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公開を目前に控えて。

先日ついに完成映像を視聴させていただきました。率直な感想としてはまさに感無量、ボクが想像していた以上のものになったと思っています。

撮影終了から約3ヶ月間、スタジオ放課後さんが年末年始を挟み、他作品の編集もある大変お忙しい中で本当にステキな作品に仕上げてくださりました。
この場で改めて、心からお礼申し上げます。

『映像制作』と一言で表現されがちですが、そこには多くのプロセスがあります。
本作のような実写作品であれば、まずは素材ありき。とにかく現場で撮影した映像が無ければ始まらないので、絵コンテをベースに完成図をイメージしつつ撮っていきます(もちろんその前段階での準備もたくさんあります)。
実際に現場にお邪魔して改めて感じたのは快適に視聴してもらうためには音声も非常に重要ということ。なので録音には手持ちのガンマイクに加え、主演の2人にはピンマイクも付けてもらっており、編集の過程で一部アフレコしたシーンもありました。
こうして揃った素材を物語として整合性がつくように並べ、画としての見え方や会話の間、演出の意図も踏まえて切り貼りします。
このあと更に色や明るさを調整したり、暗転などの映像効果を加えたり、シーンによっては効果音やBGMを乗せたり・・・尺が長ければ長いだけこのボリュームが増すわけで・・・うーん、大変!!
本当にスタジオ放課後さんには頭が上がりません・・・。

前回載せそびれた打ち上げ後の主演女優コンビ。
はい、酔ってます(笑)。

とはいえ、ボクの立場としては執筆が終わって以降はこうして宣伝することと、編集中の映像についてチェックやコメントを求められた際にレスポンスするといったことに尽きるわけで・・・。
今作の完成までの期間に報道された、某マンガ原作のドラマにおける製作(制作)過程のトラブルや非常に胸が痛む顛末は、こうして映像作品の脚本を書いてみたことで決して自分とは無関係でないと思わされました。
自主制作のため関係者が少なかったり、そもそもボクが作家としてはまったくもって無名で時間を割くことが出来たからというのも事実ですが、業界の現状として撮影・編集という脚本家や原作者が実はあまりタッチ出来ないであろう領域にも関わらせていただけて、作品が世に出るにあたって本当に幸せで有難いことなんだと痛感しています。

また、上記のような事情はあれど、創作物には誰かの人生をポジティブに動かす力があるともボクは信じています。なので、執筆の過程で物語の落とし所が見えたときに、そういった要素を盛り込んだつもりです。もちろん今作はフィクションですが、それを通じて感じたことをきっかけにワンアクションを起こしてくださる方が1人でもいたら嬉しく思います。
同時に1人でも多くの方に観ていただきたいという願いは当然あるのですが、そこには[多くの人と一緒に観たい]という淡い期待もしていたりします。本作を書き始めたきっかけは、ともすればタブー視されがちな寿命や生きることについて対話するための足掛かりにしたいというものでした。
作品に込めたメッセージはボク個人の考えに過ぎないので、異なる意見や価値観に真っ正面から触れてみたいということも含めて、鑑賞後にディスカッションが出来るような上映会なんかもやってみたいと密かに思っていたり・・・。
とはいえ、まずはシンプルに大きい画面で観てみたいという欲もあるので、そういったイベント等がありましたら是非ともオファーをください (笑)。

少しでもお気に召しましたら、拡散にもご協力いただけると嬉しいことこの上ありません。これから野に放たれる本作を視聴してくださった方々と一緒に育てていければ原案・脚本を務めた身として幸せです。

ご期待ください!そして、よろしくお願いいたします!!

スタジオ放課後の作品はこちらから↓
youtube.com/@sutajiohokago?si=s8GBRLRd3RwaE6fg