
休むことに”固執する”大切さを知る|「律する」とは「やる、頑張る」だけでなく「しないこと」にも使える言葉だった
今日は漫画のレビューです。
私の大好きな作品の新刊が出たので、読みました!
感想を一言でいうと「作者のさまざまな経験から生まれたであろう、素敵な言葉がたくさん散りばめられてキラキラした作品」でした。✨
作品自体を読んでほしいのは、もちのろんなのですが私にとってすごく印象的な言葉があったので、そちらについて書きたいと思います。
(素敵な言葉がたくさんあったので、たくさんふせんつけちゃったのですが、その中でも一番心に響いた言葉をひとつを書かせてもらいます。)
「自分を律する」という言葉があります。
この言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
私は、以下のような言葉を浮かべます。
ちゃんとしなきゃ
しっかりしなきゃ
前を向いて生きなきゃ
ある意味ポジティブであり、負担がかかる印象です。
この漫画では、「律する方向は、しないことにも向けるといい」とお話しています。
例えば、私のあるあるなのですが「仕事を休む」と決めても、「その間のことは大丈夫かな?」「引き継ぎはどうなったかな?」と色々考えたり、
PCはいつでも開けるので、休みの間もチェックしちゃったり、何か連絡があれば、返事をしちゃったりしちゃいます。
この漫画では、「しないこと」を律するために「スマホを見ない、NOと言うと決めている」と言います。
そうか、私は「しないこと」ができていなかったのか!!
(ディズニーのプーさんがいう「何もしないをしてるんだよ」みたいな感覚ですかね。笑)
人は自分のコンフォートゾーンに居続けたがるらしく、おそらく私のような人間は、「働き続ける、頑張り続ける」ことがコンフォートゾーンだったりします。
コンフォートゾーンとは、ストレスや不安を感じずに過ごせる、安心感や安定感を得られる心理的領域です。個人にとって居心地のよい状態であり、「安全領域」とも呼ばれます。
要するに「働き続ける、頑張り続ける」をしないと落ち着かない、不安になるみたいな感じですね。
これも漫画の表現としてすごく素敵だったので、紹介したいのですが、
「休むことを訓練して「固執」する必要がありますね」
と、その人は言います。
律して休む、休むことに固執する
すごく素敵な言葉だと思いました。そう思えたら、「日々意識してちゃんと休まないと!!」と休む方向に舵を切れるんじゃないかと思うんです。
確かに私みたいな人間は「「休んではいけない」バイアスが強いタイプ」なので、日々意識したいことだな〜と思いました。
とはいえ、最近はスマホを触る機会が少なくなったように思うし、仕事の連絡ツールも見ないようにしているので…
自然と「律する」ことができているように思います。
この漫画を読むとといつも温かい気持ちにしてもらえます。
あと作者の、心や状況の対処法への言語化がとても素晴らしく、形になっていなかった現象が形になる感覚があって学びがあり、新鮮です。
そんなわけで、私みたいな人がいたら、ぜひいっしょに律して休みましょう、休むことに固執しましょうというお話でした…。(うつ病4年目にして休職中の女より🐛)