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メキシコのホエザルが記録的な熱波による重度の脱水状態で、木から落ちて大量死!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事のテーマに出て来る国はメキシコですが、メキシコと言えば、2024年6月2日、メキシコ大統領選で、クラウディア・シェインバウム氏が、女性として初めて当選を果たしました。

メキシコで問題になっていることですぐに挙げられることは、治安の悪化の改善ですが、他の国々と同じ様に、悩まされていることがありました。

それは熱波です。

先に巻末でインドのことにも触れた記事を書きましたが、メキシコでも熱波による高温が続き、ある動物が、脱水状態によって、死んでいるそうです。その動物に関する記事となります。

記録的な熱波が続くメキシコで、野生のホエザルが脱水症状などで木から落ちて死んだとが相次いで報告されています。AP通信によりますと、メキシコ湾岸沿いの南東部タバスコ州では2024年5月16日以降、少なくとも138匹のホエザルが木から落ちて、死んでいるのが発見されました。

今回は、ホエザルが大量死していることに関する原因など、この社会問題について考えていきます。

ホエザルは、何故大量死している?原因は?

ホエザルは中南米の熱帯の森林に生息しています。吠える様な大きな鳴き声が鳴く様子が特徴的で、樹の上で暮らしています。

地元の生物学者はAP通信に、死んだホエサルは「重度の脱水症状」で「リンゴの様に木から落ちて死んでいた」と証言しています。干ばつや高温、森林火災による食料や水の不足など、ホエザルの生息環境を脅かす複合的な要因を、地元の生物学者は挙げました。

メキシコ南東部のタバスコ州は、地元の獣医師や大学などと連携して、ホエザルの生息地に食料や飲み水のおけを置くなどの救助作戦を行なっています。

メキシコは3月半ばから異常気象による激しい熱波に見舞われています。気象当局によりますと、タバスコ州を含んだ13州ではこれから、最高気温45度を上回る日も予想されています。

メキシコ全土で地球沸騰化による干ばつによる水不足も深刻化し、2024年6月に行われた大統領選挙では水へのアクセスの仕方も争点の1つになっていました。

参考:サルが木から落ち大量死「重度の脱水症状」 記録的熱波のメキシコ 毎日新聞(2024年)

保護されたホエザルも重度の脱水症状であることで、今動物病院で、懸命な治療を受け続けています。ホエザルは、絶滅危惧種に指定されている動物です。

2024年5月20日、メキシコ環境省は、ホエザルの死因に関して脱水症状や熱中症など複合的な原因が考えられるとし、今後、ホエザルへの対策を取っていくと声明を出しました。

メキシコでは5月に入ってから、少なく見積もっても9つの都市で、最高気温47℃を記録しています。

悲しい

私は地球沸騰化による異常気象もこのnoteで度々取り上げていますが、動物にも及ぶ影響に関しても、情報が入り次第、不定期ではありますが、発信し続けています。

この記事に出て来るホエザルの大量死も偶然知ったのですが、「リンゴが落ちる様に」という表現をされていることで、本当に相当な数のホエザルが、落ちていると思うと、とても悲しくなってきます。

参考にした記事に保護されたホエザルの写真を観ましたが、目が虚で涙を浮かべていて、他の写真は赤ちゃんでしょうか?おぼつかない様子で、一生懸命ミルクを飲んでいる写真に、胸が締め付けられました。

異常気象はヒトによってもたらされたものですが、保護されたホエザルはその環境であっても、懸命に生きようとしている。

これ以上動物たちの犠牲を増やさないためには、本当に世界中の協力が求められていますー。


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