色々なことばを知る喜びを
夫のSiriのおできが再発した。可哀想に。歩くのもままならないおSiriのおでき。その痛さは計り知れない。
朝ごはんを食べながら大きなあくびをした娘が、「ねむりがまだのこってたみたい」と笑う。ねむりがのこってた。とても可愛い。
語学学校へ行く時、車のクーラーが壊れた(ちなみに中古車)。温風しか出ていない。1週間前に車を修理に出して、クーラーの調子が良くなったばかりなのにな…。窓を開けて走った。
サイドミラーに映る私の顔を見て、バイクに乗った何人かが「Chino〜(中国人〜♪)」と声を上げながら通り過ぎた。窓を開けていると物売りの人もいつもより多くついてくる。
帰宅時も窓を開けながら。バスやトラックの排気ガスが凄すぎて耐えられず窓を閉め、送風にしながら暫く走ったものの数分で暑さに負けた。窓を半分開けてゼーハーしながら帰宅。ジンジャーエールを一気飲み。
仕事を休んだ夫と韓国の袋ラーメンを食べた後、娘を歩いて迎えに行き、帰宅後作ってあったお弁当を食べさせる。ほぼ毎日、おにぎり+蒸しとうもろこし+お肉系おかず。今日はお肉系おかずを切らしていたので、ひき肉入りチーズオムレツを作り、ケチャップで顔を描いてあげたところここ数日1番の喜びを見せた。夫にもわざわざ見せに行っていて、相当嬉しかったんだな。大好物のオムライスより簡単な具入りオムレツ、また作ろう。
今日の娘はスペイン語脳が爆発していて凄かった。私と一緒にお絵描きやごっこ遊びをしている間、ほとんどスペイン語で話していて私はついていくのに必死。もう完全に私たち夫婦のスペイン語力を追い越している。すごくすごーくナチュラルに言葉が出てるし、ちゃんと文章にして会話にしているから凄い。
驚きと尊敬と、頼もしさと。
幼児期に海外で生活すると、現地語の習得は早いと聞く。普通に生活しているだけで、かなり喋れるようになるよ〜なんて周りから聞かされていて、確かにそうかもしれない。そうかもしれないけど、その中に確実に彼女の努力があることを忘れたくないなと今日強く思った。
脳がスポンジみたいでなんでも吸収する時期であっても、必ず、小さな彼女なりの苦労や悔しさがあっただろう。気がつかないうちにたくさん疲れて、たくさん嫌になって、でもたくさん努力して、1年半でここまでスペイン語が身についたのだと思う。それを忘れないで、たくさん褒めてあげたい。
色々な言葉があって、それを使えることの喜びを、彼女が知ってくれていたらとても嬉しい。
明日は「Dia de el peinado loco」。英語でいうところのクレイジーヘアーデイ。変な髪型や帽子を被ってきていいよの日。このイベントのことも私も知ってはいたけど、自分で先生から聞いたことを理解してちゃんと説明してくれた。感動。相談して、カチューシャを改造しユニコーンの角を作ることに。
前に買ったスライムのケースがちょうど角にぴったりの形。お気に入りのキラキラテープを一緒に巻き付け、元々黒だった耳の部分は、彼女が全部1人で作った。
耳を張り付けるのにマスキングテープが見えてしまうから、見えないようにこうしたらどう?という私の提案も、「いいの。お花が好きだから、見えるようにつけたいの。これでいいの。」とキッパリ。
彼女と過ごしていると、どう見られるかより、どうしたいか、だなといつも思う。
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