あろえ@児童発達支援管理責任者

放課後等デイサービス児童発達支援管理責任者として勤務しています あろえ と申します。私は10年以上福祉に携わり、ASDの知識の他、福祉従事者としての在り方や仕事術等についても発信しております。

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仕事の失敗は全てあなたの責任!?  〜福祉の職員が教える仕事で差がつく9の考え方〜

仕事の失敗は全てあなたの責任!?  〜福祉の職員が教える仕事で差がつく9の考え方〜 こんにちは、ブログ「自閉スペクトラム症(ASD)にまつわるエトセトラ」管理のあろえと申します。 私はとある場所で放課後等デイサービスの児童指導員として働いております。 前職を含めると、通算10年間、福祉と携わってきました。 福祉施設で働く職員というのは、利用者さんという「人」に対してサービスを提供している仕事柄、仕事に対する考えやプロセスというのは無限であると感じています。 それゆえに

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    • 障害者総合支援法改正法 施行後3年の見直しについて(中間整理(案))②

      今回は、以下の文言についてみていきます (検討の方向性 資料原文) 「〇 「放課後等デイサービスガイドライン」は、「児童発達支援ガイドライン」や「放課 後児童クラブ運営指針」と比較し、学齢期の障害児の発達支援(本人支援)の内容が 十分に示されていない面があるため、ガイドラインの見直しを検討する必要がある。 その際、「児童発達支援ガイドライン」に示した本人支援の5領域は一定の共通性 を持つと考えられる。その上で、放課後等デイサービスの対象が学童期・思春期であ るという点も踏

      • 障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて(中間整理(案))についての解説①

        令和3年12月3日 厚生労働省 社会保障審議会障害者部会から出している資料についての解説と個人的な見解について述べていきます。 今回の記事を見ることで、放課後等デイサービスの現状と今後の展望について最新情報を知ることができますので最後までご覧ください。 まずは、障害児通所支援に関する現状と課題についての記載内容を確認していきます。 「障害児支援については、平成 24 年施行の児童福祉法改正において、障害児や家族 にとって身近な地域で必要な発達支援を受けられるよう、障害種

        • 個別支援計画書が機能しない原因とは?

          こんにちは、あろえです。 今回の記事を見ることで、放課後等デイサービスの職員が作成などに関わる個別支援計画書について、どうすれば機能的な書類になれるか、そのヒントを得ることができるようになると思いますので、最後までご覧ください。 まず結論となりますが、個別支援計画書が機能しない原因、それは、個別支援計画書の内容が短文で全く持って具体的ではないからです。 それでは順番に見ていきましょう。 まずは個別支援計画書の内容が短文で、ということですが、皆さんの事業所では一人の利用

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        仕事の失敗は全てあなたの責任!?  〜福祉の職員が教える仕事で差がつく9の考え方〜

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          色々な物を飲んでほしいという親の願いに対してどのように対応していくか

          放デイを利用している中学生のお子さんで、毎日水を飲んでいる子がいます。 他にもお茶やポカリを提供しているのですが、本人より「水」という要求があるため、いつもおやつの時間に提供しています。 我々としては、水が飲めるだけで十分であると考えます。そもそも、水が飲めるのであれば、他のものを無理して飲む必要があるのかなと感じています。 だって、水って水道代だけで済みますが、お茶やポカリはその元となるものをスーパーで買わないといけませんよね。 であれば、お水をいつも好んで飲むとい

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          イヤーマフをする。本当にそれだけで解決するのか?

          こんにちは、あろえです。 イヤーマフ、皆さんは使用されていますでしょうか? 一般的に聴覚過敏のお子さんにとって不快な音を遮断するために使用していると思います。 しかし、実際にイヤーマフを付けたことがある人は分かると思いますが、全ての音は遮断できてはいないのです。 付けた感じ、話し声は聞こえるけど、小さい音は防げる、または音の音域が変わって聞こえるような感じですか。 音を軽減させるというのが正しい言い方かもしれませんね。 なので、イヤーマフというものを過信してはいけな

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          注意の仕方を意識するだけでも行動は変化する

            こんにちは、あろえです。 皆さんは今、どのような立場で、ASDのお子さん、もしくは定型発達のお子さんと関わっていますでしょうか? そしてお子さんと関わる中で注意をする場面というのはあるでしょうか?   例えば、舞台は学校。あなたは小学校の教師だとします。 学校の休み時間、発達が少し気になる子どもが、教室に置いてあった教師用のオフィスチェアに乗って、滑りながら遊んでいました。 そのような行動は当然望ましくありませんよね。 他の子どもたちを怪我させる可能性もありま

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          絵画鑑賞の研究から見るASDの特性と傾向についての解説

            論文の内容   まず初めに、皆さんはこの絵を見て、どの部分に注目し、どのような印象を受けますでしょうか?   今回はこの絵画について、ASDの傾向の強弱による違いについての論文を解説していきたいと思います。   今回は、2017年の美術科教育学会誌で掲載されていた、東京大学と女子美術大学の研究論文をもとに記事を書いています。     論文のタイトルは、「自閉症スペクトラム傾向が絵画鑑賞における視点や印象に与える影響」ということで、学術論文でしたので、データを元にかなり難

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          自傷行為を止めるよりも代替え行動を教えよう

            こんにちは、あろえです   ASDの子の自傷行為 今回は自傷行為について考えていきたいと思います ASDのお子さんで自傷行為するお子さんはたくさんいらっしゃいます。 そして、自傷行為一つとっても様々な行動をみせています   爪を噛んだり、かさぶたを剥がしたり、頭を叩いたり、頬を叩いたりなど、、、   そうした行動に対してどのように止めさせようかと、日々悩んでいる支援者さんはたくさんいると思います。   今回は、この自傷行為について、支援者としてどの

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          ASDの子の偏食について3つの要因から考える

            こんにちは、あろえです  今回の記事は昼食支援についてです。   偏食はどう支援していけばいいか悩む 皆さんが関わっているASDのお子さんで偏食のある方はいますでしょうか? その際の声掛けとして、「残さず食べましょう」 なんていう言葉、そして、声掛けだけの支援なんて今すぐやめるべきだと考えます しかし、そんなことを言ったって、 栄養面が気になるから、食事は成長につながるから、ご飯を食べさせることが親としての義務だから、この声かけをすればたべてくれるから

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          情報に流されやすい子のスケジュール改善方法

          スケジュールの提供は基本中の基本 ASDのお子さんを支援する上で基本となる支援ツールはスケジュール表です スケジュール表には、予定の説明ももちろんですが、最大の役割は活動の変更を視覚的に説明することです。 言葉だけでのやりとりで、「今から〇〇に行くね」といった伝え方で伝わる子はいますが、障害の特性の程度により、例えば一見わかっているように見えて、全然分かっていない子もいます   そういった言葉でのやりとりではなく、目で見て理解することが得意なASDのお子さんには、絵

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          支援でイライラするのは、自分自身が原因という考え

            先日のツイート先日、私はこのようなツイートをしていました   情報収集のため、日々Twitterを覗いていますが、ASDのお子さんを毎日支援をしている保護者さんたちのTwitterには、助けとも呼べるようなツイートが数多く投稿されています。   その中でも、「子どもが〇〇できなくてイライラしてしまう」とったような内容を見ると、日々頑張っている保護者さんたちの様々な思いが込められており、私としても何とかしてあげたいという気持ちになってしまうほど、心を動かされている

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          ASDの子が障害特性から見たマスクを装着できない要因

          流行ってますね、コロナウイルス今の日本で一番の関心事はコロナウイルスではないでしょうか? そして必要なのがマスクですね 定型発達の方でも、ASDの方でも、予防のために必要なものとなっています   定型発達の方は、なんの気兼ねもなく装着できることでしょうが、しかし、ASDのお子さんでは、マスクの装着できない子はたくさんいらっしゃいます 私が勤めている事業所でも、マスクを装着できないASDのお子さんはたくさんいますが、無理やりマスクを装着させようといったことはさせていま

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          初投稿&自己紹介

          はじめまして、あろえと申します ブログ「自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ」の管理人をしております。 私は、放課後等デイサービスの児童指導員という立場で、6年以上働いている者であり、ASDの方を中心に日々支援をしております。 私の立場からでも知識や考え方を伝え、ASDに関わる保護者さん、指導員、関係者の皆様のお役に立てられるかもと思い、noteを開設しました ブログ、「自閉スペクトラム症にまつわるエトセトラ」でも情報を発信しておりますが、このnoteではブログの情