“けれど“の魔法

ヨシタケシンスケさんの絵本「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」

図書館で出会った一冊。

「いつか歌手になりたいの。
かみはこんなにくちゃくちゃだけど」

というページからはじまり、

「かわいいクツが売っていたのを思い出したの。
何もかもバカバカしくてどうでもよくなっちゃったけれど。」

「とってもステキな友達ができたの。
その場所でめざしていたことは形にならなかったけれど」

「きれいなものがなにかだんだんわかってきたの。
片方の目は見えなくなってしまったけれど」

「ほしいものが手に入ったの。
第一希望じゃないけれど」

幸と不幸の繰り返し。

うまく行くことと、うまく行かないことの繰り返し。

「あーあ」とため息がでることと、
小さな「やった！」の繰り返し。

でも、忘れないで。
嫌なこともあるけれど、
小さな幸せもちゃんとあるよ。

と、言ってくれてるような気がした。

毎日仕事はあるけれど、
仕事後は美味しいもの食べるから大丈夫。
好きな映画観るから大丈夫。

「あーあ」と思うときは、
「あーあ。けれど、私にはこんな幸せや楽しみもあるから大丈夫。」
と、自分の好きなことを思い出してがんばろ。

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