Akane

パートナーの駐在に伴い、カリブ海に浮かぶ島国で子育て奮闘中。子1人大人2人のなんてことない暮らしの悲喜交々。ほぼ育児日記です。 スペイン語学習中。トルコ語日常会話レベル。

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パートナーの駐在に伴い、カリブ海に浮かぶ島国で子育て奮闘中。子1人大人2人のなんてことない暮らしの悲喜交々。ほぼ育児日記です。 スペイン語学習中。トルコ語日常会話レベル。

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小さなかわいい人と一緒に暮らしている

昨晩娘が熱っぽく、測ってみると38.5℃。本人はいたって元気で食欲もあるが、鼻水がすごい。麻黄湯を飲んで寝かせたところ、今朝にはすっかり熱が引いていた。鼻水はまだ出る。念のため、幼稚園はお休みにすることにした。 私が洗い物や洗濯をしている間に、娘は何か黙々と作業。数分後、「みて!はなびだよ!」と言いながら大量にちぎった色とりどりの折り紙を部屋中にぶちまけた。綺麗だった。 月一のものでお腹がだいぶ痛かったので、ちょっとソファで休憩するねと声をかけると、わたしもーと娘。まず娘

    • 無法地帯で運転奮闘記

      わたしたちが暮らすドミニカ共和国は、人口10万人あたりの交通事故死亡者数が世界一という不名誉な記録を保持するめちゃくちゃに運転が荒い国だ。 以前住んでいたトルコも相当に荒い運転をするなと思っていたけど、この国はそんな比ではない。 ウィンカーを出さないのは当たり前。車線だってあってないようなもので、2車線のところがいつのまにか3車線になってたりする。運転をしていると後続車やバイクが爆速で車と車の間を縫うように走り抜けていくので、「カーチェイスかい!」と独りツッコミを入ること

      • 子どもはみんな問題児。ぐりとぐらのお母さんに教わったこと。

        朝起きて携帯でニュースを見ていると、「ぐりとぐら」シリーズの作者である中川李枝子さんの訃報が目に飛び込んできた。 娘の、そして私も、とても大好きな絵本を作った人。 私が子どもだった頃は残念ながらあまり読んだ記憶はないんだけど、もちろんその絵柄はあまりにも有名で、自分に娘が生まれてからはいつか一緒に読んでみたいな〜と思って、まだ月齢がそんなにいっていない乳児期から「ぐりとぐら」を手に入れ本棚にしまっていた。 初めて読んだのは2歳すぎくらいだったかな。 少し長めの、ストーリー

        • ハグする、踊る、自分のままでいる。カリブ海の幼稚園雑感。

          8月に5歳になった娘は、先月Pre-primarioに進級した。この国では6歳になる年から日本でいうところの小学校1年生になるので、今年は年長さんクラス。早いなあ…本当に早い。そんなことを1日3回くらい考えてる。 通っているのはカトリック系スクールで宗教色がかなり強く、外国人がほぼ在籍していない超ローカル校。エスカレーター式ではないけど、幼稚園から高校まであるので規模は大きめ。この学校(スペイン語でコレヒオという)が日本人の私たちにとってはかなり興味深いというか、カルチャー

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        • 無法地帯で運転奮闘記

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        • ハグする、踊る、自分のままでいる。カリブ海の幼稚園雑感。

          不安な気持ちを吐き出せる、それだけでいい

          カリブの国に引っ越してきて丸2年が経った。 娘の幼稚園は6月の1週目でKinderクラスの1年が修了し、8月末までの長い夏休みの真っ最中。去年も同じ期間の夏休みを3か所のサマーキャンプ(キャンプといっても泊まりはなく、一定期間預かってくれるサマースクール)をはしごし、娘も大変楽しく過ごしていたので今年も迷うことなく3か所申し込んだ。去年と唯一違うのは、7月に通うところが午前中だけか、夕方までの1日預かりか選べるようになったこと。 1日預けられると聞いて、だいぶ心踊ってしま

          不安な気持ちを吐き出せる、それだけでいい

          もうすぐ5歳に贈る子守唄

          我が子、あと数ヶ月で5歳。 ここ最近毎晩、寝床に入って電気を消した瞬間に「こわい〜」と叫び出す。「しずかなのがこわい」のだと。 絵本などで「おばけ」の存在を知り、真っ暗な夜、静かな中でそんな事を思い出しちゃうんだろうな。(この国は夜遅くになっても通りを走るバイクや車の爆音や、どこかで鳴ってる音楽やら、相当賑やかだとは思うんだけど…) 私も小学校低学年の頃に戦争というものを知ってから、夏の夜、花火が上がる轟音を聞いては、どこからか戦闘機が飛んできて戦争が始まるのではないか

          もうすぐ5歳に贈る子守唄

          弱音吐きながら、進んでこ -寅子と花江ちゃんと私-

          朝ドラ『虎に翼』を観て、救われた気持ちになった。自分で決めた道を進んでいたとしても、それは自分の責任であっても、弱音を吐いて良い、と言われて。 * 名前をつけるとすると今の私の立場は「駐在帯同配偶者」で、パスポートの関係から就労は出来ない。 初めての駐在帯同が決まったのは約8年前。結婚を意識した時からもちろん、夫が将来的に海外赴任を繰り返すことは承知していたし、子どもを授かりたい気持ちがあったので自分も帯同すると決めていた。 けれど、帯同する場合は一切の就労が出来ない

          弱音吐きながら、進んでこ -寅子と花江ちゃんと私-

          きんがくがもらえるその日まで

          先日の寝かしつけ時、絵本ももう読み終わって電気も消し、その日にあった出来事などを話し終わりさあ寝ようおやすみ、と言った後のこと。 娘がおもむろに喋り出した。 「もっとおねえさんになって歯がなくなったときにまくらの下においておけば、マリポサ(蝶々)がきてその歯とこうかんして、きんがくをおいてくれるんだって!」 西洋諸国では、抜けた乳歯を枕の下に置いて寝るとTooth Fairyという妖精がやってきて、コインやプレゼントと交換してくれるという言い伝えがある。 どうやら娘はよ

          きんがくがもらえるその日まで

          プリンセスになりたい

          こないだの朝、やってしまった。どんなふうに言葉をかければ、どんな態度をとれば良かったんだろう。 娘の通うスクールで、好きな物語の登場人物の格好をして投稿するイベントがあった。アニメでもいいわよ、と先生。ハロウィンみたいな感じらしい。 そこで私は手持ちの物で済ませようと、「魔女の宅急便のキキの格好をしよっか」と提案した。 娘はその時「でもそれは、ハロウィンの服だよ〜?」と言っていて、実際ハロウィンのときに別のイベントで着たんだけど、それはスクールのみんなは見てないから、「

          プリンセスになりたい

          色々なことばを知る喜びを

          夫のSiriのおできが再発した。可哀想に。歩くのもままならないおSiriのおでき。その痛さは計り知れない。 朝ごはんを食べながら大きなあくびをした娘が、「ねむりがまだのこってたみたい」と笑う。ねむりがのこってた。とても可愛い。 語学学校へ行く時、車のクーラーが壊れた(ちなみに中古車)。温風しか出ていない。1週間前に車を修理に出して、クーラーの調子が良くなったばかりなのにな…。窓を開けて走った。 サイドミラーに映る私の顔を見て、バイクに乗った何人かが「Chino〜(中国人

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          4歳のままごととワイングラス

          鼻水がなかなか良くならない。スペイン語のレッスンの間もずっとズルズル出ていて、先生に申し訳なかった。今日もオンライン授業にすればよかった。 帰り道でものすごい渋滞に巻き込まれ、ものすごいマナーの悪い運転に何度も遭遇してとてもよろしくない気分になったので、何か気分の晴れる音楽を流そうとApple musicを漁る。と、おススメにきのこ帝国の2012年のアルバム『渦になる』が。そういえばちゃんと聴いたことなかったなと再生すると、めちゃくちゃに格好良いロックでクラクラとしてしまっ

          4歳のままごととワイングラス

          娘の描く絵の1番のファンでいたい

          今朝も目覚ましが鳴っても起きられず、夫が起き出す気配でなんとか起きた。理想は5時くらいに起きてストレッチやらをじっくりしてお茶をゆっくり飲んで、それから6時に娘を起こしたい。現実は5時45分くらいにボヤボヤ起きて、顔のむくみを最低限とって、なし崩し的に朝の諸々の支度に入ってしまっている。 出かける間際、夫と2人して盛大に娘を叱ってしまった。いつも朝ごはんを食べ終わってから家を出るまで、支度が終わっていればテレビを観ていていいよと言っているのだけど、時間になってもなかなか止め

          娘の描く絵の1番のファンでいたい

          「ちょっと待ってね」を言わないと決めた日

          昨日、娘の通う幼稚園から「明日は教師の研修のため、学校はお休みです」という旨のメールが来た。この国のお知らせはいつだって唐突だ。 そんなの数週間前に決まっているでしょうに…もっと早く知らせておくれ…。なんて嘆いてもしょうがない。実際、昨日突然決まったなんてこともあり得なくはない。 私の貴重な自由時間よ…と一瞬は思ったけど。いい機会なので1日とことん娘に付き合ってみよう。 最近娘に「ちょっと待ってね〜」ばかりを言っている気がした。彼女もそれに対してムッとした表情をしたり、

          「ちょっと待ってね」を言わないと決めた日

          こどもの世界とおとなの世界

          先日、娘が初めて夫のオフィスを訪れる機会があった。 少し前から夫の仕事(というか、日中どこに行っているのか)に興味を示すようになり、「おしごとのところはどこなの?」「いってみたい、中にはいってみたい」という事をずっと言っていた娘。 IKEAに行くついでに夫に仕事で必要なもののお遣いを頼まれたので、娘を誘ってオフィスに届けに行くことにした。 娘に「行く?」と聞くと、「いくー!!!」と即答。「たのしみ〜」と遠足にでもいくような様子で、幼稚園で作ったバレンタインの制作物も持っ

          こどもの世界とおとなの世界

          カリビアン入院記 : 4日目(退院)

          前日の点滴は痛くなかったけれど、なんだか目が冴えてしまって12時過ぎまで寝付けず。 やっと眠れたと思ったらやはり2時過ぎくらいから、咳き込んではうとうと、咳き込んではうとうと…の繰り返し。 あ〜、もう5時か。そろそろ採血の人が来るかな。そう思って更に寝付けなかったけど、ついぞ来なかった。もう白血球の値もだいぶ下がったから、採血は無しなのか。 お決まりのコーヒー•紅茶が運ばれ、そして朝ごはん。 トーストは口の中の水分全部持って行かれる系で、ふた口食べるごとに咳き込んでしま

          カリビアン入院記 : 4日目(退院)

          カリビアン入院記 : 3日目

          夜中2時半ごろからゲホゲホが止まらず、まともに寝られない。採血スタッフが部屋にガチャっと入ってきて、もう5時なのかと気がつく。全然寝てないぞ…。 7時ごろまでゲホゲホしたりうとうとしたり。母親から電話出来る?とLINEがあったが、眠すぎてちょっと放置してしまう。 8時ちょっと前にコーヒーと紅茶。持ってきてくれる女性スタッフ(たぶんかなり若い)が、あなた日本人?と。そうだと答えるとニコニコしながら、手を振って出ていった。 朝ごはんも到着。 クロワッサンは…正直今まで食べ

          カリビアン入院記 : 3日目