るように思えるんです。

 要は、表面上のプロセスは確かに「クーデター」とは言えないのだけど、結果起こってることを見ると、クーデターというのがふさわしいと言えるように思うんです。「革命」であるにせよ、それこそ、ロシア革命の初期段階やカンボジアの革命・要は、ポル・ポト派が政権を握るに至った「革命」、そして、文化大革命とも細かい部分では近いものがある。それは、事実上、クーデターではないのか?

政治体制やどこの国に付いてるかは一切関係なしに、やるときはやる。のが、「お上」。

 「2 衝突の激化は政権の弾圧が原因」「3 人びとの反発を招いた弾圧法制定」「4 『謎のスナイパー』がすべてのカギ、なのか?」(p.198-206)という3つの項目に関しては、正直、書かれてることが結果ありきで歴史的事実やネットの海に今も多く漂ってる当時を、あの地で生きていた人々の言葉や動画などとはあまりにかけ離れてる。それこそ、「アメリカやネオコンのナラティブ」を100%信じ込んでいるので、どうしようもない。としか言いようがないのですね。
 旧ソ連諸国や東欧などの場合、穏健な街頭占拠で済む分には、一部の国々以外では厳しい弾圧を最近は控える傾向がありますが、重傷者や死人が出るような暴動に発展しそうになった場合、一気に締め付けをしてくる傾向があります。今年なんかだとグルジア(ジョージア)ですら、そうだ。

 そもそも、アメリカにせよイギリスにせよ、元々厳しい経済状況に置かれていて・医療も不十分にしか受けられなかったような人たちが、コロナ禍で真っ先に見捨てられそうになって街に出て戦いだしたら、特にイギリスなんかがそうだったんですが、物凄く厳しい弾圧や言論統制に出だしたではないですか。
 アメリカにしても、あの時期に起きたBLMが殆ど例外的に「暴力と略奪を伴ってたのに厳しい弾圧をされなかった」抗議活動と言って良くて、ダコタ・パイプラインの敷設をやめさせる抗議活動にしたってそうだったし、
一年前にイスラエルがガザで絶滅戦争を始めてから、イスラエルに対する抗議やパレスチナの側に立つことを些細にでも表明したら警察が暴力を振るい逮捕してるドイツだなんだだって、警察が弾圧して収拾がつかなくなったら法律作ってまで弾圧してる。これは、アメリカだとトランプが大統領でもバイデンが大統領でも変わらない。

 こんな話は、日本の場合は抗議する側の存在感が大きくないから最近はないだけで、西側の「自由で」「民主主義の」国々のどこでも、普通にあるんですよね。お上に対する抗議活動や大企業に対する抗議活動に対して、まずは情報統制をして叩き潰そうとし、それが無理で「あるライン」を超えたら、全面的な弾圧を行うのは普通の話である。

 故に、加藤くんが問題にしてる2014年1月16日にウクライナのヤヌコビッチ政権の「最高会議で厳しい弾圧法が制定されたこと」(p.202)に限った話ではない。
 自由主義だろうが権威主義だろうが、親米だろうが親露だろうが、やるときは、やるのがお上だというだけの話
なんですよ。

アメリカやネオコンのナラティブと歴史修正主義に溺れ、今も沢山残る事実に目と耳を塞ぎ、ネトウヨと同じ地平に堕しているのではないか?

 そして、『第3 革命後、ウクライナ民族主義極右は「ロシア系住民」を虐殺したのか』に至っては、当時、現地の人々が西側のマスコミに対しても語り・西側のマスコミですらも映像などで報道していたことが、まるまる無視されてる。それこそ、2022年2月24日の正式開戦の前夜から、この戦争で西側各国を自分達に縛りつけようと動いている、西側のネオコンやエスタブリッシュメントが上っ面だけ書き換えた「歴史」・要は「歴史修正のナラティブ」に全面的に乗っかってしまってる。
 いたたまれなさがあまりに酷くて、読むのが苦痛でした。

 例えば、「2 当日オデーサ(原文ママ)で実際に起きたこと」(p.208-210)では、いわゆる「オデッサの悲劇」に関して、当時言われたことや報じられたこと・現地の人々も言ったり動画などを流していたことの多くとは正反対に、「焼け死んだ親露派のデモ隊の人々の自業自得である」という、西側・とりわけネオコン左派系の自称「リベラル」な米国のメディアが戦争が始まる直前になって突然流しだしたような話が「真実」だという前提で書かれてます。

 つまりは、当時現地の人々も内外のマスコミも報じていたこととは完全に正反対のウソを信じ込んで、それが事実だと言ってる。

今の日本の右派による南京大虐殺否定論や従軍慰安婦軽視論・中国政府による天安門事件のすり替えと、何ら変わらない態度だ。

 この態度は、南京大虐殺はなかった。あったにしても殺された人数が一桁少ないし・そもそも便衣兵(民衆がゲリラ化した戦闘員)に対しての処刑が中心であり、国際法上問題はない。と言う主張を未だにやってる日本の右翼の主流派のような歴史修正主義とも変わらないし、1989年6月4日の天安門事件はごくわずかのアメリカの傀儡達が起こした武装反革命暴動に対する治安行為に過ぎなかった。と事実を全面的にすり替えてる、今の中国共産党政府のやってる歴史修正主義とも、微塵も変わらないのです。

 日本の従軍慰安婦問題は、朝鮮半島でやらかしたそれは日本軍は一切関係ない。朝鮮人の女衒業者がウソの労働条件で売春婦をかき集めてきただけだ。と言う、最近根強くある、日本の右翼や自称保守が好むような歴史修正主義とも変わらない。

 事実は一つ、真実はでっち上げる気になればなんぼでも沢山でっち上げられる。を、ベタベタに実践してる

 「3 惨劇に至る状況をつくったのは誰か」以降(p.211-p.231)では、マイダン政変直後のウクライナ国内が混乱し、暴力に満ち溢れていたことを認め、その上で、

 私が大筋として言いたいことは、この時期のウクライナには、少なくとも3つのイリーガルな勢力があり、それが絡まり合ってたということである。
 その主体の一つはマイダン革命後に野放図な暴力を振るったウクライナ民族主義極右であり、もう一つはクリミア併合を行ったロシアであり、もう一つは親ロ派である。彼らは各地で行政機関を占拠し、反対派に対して暴力を加えていた。

p.211, ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて 第7章, 加藤直樹, あけび書房, 2024

と、とつとつと、約20ページに渡って「解説」を書いてるのです。

親露派やロシア政府の工作の非はやけに詳しいけど、ウクライナの民族主義右翼の非道やドンバス地方住民の抵抗に関してはやけにいい加減である、歴史認識。

 しかし、極右がやらかしてることに関しては殆どページが割かれておらず、専ら親ロ派やロシア政府の工作機関によって暴力と不当な活動が行われたことにページを割いている。

 途中にある「第4 ドンバス戦争はウクライナ軍によるジェノサイドか」に至っては、あたかも、2014年の5月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立投票が行われるまで、この2つの地域≒東部ウクライナは比較的平和であり、親ロ派がマイダン政変直後の混乱に乗じて独立宣言を行った。というお話にしてるんです。

 でも、事実は違う。当時、ドンバス地方で、第二次世界大戦当時のソ連の主力戦車であるT-34/85戦車が修復されて、独立派によって持ち出されたことが話題になってました。それだけではなく、マイダン政変の直後から、ドンバス地方では新政府よりの人々や極右が各地への武力攻撃や徒党を組んでの「反革命狩り」を始めており犠牲者も出始めていて、それから自分達を護るために民間防衛団が結成されて物々しい状況にあった訳です。

アル・ジャジーラの当時の報道がかなり冷静かも:

T-34/85戦車が急遽修復されて戦闘に参加:

ロシア軍の裏での介入を強調する報道と、独立派に密着取材した報道。どちらも、2014年のイギリスの放送局によるものです。

 これらは、少なくない動画や文章として残されてる。それこそ当時あの辺りに住んでいた日本人によってすら、5ちゃんねるの確か嫌儲板だったか軍事板だったかであったり、Twitterの片隅だったりで書かれてきてた話だったりするんです。それらの多くは、検索ではなかなか引っかからないけどほぼ確実に、ネットの海を今も漂い続けてる。いわんや、紙の本などであるならば…。

ロシアが22年2月の正式開戦直前ギリギリまで、ドネツク・ルガンスクの独立承認や集団安保締結を渋っていたという、事実。

 そして、ロシアが、ドネツク・ルガンスク 2人民共和国の独立を2022年頭まで承認することを渋り続けており、ウクライナ軍が本格的に大規模爆撃を行うために用意を整えた2月の半ばになって、慌てて独立を承認・同時に集団安全保障協定を結び、それまで国境付近で大規模演習を続けてウクライナに対して圧力を掛けさせていたロシア軍を、2月24日に本格的に進攻させることとなった。
 その根拠は「集団安全保障協定に基づく」とされた。

2022年2月21日にロシアが2共和国の独立を承認したと、BBCが(!)報道した内容:

 それらの事実、加藤くんが2024年の4月・要は10年後に出したこの本では、すっぱりなかったことにしてるんです。
 独立宣言をせざるを得ないくらいに、地元の人々の大半が生命や財産や生活の危機に、既にさらされていた。と言うことは、完全に無視されてる。

 これは、まさに、2022年2月に本格的に開戦する少し前から突然言われだした、西側の・ネオコンのナラティブという、歴史修正主義に基づいてるお話そのものなんですね。

「いつからネトウヨに転じたんだよ?いつから歴史修正主義者に闇堕ちしたんだよ?」

 加藤くん、あなた、いつからネトウヨに転じたんだよ?いつから歴史修正主義者に闇堕ちしたんだよ?私はそう問いかけたくなってます

 何しろ、アメリカのナラティブ、イギリスのナラティブ、ネオコンのナラティブに沿った「物語」だけが長々と並べられ、その上で、客観的事実とロシアなどが本当にでっち上げのナラティブとして捏造したり誇大宣伝したりしてる話を一緒くたにして、ウソと決めつけ・無視する態度で書かれてる。

「NO DEBATE」なる議論拒絶の態度、キャンセルカルチャーを含めた、異論や批判の敵視が招く破滅は、自分を破滅させるのでは終わらない。

 反差別運動や今時のリベラルを名乗る人々などは、しきりに「NO DEBATE」と称して、自分達の考えと相反する人たちとは議論しない。議論したら丸め込まれるから議論しない。真実は自分達が全て握ってる。嘘つきと議論する奴も嘘つきを紹介するやつも、嘘つきの仲間だ!!!って感じで、キャンセルカルチャー花盛りではあるのですが、そういう中で、ある種の現実とは全く違うナラティブが、もっともらしいことを言うような顔のいい人たちとその人脈を通じて入り込んでくると、NO DEBATEな人達全部が、ウソを真実だと信じ込んでしまう。

 他の違う考え、他の違う視点はすべてウソだから、真実じゃないから。と、かたくなにウソを信じ込み、自分達を破滅に追い込むだけではなく、社会全体も、直接は関係なくてたまたま巻き込まれた人たちも勿論、破滅に追い込んでしまう。破滅しないまでもとんでもないダメージや憎悪・怒りや憎しみを押し付けてしまうことになる。

ウクライナ・ロシア戦争の2年半の間に日本にもたらされた、最悪の置き土産。

 当然、そういう人たちが政治の上の方やメディアや学問などの場で大政翼賛会のようにやってれば、間違いが間違いであった・ウソはウソであった。とわかってきたとしても、それを認めず、一億総玉砕まで突っ走り続けるブレーキの壊れた暴走機関車に、日本を仕立て上げてしまう。

 これが、ウクライナ・ロシア戦争の2年半の間に日本にもたらされた、最悪の置き土産でしょう。それは同時に、今どきのフェミニズム運動がこの7〜8年間にもたらしてることでもあるのですが…どちらも、根っこをたどると一つになるように見えてますが、それは又、後ほど。

※この文章はお値段をつけた上で多少の間全文読めるようにしておきますが、その後は後半ご購入頂くことになります。
 でも、この文章や他の文章を買ってくださると非常に助かるしモチベーションも上がるので、ぜひ、「投げ銭購入」や「サポート」でのご支援をよろしくお願い申し上げます!!!

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