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地域開発ハンドブック

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地域開発ハンドブックでは、今後100年続く新しい地域に向けて取り組む方々を対象とした地域を貫くコンセプトのつくりかた、具体的なステップについてお伝えしています。
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記事一覧

地域特化型メディアの開設により、「地域の人と人の関係」を深める

事業概要広告が掲載されたフリーペーパーではなく、地域社会に有益な情報を届ける、地域特化型…

地域の特性を活かしたスポーツを導入し、全国から競技者が集う地域へ

事業概要地域におけるスポーツ振興においてメジャーなスポーツの整備ではなく地域の地理特性を…

地域のシンボルを活用した駅前の再開発の成功事例を学ぶ(金沢市・金沢駅、女川町・女…

事業概要駅前開発の際は、町をあらわすたった一つのシンボルに特化し、ランドスケープデザイン…

PRだけに頼らない、新しい地域マーケティングへの転換(ニセコ・倶知安町)

お知らせ本投稿より、地域開発において汎用性の高い施策事例を一つずつ丁寧にご紹介します。地…

コラム:伝統産業継承基金の必要性#2/2

東京から京都へ 東京が世界の五大都市の一角を担うならば、日本の精神的中核は名実ともに京都…

コラム:伝統産業継承基金の必要性#1/2

私の見解 私が分析するには、我が国の GDP600 兆円のうち、入れ替えが必要なのが 300兆(例え…

新しい観光業のかたち(コラム②)

変わりゆく社会の中における文化と記憶の大切さ 僕は、昨年、観光業は国を滅ぼす「下の策」と書いた。労働集約で安易な打ち手だと。京都も10年にわたって歴史ある町屋の安易な改装でゲストハウスを建ててきた。それらはコロナ禍でアジアからの旅行者がいなくなると同時に潰れていった。次は失敗はゆるされない。新しい観光業の形を必ず成功させなければならない。しなやかに、そして京都らしくしたたかに...。なんといっても外国人観光客の 3 割が京都を目当てに訪日するのだ。 観光庁の定める富裕層の

新しい観光業のかたち(コラム①)

京都の洗礼はいつも駅のタクシーから始まる。 午後 3 時にとらやの一条店での待ち合わせのた…

第2章まとめ#3-24

地域を維持するなめらかな経済の作り方グランドデザイン策定及び産業創出のプロセスにおいて、…

ビジネスモデル④基金運用方式によって、産業の長期的継続を図る#3-22

地域において、超長期の投資を促すものに基金運用方式がある。不動産においてもファンドが出て…

ビジネスモデル③自治体方式型の地域開発は、今まで解決できなかった課題を解決する#3…

地域開発という際に、最も一般的な方式は自治体が主導となり予算を獲得し、推進するものであろ…

ビジネスモデル②不動産方式により、地域における中古物件市場の課題を解決する#3-20

地域開発における大きな課題の一つに不動産の中古物件の売買や賃貸の市場が存在しないことがあ…

ビジネスモデル②不動産方式によって、予算に左右されない長期的かつ統合的な開発を行…

地域開発にあたり、コンセプトに応じた長期開発が必要不可欠である。そのため不動産ファンドを…

ビジネスモデル①村民権方式によって地域の第2市民を育み、経済を回す#3-18

関係人口を増やす施策として、「第2市民制度」がある。これは何かというと、住んでいる人々を第 1 市民としたき、住んではいないものの頻繁にその地域を訪れる人々のことである。 第2市民制度の導入にあたってポイントとなってくるのは、地域との接点・交流のハードルを下げることだ。 例えば、会員限定のバスや電車の優待を付与することで訪問する際の利便性を引き上げること、地域の特産品を定期宅配し地域の商品を手に取りやすくする、定期的に開かれる「村民会議」によって意見交換や投票を行い地域の意思