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怪盗紳士ルパンの小道具-ベル・エポックの時代に流行ったもの⑦-

みなさん、こんにちは!

今回も『ルパンの世界』を考察しますが、8章「帽子」&9章なくてはならないアクセサリー&10章「危険な武器」を深掘りしていきたいと思います。

もう、どんどん進めないと『ルパンの世界』は45章まであるので、終わらない💦『コード・ルパン』の考察もこの後控えているので、急ぎます👍

が!その前にですね・・・私、前回のブログ↓で、なぜルパンは、シルクハット🎩&モノクル🧐のイメージが定着したんだろう、ストーリーにはそれらしき装いが描かれていないのに謎だって書いたのですが・・・

ちょうど9章で、レオ・ファンタンさんが書いた挿絵からルパンのイメージが広まったことが書かれていて、そうか!そういえば怪盗紳士のカバーもシルクハットにモノクルだった↓ことに気づきました💦

ピエールラフィット社刊『怪盗紳士ルパン』表紙

レオ・ファンタンさんについて書かれたWEBを見つけたので、貼っておきます↓が、奇岩城水晶の栓の表紙でも、ルパンはシルクハット🎩&モノクル🧐ですね。
Tout Arsène Lupin (free.fr)

モノクル(片眼鏡)🧐って、ルパンの時代は上流階級の小道具だったようで、懐中時計と同様にモノクルが、度々ストーリーに登場します。

私、モノクルって実際にどうやってかけるんだろうって未だに不思議ですし(そもそもモノクルをかけている人を見かけたこともない)、当時は腕時計とか存在していなかったのでしょう。

懐中時計って、いちいちネジを巻かないと止まってしまって時間がわからなくなるんですね。

813では、ルパンが敵によって地下道に閉じ込められた際、時計のネジを巻いていなかった😲ことが、さらに緊迫感をもたらしています。

また、ルパンの時代は、帽子を被らずに上流社会の人々に会うなんて、とても不作法なことだと考えられていたらしいです。

帽子をしまっておく「帽子箱」も、当時は皆持っていたようで、その帽子箱が証拠を隠しておくのに使われたりしているのですが・・・皆さん、どの作品か分かりますか。わかる人は、かなりのルパン通!ですね。

ヴェールのついた帽子も当時流行っていて、ルパンの冒険譚にも度々登場しています。

ヴェールのついた帽子を被る女性(「ルパンの世界」より)

例えば、金髪の美女水晶の栓、謎の家などに登場する女性はヴェールのついた帽子を被っています。

個人的にヴェールのついた帽子って、とても上品に見えるし、一度被ってみたいなあと思っているのですが・・・本書に書かれているように、廃れてしまったのが、とても残念です😢

あと、ちょっとびっくりだったのは、ベル・エポックの時代、どんな人でも、またほとんどの人が拳銃を持つことが出来たらしく・・・そうか、それでルパンは銃を携帯していたのね・・・と納得。

誰でもピストルを持つことが出来たことが、当時よく行われていた決闘に繋がったのかな、と思う。

813で、ルパン(セルニーヌ公爵)は、決闘のためにプランス公園に赴いたりしています。

因みに、私のYouTubeにも、プランス公園を取り上げたような気がする(だいぶ前に作ったので記憶が定かでない💦)のですが、現在はサッカースタジアムになっているはずです。

このプランス公園は、ルパンの時代は決闘の舞台として有名だったようで、スタジアムに行く機会があれば、行ってみたいと思っています。

今回の記事は、如何でしたでしょうか。

当時の小道具から、ルパンの時代に思いを馳せるのも楽しいですね。

いつも思うのですが、ベル・エポックの時代に生まれてみたかった!

それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。









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