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地域開発ハンドブック

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地域開発ハンドブックでは、今後100年続く新しい地域に向けて取り組む方々を対象とした地域を貫くコンセプトのつくりかた、具体的なステップについてお伝えしています。
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2022年11月の記事一覧

事例-前編-広島県呉市の立体的解析をする#2-7

最後に当社による 3 つのステップの実践を紹介する。 広島県呉市は山地と瀬戸内海、そして多く…

ステップ 3:実装とメンテナンスオペレーション#2-6

グランドデザインが策定された後、さらに重要なのは体制とファイナンスである。体制において重…

ステップ 2:グランドデザインの策定#2-5

グランドデザインの策定の段階に移った際には、地域が持つ要素を方針に合わせて開発するための…

ステップ1:地域の立体的解析#2-4

地域を調べる際、まずは下記のフレームワークに従って、各レイヤーを重層的に調査する。地質、…

地域開発とコミュニティマネジメント#2-3

実際に地域開発は、どんな順序で着手してゆけばいいのか。3つのステップに移る前に、コミュニ…

代表的な地域産業の事例#2-2

代表的な地域産業の事例今治の事例 愛媛県今治市は「今治タオル」で知られる通り、日本有数の…

第1章 地域開発の3つのステップ#2-1

今回の投稿からは本章に入ります。まずは地域開発をするにあたっての手段について、私たちが整理した3つのステップについて学んでみましょう。 産業の創出と関係のデザイン都会のエリートは地域で幸せになる 地域はこれから、人口減少に伴いその地形や気候、文化や産業に適した人だけが残り、集約されていく。 その流れの中で、地域ごとに異なるコンセプトを持ち、その地域で暮らすことが幸せに感じる人たちのコミュ ニティができ、教育や福祉、通貨、自治に至るまで地域ごとに全く違うものになっていく。

地域開発ハンドブック 序章 まとめ

世界の変化3つの世界 今世界は、人や自然とのつながりを育む「シェアリズム」、資本の集約し…

「関係」という新しいKPI #1-6

地域の豊かさの向上を考える際に、私たちは「関係」に着目したい。なぜなら、幸せは「関係」に…

地域価値におけるKPI #1-5

地域価値の評価は、長期スパンで計測する必要があり、客観的な数字だけで測れる「富」ではなく…

企業価値から地域価値へ #1-4

地域価値創造に取り組むにあたり、企業価値創造で培ったフレームワークを援用することで、比較…

日本の課題と新しい姿 #1-3

地域開発にあたり、日本の課題と新しい姿について整理しておきたい。中央が弱体化の結果として…

世界は3つの層に分かれつつある #1-1

世界の変化3つの世界 ウクライナとロシアの抗争、例年深刻化する気候変動など、世界は大きな…

「置かれた場所で咲きなさい」は間違い(コラム)

ふるさとは自分が産み落とされて根付いた場所であり、植物のようにその記憶を身体に染み込ませている。ただし、自分にとって最適な場所(緯度・軽度)を探さなければならない。10代から20代にかけて地球をくまなく歩かなければならない(もちろん年齢を重ねたとしても)。そこで自分にとっての最適な場所をみつけること。それが旅をする理由である。 賢い土着の方法 先日、働き方の未来を考える「At Will Work Award」の審査員を務めさせていただく機会があった。私が審査員賞として選出