マガジンのカバー画像

小説

36
運営しているクリエイター

#執筆

セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「セリフでやりがちなミス」です。

やりがちなミス小説を書き始めたばかりのころは、いろいろ失敗するものです。

初心者の方がセリフでやりがちなミスには、以下のようなものがあると思います。

誰のセリフかわからない

〜が言った。が続く

冗長、または説明的すぎる

それぞれ見ていきましょう。

1.誰のセリフかわからない1つめは発話者がわ

もっとみる
アイデアを自動的に思いつく方法〜思考ツールとしての付箋の使い方

アイデアを自動的に思いつく方法〜思考ツールとしての付箋の使い方

最近、私の中で、付箋を思考ツールとして使うのがバズっています。

付箋に書き出してまとめるだけで、自動的にアイデアが出るようなのです。

今回は、なぜ効果があるのかを私なりに考えてみます。

付箋の使い方一つ前の記事でも書いたのですが、使い方は簡単です。

テーマを決める
何について考えるか決める

書き出す
思いつくままに付箋に書き出す

グループに分ける
ある程度出したところでグループ分けする

もっとみる
なぜ、あなたの小説は面白くならないのか

なぜ、あなたの小説は面白くならないのか

誰もが面白い小説を書こうとしていますが、すべての小説が面白いわけではありません。

あなたも、なかなか面白い小説が書けなくて悩んでいるかもしれませんね。
(私もそうです)

なぜ面白くならないのでしょうか?

今回はその理由を考えていきます。

面白くならないのはなぜか最初に結論を示しておきましょう。

小説が面白くならない理由は、ごく単純に言って、

ギャップが足りないから

というのが私の考え

もっとみる
書いている途中で迷ったら

書いている途中で迷ったら

「どちらの展開にしたらいいんだろう?」
「このアイデアの方が良い気がするけど……」

詳細なプロットを作っていても、途中で別のアイデアが浮かんで迷ってしまうことがあると思います。

今回は迷ったときの判断基準の話です。

簡単な判断基準プロットは地図のようなものなので、詳細なプロットを決めてその通り進めば、それほど苦労せずにゴールまでたどり着けます。

ですが、途中で新しいアイデアを思いついてしま

もっとみる
小説のアイデアをチェックする方法

小説のアイデアをチェックする方法

小説を書き始める前に、まず数行のアイデアを出すと思います。

最初のアイデアが悪いと、どれだけ上手く書けても、多くの人に読まれる作品にはなりにくいです。

今回は最初のアイデアをチェックする方法をご紹介します。

アイデアをチェックする最初のアイデアというのは、

○○が××して△△し、□□する話

といった、ある程度の展開を含んだ3〜5行くらいの文章です。

最初のアイデアの良し悪しで、読まれる

もっとみる
小説でよくやりがちな失敗 【文章編】

小説でよくやりがちな失敗 【文章編】

小説でやりがちな失敗をご紹介するシリーズ。

今回は文章編です。

前回はこちら。↓

文章でやりがちな失敗3つ文章表現での失敗はいろいろありますが、初歩的な失敗(文意が伝わらないなど)を除けば、大きくまとめると3つくらいになるのかなと思います。

繰り返しが多い

バランスが悪い

想定読者とのズレ

それぞれ簡単に見ていきましょう。

1.繰り返しが多い1つ目の失敗は「繰り返しが多い」です。

もっとみる
小説を書いているならコスト意識を持とう

小説を書いているならコスト意識を持とう

何度か同じことを書いていますが、読者は利益を得るために本を読んでいます。

たいていの場合、利益を得るには、ある程度のコストが掛かります。

小説を書いているなら、読者が支払うコストについて意識しておくといいでしょう。

今回はコスト意識を持とうという話です。

小説のコストとベネフィット読者は利益(ベネフィット)を得るために小説を読んでいます。

利益を得るために読者が負担するのがコストです。

もっとみる
小説のあらすじを考えるたった1つのコツ

小説のあらすじを考えるたった1つのコツ

ライトエンタメ作品を出版している方や、ネット小説サイトに発表している方はお分かりだと思いますが、「あらすじ」はタイトルと同じくらい重要です。

ですが、あらすじについて考え違いをしている人も多いように感じます。

今回はあらすじの考え方をご紹介します。

あらすじの重要性noteに小説を載せている方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、あらすじほど重要なものはありません。

何度も同じことを書い

もっとみる
創作が停滞しているときに試せること3つ

創作が停滞しているときに試せること3つ

長く書き続けていると、いつも同じような作品を書いてしまい、次第に停滞してくるものです。

今回は「なんだか停滞してるなあ……」と思ったときに試せるちょっとしたコツをご紹介します。

試せること3つ停滞したときに試せることはたくさんあるのですが、今回は3つほどご紹介します。

2倍の結果を出すと考える

ターゲットを変える

得意技を封じる

それぞれ簡単に見ていきましょう。

1.2倍の結果を出す

もっとみる
発表した作品が思ったほど上手くいかなかったら

発表した作品が思ったほど上手くいかなかったら

「なんかぜんぜん読まれないな……」
「予想よりまったく売れない……」

ネット小説サイトに作品を公開したとき、またプロ作家なら出版したとき(特にデビュー作)、予想していたほどの結果が出ないことがあります。

そういう場合の対処法はいろいろあるのですが、今回はちょっと厳しめの考え方をご紹介しましょう。

「そういう考え方もあるのか……」くらいで読んでもらえればと思います。

読者は必ずいるが……最初

もっとみる
執筆速度を上げるには

執筆速度を上げるには

作家志望者の方の中には、私と同様、書くのが遅くて困っている人も多いと思います。
(私の場合はアイデア出しに苦労することの方が多いですが)

執筆速度が遅いと発表できる作品数も減り、結果的に読まれる機会を逃すことになります。

ですが、努力すれば速度が上がるわけではないのが厄介なところです。

今回は、具体的な方法というより、生産性を上げるための考え方のコツをご紹介します。

速度がすべてを解決する

もっとみる