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私を抱き締めるための"言葉"

私は自分を抱き締めてあげるために、"言葉"にする。

辻村深月さんの「あなたの言葉を」


本のはじめに、のところに辻村さんの考えがのっていた。


けれど、「大人」になってよかった、と思うこともたくさんあります。
そのひとつが、「自分の言葉」で気持ちが伝えられるようになったことです。


私は自分自身が「子ども」だった時は、それらの気持ちを感じてはいても、言葉にすることの方はうまくできませんでした。

自分がどうしてうまくできなかったのか、何をおかしいと思っていたのか、周りの友達や大人にどうしてほしかったのか。
わかるようになったのは、大人になってからでした。
その時に感じていた感情を何度も何度も心の中で整理するうちに、それらを表現する「わたしの言葉」を見つけていくことができました。誰かに言われたから、きっとそういうものだからではない、何にも流されない私
自身の言葉です。

そしてその言葉は今、大人の私を支えてくれる頼もしい武器になりました。

大人から「こうだよね」と言われると、そんなような気がしてしまって、だけどなんとなく違うような気もして。そういう気持ちに、私もたくさん覚えがあります。

この本を読む"あなた"が、「あなたの言葉」を見つけていくためのお手伝いをこれからしていけたら、とてもうれしいです。

自分の言葉を素直に紡ぐというのは、難しいことなのかもしれない。

周りの目や相手との関係や聞こえてくる言葉や自分への先の影響などを考えてこんがらがり、素直な言葉は消えてしまったり、みえなかったりする。

でも、大事なのだ。
自分の心のみえないところを、"言葉"という目に見える形にしてあげることが。
"存在するよ"と認めてあげることが。
自分を抱き締めてあげることになると思うから。

だから、私は"言葉"にする。
見えないもので、あるかわからないまま消えていくのではなく、認めてあげたい。


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