マガジンのカバー画像

くらし IN THE SUN

110
山ちゃん目線のエッセイ集
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

数珠を作って、創造性の限界を知った話

数珠を作って、創造性の限界を知った話

10年くらい前
母と電話で話していた時のこと

母:
この前の勝男おじちゃんの葬儀でね
急いで向かったから、お父さんも私も
数珠がなくて、なんか恥ずかしかったの

なるほど
そうだろそうだろと思った
というのも、我が家は信仰が特殊で
仏教系の葬式に疎いのだ

母:
でも、これからって
葬式ばかりでしょ
あきちゃんところも、数田さんも
それでさ、あきら

数珠を作ってほしいのよ

我が家恒例の、むち

もっとみる
オン・アイス

オン・アイス

あー、もう雪いらん
誰かもらって、札幌の雪山
しかも、気温が高くて
水っけあるから、やたら滑るやないか

路地は、雪に埋もれて
道路の範囲が分からない
よって、大きな道しか通らない
すると大、渋、滞

今朝、交差点で信号を渡る人の
足もとを見ていたら
コンバース履いてる青年がいた
寒々しいズボンの裾からは
生足が見えて、まさかのくるぶしソックス

まぢかよ

おしゃれに夢中、てな感じでもないから

もっとみる
いいじゃん、Standard Products

いいじゃん、Standard Products

昨日、1ヶ月に1度の歯医者さんでした
先月、言われるがまま
音波ブラシを投入して初の経過観察です

結果、前回とは一緒、横ばいで
炎症と歯周ポケットは
かなり落ち着いてきているようです

音波ブラシはゴシゴシ擦らないので
どうも磨いた気がしなくて
???と思いながら使い続けてます

歯医者では、毎月クリーニングするのですが
3か月に1度のペースで当たる
恐怖の衛生士さんに今回も当たりました

見た

もっとみる
雑冬現象物語

雑冬現象物語

今朝は−3℃、外に出てひと言

あったかいなぁ

こんなんだったらどこまでも歩けるわ
と、寒いであろうと緊張させていた
身体の筋肉がゆるみました

昨日の日中なんて、常夏ですよ
汗だく
杉山清貴とオメガトライブが
近くでライブしてるのかと思いました

この時代のバブリーな歌の歌詞は
やたらと英単語を使う風習があって
音符が余ったのか、それとも意図的だったのか
TonightだのBabyだの
山ちゃ

もっとみる
ゆく年、のみ

ゆく年、のみ

この年末年始は、我が家に両親がきてまして
今、パチンコ屋に送ってきました

自分の金を出してまで
球を転がして何が楽しいのか
サッパリ分かりませんが
働き詰めだった両親は
老後の時間をどうやって食いつぶすかで

ここに至ったようです

パチンコの後に、あんかけ焼きそばを食べたい
と、母が言ったのですが
この大みそかに街中華がやっているのか
という議論を、3人でしばし続け

分からないことを3人で話

もっとみる
父とテレビ

父とテレビ

我が家にはテレビがないので
両親がうちに来る時は
7インチの極小ポータブルテレビを
持参してきます

今回は、大みそかに放送される
WBCの特集を見たかったようです

父は16歳で
大阪の松下電工のテレビ学校に入学し
卒業後、室蘭市という街で
ナショナルの家電屋をはじめました

ちょうど時代は昭和30年代
室蘭市は鉄鋼産業と良好な港の追い風を受け
何をしても成功できる街と言われ
奇跡の発展を成し遂

もっとみる
ダイアモンド富士パワー、龍パワー

ダイアモンド富士パワー、龍パワー

※   ↑画像↑は従妹の黒歴史です
  一体全体、何をやってたんでしょう(怖)

元旦はみんなで
買ったばかりのポータブルテレビで
初日の出の特番を見ました

たった14インチのダイアモンド富士ですが
シルエットの富士山の頂上あたりから
ご来光が顔を出した時

ぅぅおぉぉぉ!

両親がスタジオのタレントさん達とともに
歓声を上げていました

すると、母がガサゴソとスマホを取り出して
ポータブルテレ

もっとみる
それぞれの2024

それぞれの2024

俺は、年の初めに
1年の抱負を考えるタイプではない、と
知っているはずなのに
まわりがそれを許してくれない

なぜだ

なぜ、みんなの流れに負けて
抱負を考えよう考えようとする、俺

note本部まで、ハッシュタグで勧めてきたら
なんか書かなきゃダメなんじゃないかと
自分を強迫してしまうじゃないか

でも

思いつかないんです、わーたしー
(屁ぇこきましたね、あーなたー風に)

しいて言えば

もっとみる
災害に、備える 自宅編

災害に、備える 自宅編

ここ数日、防災用品の見直しをしています
やることは大きく2つ
①もともと備蓄・用意しているもののチェック
②不足しているものの追加、期限の確認と交換
です

防災用品を備えるにあたり
想定する環境を考慮する必要があります

俺の場合だと
①停電して状態で家の中で過ごす
②避難所で過ごす

①の場合は、5年前の地震で経験しているので
電気と水(飲水・生活水)の確保
数日分の食料なのでここは問題なしで

もっとみる
令和のシステム

令和のシステム

画像は、猛吹雪で運転した
一昨日の模様です

外に出たくなかった
でも出ないと、肉だらけの
胸焼け100%の晩飯になるので
涙をポロポロ流しながら
激安スーパーに向かうのでした

さて、本題

最新のシステムにうとく
使うこなせるようになるまでに
なかなか時間がかかる今日この頃48歳

Bluetoothでスピーカーとスマホを連動させる
何てのが今では当たり前だが

友人に初めてこのシステムを勧め

もっとみる
父の足、母の手

父の足、母の手

その足は、たくましくあくせく働いた
その手は、正確で繊細に働いた

測り知れない後悔と
せめてもと願う思いをのみこんで

もう、父は何も言わない
母も、言わない

正月なのに
いつもの朝飯がいいと言う
焼き鮭に、白飯と味噌汁

漬け物は、嚙み切れないから
いらないと言う

楽しみにしていた年賀状も
元旦に必ず見たい
というわけでもなさそうだ

それよりも
陽射しの中で
横になって目を閉じて
静かな

もっとみる
災害に、備える 避難編

災害に、備える 避難編

防災用品の見直しをしています
前回は、停電を想定し自宅で過ごす備えでしたが
今回は俺も経験をしたことのない
自宅から避難することを想定した備えです

前回の投稿の時、コメントでアドバイスを頂きました
たくさんの目線で防災を考えるのが
大切だと思うんです

なので、この投稿でも皆さんの知恵を
お借りできたらと思います

耐震偽装の事件があった後
うちのマンションも専門の方に診てもらい
購入時の説明通

もっとみる
冬の推し活布バッグ

冬の推し活布バッグ

そろそろ、雪に埋没するであろう札幌です
石川さゆりさんの
ヒュルリヒュルリララが
まさにこのことかと思わざるを得ません

とまぁ、そんな話はどうでもよくて

山ちゃんが10年以上使っている
布のトートバッグが
食い物のシミで非常に汚くなっています

持ち手もほころぶので縫い直し
何度も何度も洗濯機に突っ込んだのですが
やはり長年の黄ばみは深みを増すばかり

確か日本円で1500円くらい
香港に行っ

もっとみる
2024冬、作品名ゆず

2024冬、作品名ゆず

正月、我が家に両親が泊まりにきて
何か思ったところがあるのだろうか
それとも、龍パワーだろうか

母が、また塗り絵を再開したようで
半年ぶりの新作をLINEで送ってきた

母は現在、82歳だが
Facebookのアカウントを持っている

初めは俺の動向を監視するくらいだったが
ここ最近は、他人のコメントまで
くまなく見れるようになり

一度だけ、俺の料理画像の投稿に
母から『おいしそう』とコメント

もっとみる