西本亜希子

本や映画の世界を旅するのが好きです。特に、怪盗アルセーヌ・ルパンをはじめとしたフランスの冒険小説、ベルサイユのばら等が好きです。ミステリーや推理小説、読書や映画、旅が好きな方など、沢山の方に読んで頂ければ嬉しいです。Kindle(電子)出版、YouTube、インスタもしています。

西本亜希子

本や映画の世界を旅するのが好きです。特に、怪盗アルセーヌ・ルパンをはじめとしたフランスの冒険小説、ベルサイユのばら等が好きです。ミステリーや推理小説、読書や映画、旅が好きな方など、沢山の方に読んで頂ければ嬉しいです。Kindle(電子)出版、YouTube、インスタもしています。

最近の記事

怪盗ルパンの食事-ミステリーと料理の関係⑭-

みなさん、こんにちは! 今日は、『ルパンの世界』(以下、本書)の第32章「美食」と第33章「そして飲み物は」を中心に、アルセーヌ・ルパンの食事や料理&パリのレストランについて、みていきたいと思います。 私にとって、アルセーヌ・ルパン冒険譚の聖地巡礼で、楽しみなことの1つは、なんといっても、ルパンが訪れたカフェやレストランを訪れることなんです。 拙著では、ほんの一握りのカフェやレストランしか紹介出来なかったので、次にパリに行く際に制覇するべく、以前にYouTubeを作りま

    • 怪盗ルパンの娯楽-ベル・エポック時代のパリで流行ったもの⑬-

      みなさん、こんにちは! 今日は、『ルパンの世界』(以下、本書)の第29章「気晴らし」&30章「芝居と映画」を中心に、ルパンが活躍したベル・エポック時代のパリで流行ったものや、ルパンの娯楽や気晴らしについて、みていきたいと思います! ルパンが活躍したベル・エポック時代って、パリが世界中で一番輝いていたんじゃないかと思う程、華やかな時代だったと思うんです。 まさしく、花の都パリ!の時代ですよね。 何度かブログに書いていますが、タイムマシンがあったら、約100年前のパリにタ

      • ルパンの時代の警察と探偵&パリ警察博物館

        みなさん、こんにちは! 今回は、『ルパンの世界』(以下、本書)の第25章~28章について、第25章の「警察は何をしていたか」を中心に、ルパンの時代の警察と探偵について、みていきたいと思います。 警察と言えば、ルパンファンなら、まずガニマール警部が思い浮かぶのではないでしょうか。 ルパンとガニマール警部って、ある意味、興味深い関係だなと思う時があります。 追う者と追われる者の立場ですが、なぜかこの2人には友情めいたものさえ感じる時があるし、ガニマール警部もルパンに一目置

        • マスコミを大いに利用する!-アルセーヌ・ルパンのメディア戦略⑫-

          みなさん、こんにちは! 前回のブログ記事↓が、かなりエネルギーを使う記事だったため、今回はライトに書いていきたいと思います。 と、その前にですね、私がよく拝見しているフランス関連のYouTubeがあるのですが、エトルタを紹介している動画がありますので、奇厳城の舞台となったエトルタを知りたい!行きたい!と思っていらっしゃる方にはお勧めです↓ 【裏道散歩】ノルマンディーの街エトルタの断崖絶壁を歩く! 私は、1年位前に拝見したのですが、わー、エトルタ懐かしいと😍なりました❤

          ルパン譚に影響を与えた政治と外交-813と水晶の栓⑪-

          みなさん、こんにちは! 昨日は、マリー・アントワネットの誕生日でしたね🎉 ベルばら関連でも、色々書きたいことはあるのですが、『ルパンの世界』を先にやり切ってしまいたいので、頑張ります💪 今日は、ルパンの冒険譚にも影響を与えたアルセーヌ・ルパンの時代の政治と外交をみていきたいと思います。 では、『ルパンの世界』(以下、本書)の第22章「政治」をベースに考察していきます。 ルパンの冒険譚を読んだことがある方なら、政治と聞くと、まず水晶の栓が思い浮かぶのではないでしょうか

          ルパン譚に影響を与えた政治と外交-813と水晶の栓⑪-

          当時の階級社会が分かるとルパンの冒険がさらに面白くなる!⑩

          みなさん、こんにちは! 今日は、ルパンの時代(19世紀末~20世紀初頭)における階級社会を『ルパンの世界』の第18章「古い貴族」~第21章「財界の人たち」を中心にみていきたいと思います。 もうね、社会階層が分からないと、ルパンの冒険譚を読んでいても?となることが多々あるんですよね。 フランス革命が起こって、社会の仕組みが大変化し、王政は一旦終わりを告げるわけですが、ナポレオン失脚後、また王政が復活するんですね(ルイ16世の弟たちが王座に返り咲くわけです)。 そのような

          当時の階級社会が分かるとルパンの冒険がさらに面白くなる!⑩

          怪盗紳士の魅力的なキャラクターについて⑨

          みなさん、こんにちは! 突然ですが、なぜ私が子供の頃からアルセーヌ・ルパンの冒険譚が好きなのかというと、やはり彼が魅力的だから❣ ストーリーの面白さもさることながら、ルパンが放つ強烈なキャラクターが、物語をさらに面白くしていると思うんです。 『ルパンの世界』の第14章「立派な長所」&第15章「嫌な欠点」&第16章「涙を流す」&第17章「赤面」の4章が、彼の性格についてフィーチャーしているので、改めて彼の性格について、みていきたいと思います。 私は、アルセーヌ・ルパンの

          怪盗紳士の魅力的なキャラクターについて⑨

          ルパンの活躍に一役買った乗り物たち⑧

          みなさん、こんにちは! 今日は、『ルパンの世界』の第12章「あらゆる乗り物」&第13章「自動車様々」を考察しながら、アルセーヌ・ルパンがフランス全土を股にかけて活躍するのに一役買った、様々な乗り物をみていきたいと思います。 ルパンが活躍した1900年前後のベル・エポックの時代は、乗り物が急速に発達した時代でもありました。 それまでは移動と言えば、馬車一択だったのが・・・ 車や鉄道、客船といった色んな乗り物が登場して、さらに自由に移動できるようになったんですね。 そのお

          ルパンの活躍に一役買った乗り物たち⑧

          怪盗紳士ルパンの小道具-ベル・エポックの時代に流行ったもの⑦-

          みなさん、こんにちは! 今回も『ルパンの世界』を考察しますが、8章「帽子」&9章「なくてはならないアクセサリー」&10章「危険な武器」を深掘りしていきたいと思います。 もう、どんどん進めないと『ルパンの世界』は45章まであるので、終わらない💦『コード・ルパン』の考察もこの後控えているので、急ぎます👍 が!その前にですね・・・私、前回のブログ↓で、なぜルパンは、シルクハット🎩&モノクル🧐のイメージが定着したんだろう、ストーリーにはそれらしき装いが描かれていないのに謎だって

          怪盗紳士ルパンの小道具-ベル・エポックの時代に流行ったもの⑦-

          怪盗紳士ルパンの驚くべき変装能力⑥

          みなさん、こんにちは! 今日は、『ルパンの世界』の第7章「パリのおしゃれを伝える衣服」を考察していきたいと思いますが、ストーリーのネタバレ箇所も、チラッとあるので、注意してくださいね。 まず、ルパンの服装についてなんですが、冒頭に”たいしたことは分かっていない”と書かれています・・・💦 が!怪盗って、なぜかシルクハット🎩&モノクル🧐のイメージが定着していますよね⁉ シャーロック・ホームズに、ディアストーカー&インヴァネスコートというイメージがあるように、ルパンにもその

          怪盗紳士ルパンの驚くべき変装能力⑥

          怪盗紳士はタフ⁉-『ルパンの世界』を考察する⑤

          みなさん、こんにちは! 最近のブログは、『ルパンの世界』から、ちょっと寄り道していましたが💦、そろそろ続きを書いていきたいと思います。 今回は、『ルパンの世界』の第5章「からだの利点」について、みていきます。 まずですね、5章の初っ端から以下のことが書かれているんですね。 「ルパンの体の外見については何も知らされていない。ルパンの一番の特徴は、外見を変えることにあるのだから」とあるのですが・・ いやいやいや絶対にそんなことはないだろう! カリオストロ伯爵夫人では、

          怪盗紳士はタフ⁉-『ルパンの世界』を考察する⑤

          おすすめのアラン・ドロンさんの映画

          みなさん、こんにちは! 今回は、アラン・ドロンさんが出演された映画をいくつかご紹介したいと思います。 実は、私はアラン・ドロンさんが出演された映画を今年になるまで観たことがなく、今年に入って彼の色々な映画を観ている最中に訃報が伝えられ、とても驚きました。 なぜ今年に入ってアラン・ドロンさんの映画を観るようになったかと言うと・・・これまた私の大好きなアレクサンドル・デュマがきっかけだったんです。 デュマの「黒いチューリップ」という作品があるのですが、その映画にアラン・ド

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          ラ・サンテ刑務所から脱獄する映画

          みなさん、こんにちは! 今日は、ルパンファンなら誰でも知っているパリのラ・サンテ刑務所からの脱獄を描いたフランス映画をご紹介したいと思います。 ラ・サンテ刑務所は、パリ14区にある刑務所で、私もこれまで何度か訪れたことがあります。 サンテ刑務所 - Wikipedia (詳しくは、拙著を見てね↓) アルセーヌ・ルパン作品では、ルパンの脱獄、水晶の栓、813等でラ・サンテ刑務所が登場しますね。 ルパンも何度かラ・サンテ刑務所に収監され、その度に脱獄(!)しているわけで

          ラ・サンテ刑務所から脱獄する映画

          三十棺桶島と失われたアークの謎

          みなさん、こんにちは! 書きたい記事がわんさか溜まっている💦のですが・・・今日はタイトルにある三十棺桶島と失われたアークの関係について、さらっと書いていこうと思います。 三十棺桶島は、言わずもがなモーリス・ルブラン氏のアルセーヌ・ルパンシリーズの1作品ですが、この三十棺桶島って、失われたアークのことを暗にほのめかしてるんじゃないか⁉っていうことに、私、最近気づいたんです。 失われたアークと言えば、まず皆さん思い浮かべるのがこの映画↓ 私、この映画好きすぎて何回観たかわ

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          『モンテ・クリスト伯』の舞台&映画

          みなさん、こんにちは! 今年は、やらねばならぬことが沢山あり、なかなかブログを書けないでいますが、今回は以前から書きたかった「モンテ・クリスト伯」の舞台について、気づいたことを書いていきます。 私は、アルセーヌ・ルパンの作者モーリス・ルブラン氏と並ぶほど、同じくフランスの作家であるアレクサンドル・デュマが好きで、これまでもモンテ・クリスト伯の舞台や映画をたくさん観てきたし、好きすぎてYouTubeも作ったりしていましたが・・・・。 (モンテ・クリスト伯のあらすじを知りた

          『モンテ・クリスト伯』の舞台&映画

          ”ベルばら「フェルゼン編」”とパリのフェルゼンの足跡を巡る

          みなさん、こんにちは! 今日は、以前のブログで一度観てみたいと書いていた2013年に上演された "ベルサイユのばら 「フェルゼン編」"をようやく配信で観ることが出来たので、その感想とフェルゼンゆかりの地パリをさらっとご紹介したいと思います。 さらっとと書いたのは、パリにおけるフェルゼンゆかりの地は、YouTubeでも紹介しているからです。 (ブログの一番下にYouTubeを貼っているので宜しければご覧ください) 以前のブログにも書いた通り、今年(ちょうど今ですね)、ベル

          ”ベルばら「フェルゼン編」”とパリのフェルゼンの足跡を巡る