亜妃琉 まこと

1989年5月16日生まれ、牡牛座、蛇年のO型です。 料理を中心にいろいろ創ってます。

亜妃琉 まこと

1989年5月16日生まれ、牡牛座、蛇年のO型です。 料理を中心にいろいろ創ってます。

マガジン

  • Making of 人生50年時代-マルチバースの片隅で-

    2024年3月1日(土)21:00にYouTubeチャンネル【スタジオ放課後】にて公開の短編映画【人生50年時代-マルチバースの片隅で-】の裏側を、備忘録を兼ねて書き連ねていきます。 スタジオ放課後の作品はこちらから↓ youtube.com/@sutajiohokago?si=s8GBRLRd3RwaE6fg

最近の記事

マルチバースと他作品からの影響

おかげさまで無事に公開され、ボクとしては1ヶ月かけて達成できればと思っていた視聴数500回を、なんと1週間で越えることが出来ました!嬉しい声もちょくちょく届いていて、改めてやって良かったなーという気持ちです。 以前にも触れましたが[マルチバース]という題材を選んだものの、それをどうやって20分強の映像で表現するかが今作の課題のひとつでした。なのでまずは本編とは異なる世界を冒頭で描き、映像効果で世界線が変わったことを表現するという手法を取りました。 この辺りは撮影前の段階から

    • 公開を目前に控えて。

      先日ついに完成映像を視聴させていただきました。率直な感想としてはまさに感無量、ボクが想像していた以上のものになったと思っています。 撮影終了から約3ヶ月間、スタジオ放課後さんが年末年始を挟み、他作品の編集もある大変お忙しい中で本当にステキな作品に仕上げてくださりました。 この場で改めて、心からお礼申し上げます。 『映像制作』と一言で表現されがちですが、そこには多くのプロセスがあります。 本作のような実写作品であれば、まずは素材ありき。とにかく現場で撮影した映像が無ければ始

      • スタッフ紹介&打ち上げ

        撮影・編集補助:神谷 泰一 北海道生まれ埼玉育ち、平日はサラリーマン。 2020年、汗だく子と共にYouTubeにて『スタジオ放課後』を立ち上げ。主に監督、撮影を担当。 iPhoneのみで撮影された『タンジェリン』(2015)を観て、スマホでの映画撮影に興味を持つ。 映像作品の制作と公開が身近になったこの時代に、社会人が休日や仕事終わりにフットサルとか草野球を楽しむように、映画制作で活動するのもアリだなーと考えている。 映画は1930年代から最新まで、国内外を問わず鑑賞。登

        • 登場人物&キャスト紹介

          演:こむぎこ 千葉県生まれ。 2020年、クリエイティヴユニット Pinot*Grls(ピノグレ)で役者を始める。同名のYouTubeチャンネルでの連続ドラマ『小料理 日乃暮』成田 美佐枝(リタ)役で出演中。 スタジオ放課後の作品は他に『テルと瑠唯』の瑠唯役で参加。 役とは違いコーヒーはブラック派だが、甘いものは好きで毎日「ケーキが食べたい」と叫んでいる。 演:山西 未紗 和歌山県出身。ワイスプロダクション所属。 自分の声が人よりも高い事を知りコンプレックスに感じていた小学

        マルチバースと他作品からの影響

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        • Making of 人生50年時代-マルチバースの片隅で-
          13本

        記事

          撮影の裏側②

          2日目はエキストラの方にも数名ご参加いただき、営業中の店内というシチュエーションにも更にリアリティが増しました。 当然といえば当然なのですが、2日間しか撮影日を設けていないので2日目=最終日なわけで、映り込まない位置で台本片手に撮影を見守っていたボクは、カットがかかりページをめくる度にこのステキな時間が終わりに近づいていることをひしひしと感じていました。 後半は長台詞が結構ある中でもNGはほとんどなく、制作サイドからは「演技をしっかり仕上げてきてくれたからこそ、ここまでスム

          撮影の裏側①

          初日の朝はロケから始まり、クランクインの瞬間に立ち会うことが出来て「いよいよ始まるんだなぁ」と鳥肌モノでした。 諸事情により当初の予定から1時間前倒しでの撮影開始となったものの、陽射しもちょうど良く、翌日まで含めて結果オーライなことがたくさんあった現場の幸先の良いスタートといった感じです。 髪型、衣装、話し方など役者さんたちとディスカッションしながら構築した人物像も相まって「自分が考えたキャラクターが存在している」という、これまでとはまた異なる手応えを覚えました。 特にアカ

          撮影終了!!

          11/18(土)&19(日)に川崎市で本作の撮影を行いました。まさにあっという間の2日間。撮影の裏話等は後日じっくり書こうと思いますが、とにかく天候にも恵まれ、想定より遥かにスムーズに進行することが出来ました。 まず前日の朝に撮影担当の神谷さんから絵コンテ(シーンごとのカット割りやカメラアングルを絵で表した、ざっくりいうとマンガのようなもの)が届き、その完成度に感動しました。とにかく絵が可愛い!! メインの登場人物は2人だけですが、両者とも演じる人の特徴をよく捉えており、こ

          初期案

          もともと考案していた作品は、とある疫病の後遺症により人類の寿命が60歳前後になった未来の世界を舞台にしたものでした。短命になったことによりテクノロジーは大きく進歩し、この手のSFモノでよくありそうなロボットが人間の代わりに働く社会です。 しかし、ウイルスやハッキング等により暴走してしまう個体も時折現れ、これを阻止したり事件性があれば解決する特殊部隊に所属する人間たちの物語を描きたいと考えていました。ロボットたちのシンギュラリティ、疫病を蔓延させた首謀者の意図、生きたいと願うこ

          撮影場所について②

          前回の余談ではありますが、プロットの段階から場所こそ決まっていないものの全体のシチュエーションとして場面の転換がなるべく少なくて済むように(これはこれで撮ったり編集する側の大変さがあることを後から知って、今となっては申し訳なくも思っているのですが・・・)メインのシーンはカフェ、あとは外を歩くシーンが少しという構成で、これは脚本にする過程でも一貫していました。 実は当初はそれっぽいレンタルスペースを探すか、スタジオ放課後さんからは「いっそのことシチュエーションをどちらかの自宅に

          撮影場所について②

          撮影場所について①

          本作は初めから映像化する前提で書いているのですが、何処だったらイメージに近い画作りが出来るかという点ではプロットの段階ではまったく固まっていませんでした。 いよいよ撮影場所を探さなければいけないタイミングで、ボクがかつて足繁く通っていた川崎の【カフェ デニム】さんが移転前に使っていた物件を昨年からレンタルスペースとして運用し始めたことを思い出し、すぐに下見をさせていただくことに。 以前とややスタイルは異なるものの、週に2日はカフェとして営業していることもあって実際にお邪魔す

          撮影場所について①

          ラジオの話

          物語における重要なツールとしてラジオを盛り込んだのにはいくつか理由があります。 まず閃いたきっかけは、プロットから脚本を起こす時期にドラマ【波よ聞いてくれ】が放送されていたから。内容としては20代半ばのやさぐれ女がとあるきっかけからローカル局の深夜ラジオのパーソナリティを務めることになり、リスナーやスタッフとの様々な体験を通じて自身の生きる意味を模索していくコメディです。 たまたま観た予告編で小芝 風花さん演じる主人公 鼓田 ミナレのキャラがあまりにも魅力的だったため、その

          ホン読みの裏側

          10月某日、都内某所にて本作のホン読み(実際に役者さんに演じてもらいながら、演出や撮影プランを考えるプロセス)を行いました。 ボクのパートナーで主人公 アカリ役のこむぎこさんはスタジオ放課後さんとは他作品でも関わっており、昨年も他の役者さんとダブル主演という形で短編映画を撮影・公開していました。ボク個人としては彼女の紹介で今回のホン読みの前にオンラインミーティングとロケハンでコミュニケーションを取っていたのですが、もう1人の主人公 ミナセ役の山西 未紗さんはこの日が初対面。

          ホン読みの裏側

          企画の始まり

          初回は原案・脚本を務めるに至った経緯をお届けします。 ボクは20歳の頃に自身で本を作りたいという欲求から構想を練り始め、24歳でレシピ本を自費出版しました。 その後、作中で掲載する女の子のイラストを発注する際に考案していたバックボーンやイラストレーターさんとのやりとりを元に、11本の短編小説を執筆、某サイトで公開したモノが「シナリオ」という表現をするのであれば最初の作品となります。 10代の頃から映画が好きだったので、物語を描くということには関心がありました。なので先述のレ

          企画の始まり

          作品概要

          人生50年時代-マルチバースの片隅で- あらすじ ここは私たちの生きる世界とは異なる、多元宇宙(マルチバース)に存在する地球。文明の進み具合や人々の暮らしにそれほど違いはありませんが、大きく異なるのは人類の寿命が50歳前後ということ。短命であることから社会を維持するために10代で就職や出産をするのは当たり前、加齢による病気やケガも無く、ほとんどの人が充実した半世紀を生き抜く世界線です。 そんな世界の日本に暮らすアカリは数か月前に妊娠を機に結婚、高校を卒業してすぐに結婚・出産