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【雑感】未来志向は今も大切です
<おじさんDX Vol 615>
若手との雑談会で触れた話なのですが、「未来志向」と表現すると、未来しか見ていないようなニュアンスで受け取られるのです。
先行きや未来ばかり見て「今」を見失うのは、本末転倒ですので、ちょっと私なりの考え方を記事にしました。
✅犠牲にするのは違う
✅未来の為に「今」を犠牲にする
✅今の為に「未来」を犠牲にする
大げさな表現ですが、この「犠牲」が思いつく思考は、間違いです。
未来はこれからですし今は今なのですが、今があって未来へ繋がるのですから、どちらも大切なのです。
しかし、今取り組んでいるコトが、どう未来に繋がっていくのかは、分かっているようで分からないのです。
人生等を振り返えると「あの時の苦労や経験が今に繋がっている」という言葉を聞くコトがありますが、私もそうです。
実は、今の置かれている状況が、それなりに満足、可もなく不可もなくという状態ですと、過去を美化しがちなのです。当時は、嫌で仕方なかったコトも時間の経過と共に記憶が曖昧になります。
その反面、今の置かれている状況が好ましくない場合、過去を美化出来ないだけでなく、後悔として残り続けます。
✅あの時こうしとけば良かった…。
✅あの時ああするべきだった…。
そう思っても過ぎ去った過去は変わりませんし、仮にそうしたとしても望むような未来が来たかどうかは、誰にも分からないのです。
あくまでも結果からの感想だったりします。
✅「今」をどう「未来」に繋げていくのか
職場で聞く事の多いケースが、今取り組んでいる業務がどう未来に繋がっていくのかです。
マネジメントの際にも重要なコトなのですが、仕事だからという理由だけで部下が腹落ちしないままになっていませんか。
表面上、理解しているようで理解していないと、当初は小さかった違和感も時間の経過と共に大きくなっていきます。合致とまでいかなくとも軌道修正は都度行っていないと全く違う地点に...なんてケースもあるのです。
業務の中で意味のないコトと思っていたことが、実は後々に重要だったりますので、「何故それを行う必要があるのか」については、しっかり何度も導く必要があるのです。
個人的な価値観では、ヒトの成長は階段ではなく
✅長く緩い勾配の上り坂
とイメージしています。
時の経過と共に現在地は、スタート地点とはまるで到達地点の高さが違うのです。このイメージでのデメリットとして挙げると、時間がかかるコトと部下は成長しているコトを普段の日常で実感出来難いのです。
これにはマネジメント側が時折現在地を知らせていくコトで知らせます。
✅「気付けば、遠くにきたものだ」
考えても見てください。
見えるか見えないか、分かるか分からない不確実である未来に繋がっていくのです。目の前に壁のような急勾配の登り坂があるのとないのとでは、部下の気持ちに変化が出てきます。
全員が全員、挑戦マインドや勇気を持っている訳でもありませんからね。
階段だと、どうもその一段を越えないと…となるので、私個人はあまりいいイメージがありません。むしろ一段上ったコトに気付いたら油断や慢心してしまうケースもあるのです。
ヒトの成長には、着実に一歩一歩歩んでいくのが、肝要ではないでしょうか。
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