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『モンテ・クリスト伯』の舞台&映画

みなさん、こんにちは!

今年は、やらねばならぬことが沢山あり、なかなかブログを書けないでいますが、今回は以前から書きたかった「モンテ・クリスト伯」の舞台について、気づいたことを書いていきます。

私は、アルセーヌ・ルパンの作者モーリス・ルブラン氏と並ぶほど、同じくフランスの作家であるアレクサンドル・デュマが好きで、これまでもモンテ・クリスト伯の舞台や映画をたくさん観てきたし、好きすぎてYouTubeも作ったりしていましたが・・・・。

(モンテ・クリスト伯のあらすじを知りたい方はYouTubeを観てね↑)

でも、宝塚のモンテ・クリスト伯は今迄観たことがなく・・・そしてですね・・

実は、今、フランスでモンテ・クリスト伯の映画が上映されているんです。

映画のインスタもあります

YouTubeのトレーラーも、興味深いです↓
The Count of Monte-Cristo : Official Trailer in 4K (youtube.com)

で、今から約11年前に上演されていた宝塚のモンテ・クリスト伯を観たわけですが、改めていろんな気づきがありました。

宝塚版モンテ・クリスト伯では、ストーリーの合間に、学校の演劇部役の人達が登場して、物語を観客に教える場面がところどころあり・・・それで気づいたんですが、そういえば、モンテ・クリスト伯って、実話というか、デュマが実際に興味を持った事件を膨らませて描いたんですね。

高校の演劇部役の方がサイドストーリーを伝えてくれるわかりやすい舞台になってました

主人公エドモン・ダンテスやファリア司祭のモデルがいたんです!

エドモン・ダンテスのモデル↓
ピエール・ピコー - Wikipedia

ファリア司祭のモデル↓
ジョゼ・クストディオ・デ・ファリア - Wikipedia

ピコーさんのWikipediaを読んで頂ければわかるのですが、エドモン・ダンテスそのまんまの人生でびっくり😲

モンテクリスト伯は、おおまかに言えば、脱獄と復讐がメインの物語なわけですが、ダンテスが収監されていたシャトー・ディフにマルキ・ド・サド侯爵も収監されていたことがあるとか、モンテ・クリスト伯の復讐方法の1つが、今でいうインサイダー取引(ガセネタをつかませて騙す)だったとか、演劇部役の人たちの情報のおかげで、わかりやすいストーリーになっていました。

あと、面白かったのが、私がこれまでブログなどで、三悪人と書いてきたフェルナン、ダングラール、ヴィルフォールのことを同じく三悪人と呼んでいたこと。

モンテ・クリスト伯の三悪人たち

舞台でも言っていたけど、この三悪人が大出世していたからこそ、復讐のし甲斐があるというか、デュマもしっかりそのあたりのことを、ちゃんと考えていたんだなと・・・。

そして、改めて思ったのが、やはりエドモン・ダンテスにとって、ファリア司祭の存在は大きいということ。

ファリア司祭がいなかったら、エドモン・ダンテスは、あのままシャトー・ディフで野垂死にしていたはず・・・。

それこそ、知識や財産もなく、モンテ・クリスト伯となって、あの3人に復讐することなんて、到底無理だった。

あと、原作を読んでいても感じるけど、復讐方法が秀逸。

三悪人に株で儲けさせたり、仕事を紹介したりして、警戒心を解かせ、先に良い思いをさせるんですね。

原作と違って残念だったのは、アルベールがエドモンの息子&メルセデスとよりを戻すこと。

これは正直、あかんわ。

余談ですが、フランスにはシャトー・ディフ以外にも、有名な政治犯を収容する牢獄があるのですが・・・そうバスティーユ牢獄とコンシェルジュリーですね。

バスティーユ牢獄は、ベルばらでも描かれている通り、フランス革命でなくなりましたが、確かあの鉄仮面も収容されていたはず・・・。

また、ベルばらも書きたいことがあるんですが、ルパンの世界の続きもあるし・・・。

また、書ける時にちょこちょこ書いていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。








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