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二十歳のころ

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1995年 21歳の僕はオーストラリアに旅立った。
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#一人旅

二十歳のころ 第十章

「グレイハウンドのバスの出発の時間までまだ時間があるんでしょ?それまで家でゆっくりしてい…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十一章

長距離バスはどこかに停車したようだ。僕は窓の外の風景を見た。早朝だ。僕は車内で一夜を明か…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十二章

バスはモンキーマイアに到着した。僕はバスを降りた。日本人のバックパッカーの一団は宿泊案内…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十三章

エクスマウスに着いた。モンキーマイアでイルカの餌付けを楽しんだ後今度は甚平サメを見てみよ…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十四章

エクスマウスでスキューバーダイビングのライセンス取得の講習の生活が始まった。朝、七時に起…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十五章

僕はダイビングセンターでお金を支払い、自分の機材とウェットスーツを準備した。そこには二台…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十六章

エクスマウスの滞在は僕の旅の基本となる土台を作ったように思える。バックパッカーズで相部屋のドミトリーを利用する。食事は外食でなく、スーパーで食材を買って、バックパッカーズのキッチンで簡単な調理をする。安く宿泊代や食事代を浮かすという面も大きくあるが同じ旅の仲間と話すには一番適していた。ドミトリーに泊まれば旅行者同士挨拶程度は自然に言葉を交わす。相手が日本人なら言葉が通じる。一人ぼっちにもならないし、また一人で時間を過ごしたい時は一人にもなれる。バックパッカーズで食事をし、ビー

二十歳のころ 第十七章

僕はエクスマウスを離れ、コーラルベイに足を向けた。珊瑚礁に囲まれたコーラルベイでシュノ―…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十八章

翌日僕とヘイケイは一緒にビーチに行くことにした。どちらから声をかけるというわけでもなかっ…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第十九章

パースへ向かうヘイケイと別れ、僕はポートヘッドランドに向かった。車中で一泊すると昼過ぎに…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第二十章

カリジニナショナルパークのツアー当日になる。僕は手荷物を準備し迎えの車を待っている。しば…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第二十一章

ブルームはダーウィンまでの旅の中間地点であった。一週間くらいでブルームに着く予定が大幅に…

前陣速攻
3年前
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二十歳のころ 第二十二章

翌日、親しくなった日本人のバックパッカー数人とケーブルビーチに行くことになった。町の中心…

前陣速攻
3年前

二十歳のころ 第二十三章

誰が言い出したのかわからない。ブルーム滞在の思い出にレンタカーを借りてブルーム周辺を周ろうという計画が立った。 参加を表明したのは僕と女の子四人であった。バックパッカーズに滞在している男性にも声をかけたのだけれども断られ、参加者は女の子ばかりになった。 僕らはレンタカー屋でジムニーを二台借りた。アウトバックでも走ることが出来る四駆のジムニーだ。僕の役目は運転手だった。僕は英語を話すことがほとんど出来ない。それ故交渉事は英語を話すことができる女の子達に任せた。その代わり僕は運転