ダイアモンド富士パワー、龍パワー
※ ↑画像↑は従妹の黒歴史です
一体全体、何をやってたんでしょう(怖)
元旦はみんなで
買ったばかりのポータブルテレビで
初日の出の特番を見ました
たった14インチのダイアモンド富士ですが
シルエットの富士山の頂上あたりから
ご来光が顔を出した時
ぅぅおぉぉぉ!
両親がスタジオのタレントさん達とともに
歓声を上げていました
すると、母がガサゴソとスマホを取り出して
ポータブルテレビに向けたのでした
まさかのまさか
14インチのダイアモンド富士を
写メしはじめたのです
母ちゃん!
それホンモノじゃない
ホンモノじゃないの、それ
(愕然)
カシャ、カシャカシャ、、、カシャ
母:
お父さん、これうまく撮れないわ
父:
どれ、貸してみ
、、、カシャカシャ、、、
俺:
だから、テレビなんだって
それテレビなんだってば
(やめてやめてやめてやめて)
母にとって辰年のご来光は
電波にのっても
ありがたかったようです
on the waves
俺にはこの番組の
存在意義すら疑問に感じていたので
2024初ギャップ萌えでした
遅い朝飯に
年明け蕎麦を平らげまして
昼過ぎには氏神さまへ初詣に行く予定です
行く前に
母が神社まで歩けるように
意志をしっかり持つよう
母自身に、決意を促しました
というのも
昨日、気温が0℃まで上がり
湿った雪が降った後
今朝は-6℃ カチカチに凍って
ツルツル路面が予想されるのです
フレイル(老衰状態)の気がある母は
外を歩くことがなくなって久しく
体力がほぼ0なので
その悪路を歩けるか問題があったからです
それと
外出時は、俺か父の腕にしがみつきながら
えっちらおっちら歩くのですが
そのしがみつく力が
信じられないほど強くて
めっちゃ痛い
非常に、疑わしい
その腕力を
足に分配できないものなのだろうか
と、思ってしまうのです
母は、久しぶりに俺に掴まって歩けるので
大喜びなのですが
もう無理ぃぃぃ、とか言って
帰り道、母をおぶるハメになりそうな
気がしてやまなかったので
事前に、しっかりと意思確認したのでした
それでも不安だったので
神さま、母が歩いて帰れますようにと
初詣で、氏神様に願うことにしました
2024.1.1
俺の干支のうさぎが去って
辰がやってきました
辰とは、龍、ドラゴンの事です
母は龍を神性化していて
日本の地形は龍だというのです
北海道が龍の頭にあたり、摩周湖が目だま
本州から九州にかけて胴体
沖縄が尾っぽになっている、というのです
だからなんだ、というところまでは
一切説明を頂けませんでしたが
何だかよく分からない特別感だけは
共有することができました
なので、母にとって辰年は
期待値爆上がりなんでしょう
より初詣に力が入るわけなのです
たしかに
神社って龍、好きですよね
手水社の水が出るところも龍
掛け軸やら社の壁飾りも龍
穴があいていたら龍穴
そこから水が沸けば龍泉
水たまりになったら龍の池
千と千尋の神隠しのセリフにあるように
龍は優しく、愚かなんでしょうか
会ってみたいものです
結果、母は頑張って歩きました
間違いなく
ダイアモンド富士の高波動と
スペシャルウルトラ龍パワーを
細胞レベルまで受け取ったからです
そのご加護なのか
母に掴まれた腕もそんなに痛くなかったし
楽しかったわ、と母は満足気でした
これは、何より何より
我が家に帰ると
母は冷えた体をさすりながら
LINEで新年のあいさつをしたいから
それらしいスタンプを買いたいと
俺にヘルプを求めてきました
可愛らしいドラゴンのスタンプを購入すると
嬉しそうに
母の妹と、孫やら姪っ子やら甥っ子に
一生懸命、送ってました
その昔、室蘭市で初めて
PCによるネットバンキングを導入した母
あの日の彼女は、時代の最先端
今では小さく丸まったその背中に
微塵も感じさせませんが
マイペースにLINEのやり取りを
楽しんでいるようです
今回のバージョンアップで
画像の送信にワンクッション
操作が加わり
母の頭の上に?マークが浮かんでます
ねぇ、あきら
このダイアモンド富士
さっちゃんに送れないんだけど
どうやってやるの?