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実力より大事なこと。
狩俣和沙さんの「明日はきっと楽になる!」のなかで
なぜ、セラピストになったのですか?
という話題から、
憧れのひとがいて…という話になり、
「でもやっぱり憧れだけではなれない。実力があったんですね、」
という話題に。
「そうですね。憧れだけでは難しい部分があるとは、私も思います。それでも、当時私に実力があったから受かったのだとは思っていません。それこそ憧れのセラピストさんと比べたら才能のなさに愕然とします。それでも私が今このような状況にいられるのですから、働くうえで本当に大事なのは実力ではないのだと私は思っています」
実力以外で大事なこと。
綾子にとってこれ以上気になることはない。
「本当に大事なものって何ですか?」
「本当に大事なのは」
綾子は唾を飲み込んで、続きを待つ。
「やりたいことをやってみることです」
やりたいこと。
綾子は自己分析の中で自分ができそうなことを散々考えてきたつもりだったが、自分がやりたいから、という視点で考えてみたことはなかった。
そうなのだ。
本来、私はこの仕事がやりたくて、就職している。
仕事のなかでも、自分が"やってみたいこと"をどんどんやってみるべきなのだ。
「もちろん、やりたいことが必ずしも仕事やお金に結びつくとは限りません。ただ、
どんな才能があるのかはやってみないとわかりません。テレビなどで見るような人たちは才能が溢れているので、見ていてわかりやすいですよね。アスリートに俳優、モデル、お笑い芸人、アイドル、ミュージシャン。うらやましい限りです。
でも才能とは、そういうものだけではないと思うんです。
人から聞いた1のことを10まで膨らませられる、どんな時でも穏やかな態度がとれる、些細なことにこだわれる、すべて才能だと私は思っています。たまたま脚光を浴びていないだけで、多くの人がいろいろな仕事で才能を発揮しているんです
まずはやってみること。
そして、それぞれが、違う形で個性や力を発揮しているのだ。
わたしも磨いていこう。
自分の"やりたいこと"のなかで。
#最近の学び